STパダンバッサ粒剤 − 適用表・使用方法など詳細情報
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- 失効により新たな製造や販売はされませんが、登録が失効した農薬でも使用禁止農薬でなければ最終有効年月までは使用できる可能性があります。
- 不要農薬や空容器などは、廃掃法上の問題を生じさせないよう適切に処分してください。
- 詳しくは、メーカーや農薬取扱事業者、農薬管理指導士等にご相談ください。
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- 633回
STパダンバッサ粒剤
- 種類名
- カルタップ・BPMC粒剤
- メーカー
- 住友化学株式会社 メーカーサイト
- 剤型名
- 粒剤
- 用途
- 殺虫剤
概要
パダンとバッサを混合した殺虫剤です。スクミリンゴガイ(ジャンボタニシ)の食害を防止する効果も確認されています。性状は、類白色細粒です。
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適用表
作物名 | 適用病害虫名 | 希釈倍率 | 使用液量 | 使用時期 | 使用方法 | 本剤の使用回数 | カルタップを含む使用回数 | BPMCを含む使用回数 |
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特徴
稲の主要害虫の総合防除に
ニカメイチュウ、コブノメイガ、ウンカ類など稲の主要害虫の総合防除ができます。
抵抗性害虫にも効果
有機リン剤など他系統が効きにくくなった害虫にも効果を発揮します。
スクミリンゴガイにも効果
スクミリンゴガイ(ジャンボタニシ)の食害を防止する効果も確認されています。
使用方法
登録内容にしたがって、散布します。
使用上の注意
効果・薬害等の注意
- 本剤を使用した場合には、チオシクラム又はベンスルタップを含む剤は使用しない。
- 使用量に合わせ秤量し、使いきる。
- 本剤は、田水中で粒形が崩壊しなくても成分は速やかに溶出するので薬効に影響はない。
- 本剤をそのまま手又は散布機でむらなく散布する。
- 散布に当っては、田水深を3cm以上にし、散布後少なくとも4~5日間は湛水状態を保ち、散布後7日間は落水、かけ流しはしない。
- 漏水のはげしい水田では使用しない。
- スクミリンゴガイに対しては、食害防止効果を目的として使用する。 本剤には殺貝効果がないので水田以外の生息地には決して使用しない。
安全使用上の注意
- 蚕に対して長期間毒性があるので、散布された薬剤が飛散し、桑に付着するおそれのある場所では使用をさける。
- ミツバチに対して影響があるので、ミツバチの巣箱及びその周辺にかからないようにする。
- 医薬用外劇物。取扱いには十分注意する。 誤って飲み込んだ場合には吐き出させ、直ちに医師の手当を受けさせる。 本剤使用中に身体に異常を感じた場合には、直ちに医師の手当を受ける。
- カルタップによる中毒に対しては動物実験でL-システイン製剤の投与が有効であると報告されている。 BPMCによる中毒に対しては動物実験で硫酸アトロピン製剤の投与が有効であると報告されている。
- 本剤は眼に対して刺激性があるので眼に入った場合には直ちに水洗し、眼科医の手当を受ける。
- 本剤は皮ふに対して弱い刺激性があるので皮ふに付着しないよう注意する。 付着した場合には直ちに石けんでよく洗い落とす。
- 散布の際は農薬用マスク、手袋、長ズボン・長袖の作業衣などを着用する。 作業後は手足、顔などを石けんでよく洗い、うがいをする。
- 水産動植物(魚類)に影響を及ぼすので、養魚田では使用しない。 比較的低濃度でも魚が平衡失調等を起すので、養殖池等周辺での使用はさける。
- 水産動植物(甲殻類、ドジョウ)に影響を及ぼすので、河川、養殖池等に飛散、流入しないよう注意して使用する。
- 散布後は水管理に注意する。
- 散布器具及び容器の洗浄水は、河川等に流さない。また、空容器、空袋等は水産動植物に影響を与えないよう適切に処理する。
- 直射日光をさけ、鍵のかかるなるべく低温で乾燥した場所に密封して保管する。
火災時の措置
- 非危険物の場合:火災時は、適切な保護具を着用し水・消火剤等で消火に努める。
- 乳剤等危険物の場合:火災時は、適切な保護具を着用し乾燥砂・消火剤等で消火に努める。
漏出時の措置
- 粉剤・粒剤・水和剤等固体・粉体の場合:漏出時は保護具を着用し掃き取り回収する。
- 乳剤・液剤等液体の場合:漏出時は保護具を着用し布・砂等に吸収させ回収する。
輸送上の注意
- 移送取扱いは、ていねいに行う。
廃棄上の注意
使用量に合わせて秤量し、使い切る。散布器具、容器の洗浄水は河川等に流さない。空容器、空袋は水産動植物に影響を与えないように適切に処理する。