Dr.オリゼプリンススピノ粒剤6 − 適用表・使用方法など詳細情報
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Dr.オリゼプリンススピノ粒剤6
- 種類名
- スピノサド・フィプロニル・プロベナゾール粒剤
- メーカー
- 三井化学クロップ&ライフソリューション株式会社 メーカーサイト
- 剤型名
- 粒剤
- 用途
- 殺虫殺菌剤
概要
Dr.オリゼ、プリンス、スピノの3剤を混合した水稲育苗箱専用長期持続型殺虫殺菌剤です。Dr.オリゼは、植物の病害抵抗性を誘導して高い効果を示す抵抗性誘導型いもち病防除剤です。プリンスとスピノのメカニズムが異なる殺虫剤の組み合わせにより、相乗効果が発揮されます。プリンスの有効成分であるフィプロニルが0.6%となっています。性状は、類白色細粒です。
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有効成分情報
適用表
作物名 | 適用病害虫名 | 希釈倍率 | 使用液量 | 使用時期 | 使用方法 | 本剤の使用回数 | スピノサドを含む使用回数 | フィプロニルを含む使用回数 | プロベナゾールを含む使用回数 |
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稲(箱育苗) | いもち病 | 育苗箱(30×60×3cm、使用土壌約5㍑)1箱当り50g | 移植3日前〜移植当日 | 育苗箱の苗の上から均一に散布する。 | 1回 | 1回 | 1回 | 2回以内(移植時までの処理は1回以内) | |
稲(箱育苗) | イネドロオイムシ | 育苗箱(30×60×3cm、使用土壌約5㍑)1箱当り50g | 移植3日前〜移植当日 | 育苗箱の苗の上から均一に散布する。 | 1回 | 1回 | 1回 | 2回以内(移植時までの処理は1回以内) | |
稲(箱育苗) | イネミズゾウムシ | 育苗箱(30×60×3cm、使用土壌約5㍑)1箱当り50g | 移植3日前〜移植当日 | 育苗箱の苗の上から均一に散布する。 | 1回 | 1回 | 1回 | 2回以内(移植時までの処理は1回以内) | |
稲(箱育苗) | ニカメイチュウ | 育苗箱(30×60×3cm、使用土壌約5㍑)1箱当り50g | 移植3日前〜移植当日 | 育苗箱の苗の上から均一に散布する。 | 1回 | 1回 | 1回 | 2回以内(移植時までの処理は1回以内) | |
稲(箱育苗) | イナゴ類 | 育苗箱(30×60×3cm、使用土壌約5㍑)1箱当り50g | 移植3日前〜移植当日 | 育苗箱の苗の上から均一に散布する。 | 1回 | 1回 | 1回 | 2回以内(移植時までの処理は1回以内) | |
稲(箱育苗) | ウンカ類 | 育苗箱(30×60×3cm、使用土壌約5㍑)1箱当り50g | 移植3日前〜移植当日 | 育苗箱の苗の上から均一に散布する。 | 1回 | 1回 | 1回 | 2回以内(移植時までの処理は1回以内) | |
稲(箱育苗) | フタオビコヤガ | 育苗箱(30×60×3cm、使用土壌約5㍑)1箱当り50g | 緑化期〜移植当日 | 育苗箱の苗の上から均一に散布する。 | 1回 | 1回 | 1回 | 2回以内(移植時までの処理は1回以内) |
特徴
抵抗性誘導型いもち病防除剤
Dr.オリゼは、植物の病害抵抗性を誘導して高い効果を示す抵抗性誘導型いもち病防除剤です。
プリンスとスピノとの組み合わせ
メカニズムの異なる殺虫剤の組み合わせにより、相乗効果が発揮されます。
フィプロニルが0.6%
プリンスの有効成分であるフィプロニルが0.6%となっています。
使用方法
登録内容にしたがって、育苗箱処理します。
使用上の注意
効果・薬害等の注意
- 使用量に合わせ秤量し、使いきる。
- 育苗箱の苗の上から所定薬量を均一に散布し、茎葉に付着した薬剤を払い落し、軽く散水して田植機にかけて移植する。
- 軟弱徒長苗、むれ苗、移植適期を過ぎた苗などでは薬害を生ずるおそれがあるので、必ず健苗に使用する。
- 稲苗の葉がぬれていると、薬剤が付着して薬害を生ずる場合もあるので、散布直前の灌水はさける。
- 処理苗を移植する本田の整地が不均整な場合は薬害を生じやすいので、代かきはていねいに行い、移植後に田面が露出しないよう注意する。
- 処理苗を本田に移植した後は、そのまま湛水状態(湛水深3〜5cm)を保ち、稲苗が活着するまで田面が露出しないよう水管理に注意する。
- 本田が砂質土壌の水田や漏水田、未熟有機物多用田での使用はさける。
- 移植後、低温が続き、苗の活着遅延が予測される場合には使用をさける。
- 本剤は処理を誤ると、生育初期の葉の黄化や生育遅延などの薬害を生ずるので、所定の使用時期、使用方法を守る。
- 本剤の使用に当たっては、使用量、使用時期、使用方法等を誤らないよう注意し、特に初めて使用する場合には病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましい。
安全使用上の注意
- 誤食などのないよう注意する。誤って飲み込んだ場合には吐き出させ、直ちに医師の手当を受けさせる。
- 本剤は眼に対して刺激性があるので、眼に入った場合には直ちに水洗し、眼科医の手当を受ける。
- 散布の際は農薬用マスク、手袋、不浸透性防除衣などを着用するとともに保護クリームを使用する。作業後は直ちに身体を洗い流し、うがいをするとともに衣類を交換する。
- 作業時に着用していた衣服等は他のものとは分けて洗濯する。
- かぶれやすい体質の人は作業に従事しないようにし、施用した作物等との接触をさける。
- 夏期高温時は使用しない。
治 療 法…フィプロニル剤にはフェノバルビタール製剤の投与が有効(動物実験で報告)。
魚毒性等…使用した苗は養魚田では使用しない(魚類)。散布器具・容器の洗浄水は河川等に流さない。空袋等は水産動植物に影響を与えないよう適切に処理する。
保 管…密封し、直射日光をさけ、食品と区別して、冷涼・乾燥した所。