オラクル粉剤 − 適用表・使用方法など詳細情報
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概要
殺菌剤オラクルは、有効成分アミスルブロムを有する、日産化学工業(株)によって開発された殺菌剤です。有効成分のアミスルブロムとは、根こぶ病菌の休眠胞子から形成される遊走子を殺菌する効果があり、土壌中に生息する休眠胞子の密度を減らす効果があります。
EC | 楽天市場 | Amazon |
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画像 | ||
商品名 | オラクル粉剤 3kg | 日産化学 殺菌剤 オラクル粉剤 3kg |
参考価格 |
1,750円
(2024/11/24 21:21時点 -詳細はこちら-)
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2,157円
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有効成分情報
成分名称 | 含有濃度 | IRAC | FRAC | HRAC | 同じ有効成分の製品 |
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アミスルブロム | 0.5000% | 検索 |
適用表
作物名 | 適用病害虫名 | 希釈倍率 | 使用液量 | 使用時期 | 使用方法 | 本剤の使用回数 | アミスルブロムを含む使用回数 |
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かぶ | 根こぶ病 | 30kg/10a | は種前 | 全面土壌混和 | 2回以内 | 5回以内(土壌混和は2回以内、散布は3回以内) | |
茎ブロッコリー | 根こぶ病 | 30kg/10a | 定植前 | 全面土壌混和 | 2回以内 | 3回以内(土壌混和は2回以内、灌注は1回以内) | |
キャベツ | 根こぶ病 | 20kg/10a | は種前(苗床) | 全面土壌混和 | 2回以内 | 8回以内(苗床での土壌混和は2回以内、灌注は1回以内、本圃での土壌混和は2回以内、散布は4回以内) | |
キャベツ | 根こぶ病 | 20kg/10a | 定植前 | 作条土壌混和 | 2回以内 | 8回以内(苗床での土壌混和は2回以内、灌注は1回以内、本圃での土壌混和は2回以内、散布は4回以内) | |
キャベツ | 根こぶ病 | 30kg/10a | 定植前 | 全面土壌混和 | 2回以内 | 8回以内(苗床での土壌混和は2回以内、灌注は1回以内、本圃での土壌混和は2回以内、散布は4回以内) | |
ブロッコリー | 根こぶ病 | 30kg/10a | 定植前 | 全面土壌混和 | 2回以内 | 7回以内(土壌混和は2回以内、灌注は1回以内、散布は4回以内) | |
ブロッコリー | 根こぶ病 | 20kg/10a | 定植前 | 作条土壌混和 | 2回以内 | 7回以内(土壌混和は2回以内、灌注は1回以内、散布は4回以内) | |
カリフラワー | 根こぶ病 | 30kg/10a | 定植前 | 全面土壌混和 | 2回以内 | 7回以内(土壌混和は2回以内、灌注は1回以内、散布は4回以内) | |
カリフラワー | 根こぶ病 | 20kg/10a | 定植前 | 作条土壌混和 | 2回以内 | 7回以内(土壌混和は2回以内、灌注は1回以内、散布は4回以内) | |
はくさい | 根こぶ病 | 30kg/10a | は種前又は定植前 | 全面土壌混和 | 2回以内 | 7回以内(土壌混和は2回以内、灌注は1回以内、散布は4回以内) | |
はくさい | 根こぶ病 | 20kg/10a | 定植前 | 作条土壌混和 | 2回以内 | 7回以内(土壌混和は2回以内、灌注は1回以内、散布は4回以内) | |
はくさい | ピシウム腐敗病 | 30kg/10a | 定植前 | 全面土壌混和 | 2回以内 | 7回以内(土壌混和は2回以内、灌注は1回以内、散布は4回以内) | |
ばれいしょ | 粉状そうか病 | 20kg/10a | 植付前 | 全面土壌混和 | 1回 | 5回以内(植付前は1回以内、植付後は4回以内) | |
稲(箱育苗) | 苗立枯病(ピシウム菌) | 育苗箱(30×60×3cm、使用土壌約5㍑)1箱当り10〜15g | は種前 | 育苗箱土壌に均一に混和する。 | 1回 | 1回 | |
稲(箱育苗) | ー | 育苗箱(30×60×3cm、使用土壌約5㍑)1箱当り10〜15g | は種前 | 育苗箱土壌に均一に混和する。 | 1回 | 1回 | |
非結球あぶらな科葉菜類 | 根こぶ病 | 20〜30kg/10a | は種前又は定植前 | 全面土壌混和 | 2回以内 | 6回以内(土壌混和は2回以内、灌注は1回以内、散布は3回以内) | |
ザーサイ | 根こぶ病 | 30kg/10a | 定植前 | 全面土壌混和 | 2回以内 | 3回以内(土壌混和は2回以内、灌注は1回以内) |
特徴
土壌中の休眠胞子を減少させ、病害防除に効果を発揮
有効成分のアミスルブロムは、根こぶ病菌の休眠胞子から形成される遊走子を殺菌する効果があり、土壌中に生息する休眠胞子の密度を減らす効果があります。
アブラナ科野菜を連作すると、根こぶ病菌の休眠胞子が土壌中に増加して、被害を大きくしますが、オラクル粉剤は、土壌中の休眠胞子からの遊走子を殺菌する効果が高いことから、おとり作物(根こぶ病抵抗性ダイコンCR―1等)植物と併用することで土壌中の休眠胞子をいっそう減少させ、病害防除に効果を発揮します。
休眠胞子を殺菌
従来の農薬が根こぶ病の休眠胞子を眠らせたままにするところを、しっかり直接殺菌します。このため、土壌中の病原菌自体の数を低減し、予防効果を高めます。
天敵や有用昆虫、環境生物に対する悪影響が少ない
天敵や有用昆虫、環境生物に対する悪影響が少なく、様々な場面で使いやすいことも特長といえるでしょう。
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使用方法
性状は、粉剤が類白色粉末、顆粒水和剤が淡褐色水和性細粒になります。顆粒水和剤は水で希釈して散布します。
農家web編集部からのポイント
- 粉剤を使用する際は、砕土をよく行い、その後、所定量の薬剤を均一に散布し、土壌と十分に混和するようにしましょう。
- 石灰硫黄合剤やボルドー液等アルカリ性農薬との混用は避けてください。
- 水産動植物(魚類、甲殻類)に影響を及ぼす恐れがあるので、河川、養殖池等に飛散、流入しないよう注意して使用するようにしましょう。
- 予防効果がより強いので、しっかりと効果を出すためには使用時期が大事です。作物によっては、は種前、定植前の使用を心掛け、より良い畑地にしていきましょう。
使用上の注意
効果・薬害等の注意
- 本剤を使用する場合、砕土をよく行った後、所定量の薬剤を均一に散布し、土壌と十分に混和してください。なお、降雨直後の処理は混和むらの原因となるのでさけてください。
- キャベツ苗床に使用する場合、初期に生育抑制を生じるおそれがあるので、苗床表面に均一に処理するよう注意してください。
- 作条土壌混和を行う場合、根圏に薬剤が混和処理されるよう、畝に沿って幅20cm以上、深さ10cm以上の範囲の土壌によく混合してください。
- かぶ、非結球あぶらな科葉菜類、キャベツ、ブロッコリー、カリフラワー、はくさい、茎ブロッコリーのは種前又は定植前に2回土壌混和する場合は、使用間隔を2ヶ月程度あけてください。
- 本剤の使用に当たっては、使用量、使用時期、使用方法を誤らないように注意し、特に初めて使用する場合は、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましいです。
- 適用作物群に属する作物又はその新品種に本剤を初めて使用する場合は、使用者の責任において事前に薬害の有無を十分確認してから使用してください。なお、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましいです。
安全使用上の注意
- 散布の際は農薬用マスクなどを着用してください。作業後はうがいをしてください。