オラクル顆粒水和剤 − 適用表・使用方法など詳細情報

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オラクル顆粒水和剤

種類名
アミスルブロム水和剤
メーカー
日産化学株式会社 メーカーサイト
剤型名
水和剤
用途
殺菌剤

概要

殺菌剤オラクルは、有効成分アミスルブロムを有する、日産化学工業(株)によって開発された殺菌剤です。有効成分のアミスルブロムとは、根こぶ病菌の休眠胞子から形成される遊走子を殺菌する効果があり、土壌中に生息する休眠胞子の密度を減らす効果があります。

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画像 オラクル顆粒水和剤300g 日産化学 殺菌剤 オラクル 顆粒水和剤 300g
商品名 オラクル顆粒水和剤300g 日産化学 殺菌剤 オラクル 顆粒水和剤 300g
参考価格
9,350円
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有効成分情報

成分名称 含有濃度 IRAC FRAC HRAC 同じ有効成分の製品
アミスルブロム 50.0000% 検索

適用表

作物名 適用病害虫名 希釈倍率 使用液量 使用時期 使用方法 本剤の使用回数 アミスルブロムを含む使用回数
ばれいしょ 粉状そうか病 250g/10a 100㍑/10a 植付前 全面散布後土壌混和 1回 5回以内(植付前は1回以内、植付後は4回以内)
稲(箱育苗) 苗立枯病(ピシウム菌) 4000倍 育苗箱(30×60×3cm、使用土壌約5㍑)1箱当り希釈液1㍑ は種時 土壌灌注 1回 1回
稲(箱育苗) 4000倍 育苗箱(30×60×3cm、使用土壌約5㍑)1箱当り希釈液1㍑ は種時 土壌灌注 1回 1回
キャベツ 根こぶ病 300g/10a 100㍑/10a 定植前 全面散布後土壌混和 2回以内 8回以内(苗床での土壌混和は2回以内、灌注は1回以内、本圃での土壌混和は2回以内、散布は4回以内)
はくさい 根こぶ病 300g/10a 100㍑/10a 定植前 全面散布後土壌混和 2回以内 7回以内(土壌混和は2回以内、灌注は1回以内、散布は4回以内)
ブロッコリー 根こぶ病 300g/10a 100㍑/10a 定植前 全面散布後土壌混和 2回以内 7回以内(土壌混和は2回以内、灌注は1回以内、散布は4回以内)
カリフラワー 根こぶ病 300g/10a 100㍑/10a 定植前 全面散布後土壌混和 2回以内 7回以内(土壌混和は2回以内、灌注は1回以内、散布は4回以内)
こんにゃく 根腐病 500g/10a 100㍑/10a 植付前 全面散布後土壌混和 1回 1回
みょうが(花穂) 根茎腐敗病 2000倍 3㍑/㎡ 生育期 但し、収穫3日前まで 土壌灌注 3回以内 3回以内
みょうが(茎葉) 根茎腐敗病 2000倍 3㍑/㎡ みょうが(花穂)の収穫3日前まで 但し、花穂を収穫しない場合にあっては開花期終了まで 土壌灌注 3回以内 3回以内
しょうが 根茎腐敗病 3000倍 3㍑/㎡ 生育期 但し、収穫3日前まで 土壌灌注 3回以内 3回以内
葉しょうが 根茎腐敗病 2000倍 1㍑/㎡ 生育期 但し、収穫3日前まで 土壌灌注 3回以内 3回以内
花き類・観葉植物(ポット・プランター等の容器栽培) 疫病 2000倍 ポット使用土壌約1㍑当り100mL 鉢上げ時又は鉢替え時又は生育期 土壌灌注 3回以内 3回以内
稲(箱育苗) 苗立枯病(ピシウム菌) 2000〜4000倍 育苗箱(30×60×3cm、使用土壌約5㍑)1箱当り希釈液500mL は種時 土壌灌注 1回 1回
稲(箱育苗) 2000〜4000倍 育苗箱(30×60×3cm、使用土壌約5㍑)1箱当り希釈液500mL は種時 土壌灌注 1回 1回
非結球あぶらな科葉菜類 根こぶ病 200〜300g/10a 100㍑/10a は種前又は定植前 全面散布後土壌混和 2回以内 6回以内(土壌混和は2回以内、灌注は1回以内、散布は3回以内)
ぶどう べと病 5000〜10000倍 200〜700㍑/10a 収穫14日前まで 散布 3回以内 3回以内
てんさい 黒根病 2000倍 200〜300㍑/10a 収穫30日前まで 株元散布 3回以内 5回以内(種子への処理は1回以内、苗床灌注は1回以内、株元散布は3回以内)
てんさい 黒根病 100〜200倍 ペーパーポット1冊当り1㍑(3㍑/㎡) 移植前 苗床土壌灌注 1回 5回以内(種子への処理は1回以内、苗床灌注は1回以内、株元散布は3回以内)
キャベツ 根こぶ病 200〜500倍 セル成型育苗トレイ1箱またはペーパーポット1冊(30×60cm、使用土壌約3〜4㍑)当り500mL 定植前 灌注 1回 8回以内(苗床での土壌混和は2回以内、灌注は1回以内、本圃での土壌混和は2回以内、散布は4回以内)
はくさい 根こぶ病 200〜500倍 セル成型育苗トレイ1箱またはペーパーポット1冊(30×60cm、使用土壌約3〜4㍑)当り500mL 定植前 灌注 1回 7回以内(土壌混和は2回以内、灌注は1回以内、散布は4回以内)
ブロッコリー 根こぶ病 200〜500倍 セル成型育苗トレイ1箱またはペーパーポット1冊(30×60cm、使用土壌約3〜4㍑)当り500mL 定植前 灌注 1回 7回以内(土壌混和は2回以内、灌注は1回以内、散布は4回以内)
かぶ 根こぶ病 150〜300g/10a 100㍑/10a は種前 全面散布後土壌混和 2回以内 5回以内(土壌混和は2回以内、散布は3回以内)
カリフラワー 根こぶ病 200〜500倍 セル成型育苗トレイ1箱またはペーパーポット1冊(30×60cm、使用土壌約3〜4㍑)当り500mL 定植前 灌注 1回 7回以内(土壌混和は2回以内、灌注は1回以内、散布は4回以内)
非結球あぶらな科葉菜類 根こぶ病 200〜500倍 セル成型育苗トレイ1箱またはペーパーポット1冊(30×60cm、使用土壌約3〜4㍑)当り500mL 定植前 灌注 1回 6回以内(土壌混和は2回以内、灌注は1回以内、散布は3回以内)
茎ブロッコリー 根こぶ病 500倍 セル成型育苗トレイ1箱またはペーパーポット1冊(30×60cm、使用土壌約3〜4㍑)当り500mL 定植前 灌注 1回 3回以内(土壌混和は2回以内、灌注は1回以内)
しょうが 根茎腐敗病 2000倍 1〜3㍑/㎡ 生育期 但し、収穫3日前まで 土壌灌注 3回以内 3回以内
いちご 疫病 2000〜3000倍 50mL/株 育苗期 土壌灌注 3回以内 3回以内
たばこ 疫病 2000倍 100〜200mL/株 収穫10日前まで 株元灌注 2回以内 2回以内
たばこ 疫病 2000倍 200〜400㍑/10a 収穫10日前まで 土壌表面散布 2回以内 2回以内
ザーサイ 根こぶ病 200倍 セル成型育苗トレイ1箱またはペーパーポット1冊(30×60cm、使用土壌約3〜4㍑)当り500mL 定植当日 灌注 1回 3回以内(土壌混和は2回以内、灌注は1回以内)

特徴

土壌中の休眠胞子を減少させ、病害防除に効果を発揮

有効成分のアミスルブロムは、根こぶ病菌の休眠胞子から形成される遊走子を殺菌する効果があり、土壌中に生息する休眠胞子の密度を減らす効果があります。
アブラナ科野菜を連作すると、根こぶ病菌の休眠胞子が土壌中に増加して、被害を大きくしますが、オラクル粉剤は、土壌中の休眠胞子からの遊走子を殺菌する効果が高いことから、おとり作物(根こぶ病抵抗性ダイコンCR―1等)植物と併用することで土壌中の休眠胞子をいっそう減少させ、病害防除に効果を発揮します。

休眠胞子を殺菌

従来の農薬が根こぶ病の休眠胞子を眠らせたままにするところを、しっかり直接殺菌します。このため、土壌中の病原菌自体の数を低減し、予防効果を高めます。

天敵や有用昆虫、環境生物に対する悪影響が少ない

天敵や有用昆虫、環境生物に対する悪影響が少なく、様々な場面で使いやすいことも特長といえるでしょう。
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使用方法

性状は、粉剤が類白色粉末、顆粒水和剤が淡褐色水和性細粒になります。顆粒水和剤は水で希釈して散布します。

農家web編集部からのポイント

  • 粉剤を使用する際は、砕土をよく行い、その後、所定量の薬剤を均一に散布し、土壌と十分に混和するようにしましょう。
  • 石灰硫黄合剤やボルドー液等アルカリ性農薬との混用は避けてください。
  • 水産動植物(魚類、甲殻類)に影響を及ぼす恐れがあるので、河川、養殖池等に飛散、流入しないよう注意して使用するようにしましょう。
  • 予防効果がより強いので、しっかりと効果を出すためには使用時期が大事です。作物によっては、は種前、定植前の使用を心掛け、より良い畑地にしていきましょう。

使用上の注意

効果・薬害等の注意

  • 石灰硫黄合剤やボルドー液等アルカリ性農薬との混用は避けてください。
  • ぶどうで使用する場合、散布量は、対象作物の生育段階、栽培形態及び散布方法に合わせて調節してください。
  • 根こぶ病発病の激しい圃場では苗灌注処理だけでは効果が劣るので、病原菌の汚染程度が高い連作栽培地域での使用は避けるか土壌処理剤と組合せて使用してください。
  • みょうが、しょうが、葉しょうが、いちご、たばこに使用する場合、本剤は予防効果主体の剤なので、発病前又は発病初期に処理してください。
  • かぶ、非結球あぶらな科葉菜類、キャベツ、ブロッコリー、カリフラワー、はくさいのは種前又は定植前に2回土壌混和する場合は、使用間隔を2ヶ月程度あけてください。
  • たばこに使用する場合は、薬液が葉にかからないように散布してください。
  • 本剤の使用に当たっては、使用量、使用時期、使用方法を誤らないように注意し、特に初めて使用する場合は、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましいです。
  • 適用作物群に属する作物又はその新品種に本剤をはじめて使用する場合は、使用者の責任において事前に薬害の有無を十分確認してから使用してください。なお、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましいです。

安全使用上の注意

  • 本剤は眼に対して刺激性があるので眼に入らないよう注意してください。眼に入った場合には直ちに水洗し、眼科医の手当を受けてください。
  • 散布の際は農薬用マスク、手袋、長ズボン・長袖の作業衣などを着用してください。作業後は手足、顔などを石けんでよく洗い、うがいをするとともに洗眼してください。

魚毒性等

  • 水産動植物(魚類、甲殻類)に影響を及ぼす恐れがあるので、河川、養殖池等に飛散、流入しないよう注意して使用してください。
  • 使用残りの薬液が生じないように調製を行い、使いきってください。
  • 散布器具及び容器の洗浄水は、河川等に流さないでください。また、空容器、空袋等は水産動植物に影響を与えないよう適切に処理してください。

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