カウントダウンフロアブル − 適用表・使用方法など詳細情報
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カウントダウンフロアブル
- 種類名
- トリアファモン・フェンキノトリオン・フェントラザミド水和剤
- メーカー
- ZMクロッププロテクション株式会社 メーカーサイト
- 剤型名
- 水和剤
- 用途
- 除草剤
概要
カウントダウンフロアは性状が類白色水和性粘稠懸濁液体の水稲用初・中期一発処理除草剤です。 トリアファモン、フェントラザミドおよび新規成分のエフィーダを含んだ3種混合剤で、幅広い雑草に対して高い除草効果を示します。 フロアブルなので、田植後の水口に流し込むだけで散布することもでき、労力を節約にも役立ちます。
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有効成分情報
適用表
作物名 | 適用雑草名 | 希釈倍率 | 使用液量 | 使用時期 | 使用方法 | 本剤の使用回数 | トリアファモンを含む使用回数 | フェンキノトリオンを含む使用回数 | フェントラザミドを含む使用回数 |
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移植水稲 | 一年生及び多年生雑草 | 500mL/10a | 移植時 | 田植同時散布機で施用 | 1回 | 2回以内 | 2回以内 | 1回 | |
移植水稲 | 一年生及び多年生雑草 | 500mL/10a | 移植直後〜ノビエ3.5葉期 ただし、移植後30日まで | 原液湛水散布、水口施用又は無人航空機による滴下 | 1回 | 2回以内 | 2回以内 | 1回 | |
直播水稲 | 一年生雑草 | 500mL/10a | 稲1葉期〜ノビエ3.5葉期 ただし、収穫90日前まで | 原液湛水散布、水口施用又は無人航空機による滴下 | 1回 | 2回以内 | 2回以内 | 1回 | |
直播水稲 | マツバイ | 500mL/10a | 稲1葉期〜ノビエ3.5葉期 ただし、収穫90日前まで | 原液湛水散布、水口施用又は無人航空機による滴下 | 1回 | 2回以内 | 2回以内 | 1回 | |
直播水稲 | ホタルイ | 500mL/10a | 稲1葉期〜ノビエ3.5葉期 ただし、収穫90日前まで | 原液湛水散布、水口施用又は無人航空機による滴下 | 1回 | 2回以内 | 2回以内 | 1回 | |
直播水稲 | ミズガヤツリ | 500mL/10a | 稲1葉期〜ノビエ3.5葉期 ただし、収穫90日前まで | 原液湛水散布、水口施用又は無人航空機による滴下 | 1回 | 2回以内 | 2回以内 | 1回 | |
直播水稲 | ウリカワ | 500mL/10a | 稲1葉期〜ノビエ3.5葉期 ただし、収穫90日前まで | 原液湛水散布、水口施用又は無人航空機による滴下 | 1回 | 2回以内 | 2回以内 | 1回 | |
直播水稲 | ヒルムシロ | 500mL/10a | 稲1葉期〜ノビエ3.5葉期 ただし、収穫90日前まで | 原液湛水散布、水口施用又は無人航空機による滴下 | 1回 | 2回以内 | 2回以内 | 1回 | |
直播水稲 | セリ | 500mL/10a | 稲1葉期〜ノビエ3.5葉期 ただし、収穫90日前まで | 原液湛水散布、水口施用又は無人航空機による滴下 | 1回 | 2回以内 | 2回以内 | 1回 |
特徴
ノビエに優れた効果
有効成分のトリアファモン、フェントラザミがノビエ、特に高葉齢のノビエに対し高い効果を発揮します。また両成分とも長い残効性を持っているため、効果が長く続きます
多年生イネ科雑草に高い除草効果
キシュウスズメノヒエ、エゾノサヤヌカグサ等の多年生イネ科雑草に対し高い効果を発揮します。また難防除多年生雑草のクログワイ、オモダカ、コウキヤガラにも、除草効果および塊茎形成抑制効果を発揮します。
使用方法
そのまま散布します。
無人航空機や水口施用も可能です。
農家web編集部からのポイント
抵抗性雑草にも効果
スルホニルウレア(SU)抵抗性雑草のホタルイ、一年生広葉雑草、ミズアオイなどのも効果が期待できます。
###田植同時・直藩水稲・新規需要米にも使える安全性
安全性が高く、水稲は田植同時散布が可能で、直藩水稲にはイネ1葉期からノビエ3.5葉期まで使用が可能で、WCSや飼育米などの4-HPPD阻害剤に感受性の新規需要米の品種にも使用が可能です。
使用上の注意
使用上の注意事項
- 使用量に合わせ秤量し、使いきって下さい。
- 本剤は貯蔵中に分離することがありますので、使用に際しては容器をよく振って下さい。
- 本剤は雑草の発生前から生育初期に有効なので、ノビエの3葉期までに時期を失しないように散布して下さい。ホタルイは4葉期まで、ミズガヤツリ、ウリカワは3葉期まで、ヘラオモダカは4葉期まで、ヒルムシロは発生期まで、セリは再生前から再生始期まで、クログワイ、オモダカは発生前から発生始期まで、コウキヤガラは発生始期まで、エゾノサヤヌカグサは3葉期までが本剤の散布適期です。クログワイ、オモダカは発生期間が長く、遅い発生のものまでは、十分な効果を示さないので、必要に応じて有効な処理剤と組み合わせて使用して下さい。
- 散布の際は、水の出入りを止めて湛水状態(水深3~5cm)のまま本剤を水田全面にゆきわたるように散布して下さい。
- 水口施用の場合は、入水時に本剤を水口に施用し、流入水とともに水田全面に拡散させ、処理後田面水が通常の湛水状態(湛水深3~5cm)に達したときに必ず水を止め、田面水があふれ出ないよう注意して下さい。
- 無人航空機で滴下する場合は、次の注意を守って下さい。
- 滴下は使用機種の使用基準に従って実施して下さい。
- 滴下に当っては散布装置のノズルを取り外して下さい。
- 作業中、薬液が漏れないように機体の配管その他の装置の十分な点検を行って下さい。
- 隣接する圃場に水稲以外の作物が栽培されている場合は、無人航空機による本剤の滴下は行わないで下さい。
- 水源池、飲料用水等に本剤が飛散、流入しないように十分注意して下さい。
- 薬剤滴下に使用した装置は十分洗浄し、薬液タンクの洗浄廃液は安全な場所に処理して下さい。
- 本剤の滴下に使用した無人航空機の散布装置は、水稲以外の作物への薬液散布には使用しないで下さい。
- 本剤処理後3~4日間はそのまま湛水を保ち、田面を露出させないようにし、処理後7日間は落水、かけ流しはしないで下さい。また、入水は静かに行って下さい。
- 浅植え、浮き苗が生じないように、代かき、均平化及び植付作業はていねいに行って下さい。未熟有機物を使用した場合は、特にていねいに行って下さい。
- 以下の条件では薬害を生じるおそれがありますので使用をさけて下さい。
- 砂質土壌の水田及び漏水田(減水深2cm/日以上)
- 軟弱苗を移植した水田
- 極端な浅植えの水田及び浮き苗の多い水田
- 稲の根が露出する条件では薬害を生じるおそれがありますので使用しないで下さい。
- 著しい多雨条件では除草効果が低下する場合がありますので使用はさけて下さい。
- 蚕に対して影響がありますので、周辺の桑葉にはかからないようにして下さい。
- 散布田の田面水を他の作物に灌水しないで下さい。
- 薬害を生じるおそれがありますので、後作物としてなす、たまねぎおよびさやえんどうを栽培しないで下さい。
- 本剤はその殺草特性から、いぐさ、れんこん、せり、くわいなどの生育を阻害するおそれがありますので、これら作物の生育期に隣接田で使用する場合には十分に注意して下さい。
- 本剤の使用に当っては、使用量、使用時期、使用方法などを誤らないように注意するほか、別途提供されている技術情報も参考にして使用して下さい。特に初めて使用する場合や異常気象の場合には、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましいです。
安全使用上の注意事項
- 誤飲などのないよう注意して下さい。誤って飲み込んだ場合には吐き出させ、直ちに医師の手当てを受けさせて下さい。本剤使用中に身体に異常を感じた場合には直ちに医師の手当を受けて下さい。 散布の際は農薬用マスク、不浸透性手袋、長ズボン・長袖の作業衣などを着用して下さい。作業後は手足、顔などを石けんでよく洗い、うがいをして下さい。
- かぶれやすい体質の人は取扱いに十分注意して下さい。
- 水産動植物(藻類)に影響を及ぼしますので、河川、養殖池等に飛散、流入しないように注意して下さい。
- 無人航空機による滴下で使用する場合は、飛散しないようとくに注意して下さい。
- 散布後は水管理に注意して下さい。
- 散布器具および容器の洗浄水は、河川等に流さないで下さい。また、空容器等は水産動植物に影響を与えないよう適切に処理して下さい。
- 直射日光をさけ、なるべく低温で乾燥した場所に密封して保管して下さい。
- 漏出時は、保護具を着用し布・砂等に吸収させ回収して下さい。
- 火災時は、適切な保護具を着用し消火剤等で消火に努めて下さい。
- 移送取扱いは、ていねいに行って下さい。