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防草シート テープ・ピン

防草シートにテープは必要? おすすめのテープの種類や使い方、代用は?

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防草シートは、敷くだけで雑草の生長を止める便利なシートですが、施工には防草シート用の粘着テープを使うと、防草効果がUPします。この記事では、防草シートにおすすめのテープの種類や、使い方についてわかりやすく説明します。

防草シートにテープは必要か?

そのそも防草シートにテープは必要なのでしょうか。防草シートは粘着テープがなくとも、ピンでとめれば敷くことはできますし、風などで飛ばされることもないでしょう。しかし防草効果を高めるには必須です。

雑草は、生命力がつよく、あらゆる隙間から生えてきます。シートの継ぎ目や、障害物のキワ、ピンの穴からも生えてきます。これらの雑草を防ぐためには、テープは有効です。またシートを突き破って草が生えたり、破れたりした時の補修にも役立ちます。

防草シート用テープの種類・おすすめ製品

ザバーン防草シート用 接続テープ

最もメジャーな防草シート、デュポン社の「ザバーン(xavan)」と同ブランドの粘着テープです。色はグリーン、プランテックス用のブラウン、ブラックがツヤ消しされているので、シートが目立ちにくくなります。

サイズは巾10㎝長さ20mです。ザバーンの素材ポリプロピレン用に適した粘着力の高いテープで、アスファルトやコンクリートにも接着しやすいのが特徴。もちろんザバーン以外の防草シートにも使えます。

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ピン上用 防草テープ

ピンの上に貼るために、四角や丸型にカットされた専用の防草テープもあります。シートの接続部分は長い防草用テープで、ピン穴の上には専用のテープをつかえばいちいち切り取りする必要がありません。商品としてはザバーンの「防草パッチ」や、イノベックスの「DIO 防草シート押さえピン用テープ」などがあります。

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防草シート用 補修テープ JB-08-20-R (80mm×20m)

シートに台紙がついているので、切り取って使うのに便利な補修用のテープです。継ぎ目ではなく、ピンの穴の上や、補修に使うのがおすすめです。素材は表がポリプロピレン、接着面がゴム+樹脂です。農業用の織布タイプの防草シートにおすすめです。

防草シートのテープの特徴

防草シート専用の粘着テープは、防草シートと同じポリエチレンやポリプロピレン、ポリプロピレンの素材でつくられています。外で使うことが前提ですので、紫外線や、雨などに強く、粘着力も高いのが特徴です。

テープを選ぶときには、耐用年数が記載されているものもあるので、防草シートと同等の期間のものを選ぶとよいでしょう。またポリプロピレン製の防草シートは、テープや接着剤での貼り付きが悪いので、それらに強いテープを選ぶのがよいでしょう。同じメーカーで、そのシート専用のテープも販売されていることが多いので、それを使うのが一番簡単です。

防草シートのテープは代用可能?

防草シートは、100均で売られているようなガムテープや養生テープでは、代用はできません。安価なガムテープは、外で使うことを目的としておらず、雨や太陽にあたればすぐに劣化してしまいます。養生テープは、工事なので使われるので耐候性はガムテープよりは高いですが、元々剥がすことを目的としており、粘着力が足りないですし、耐久性は1年程度と短くなります。

防水や耐久性の高いテープを探すと、結局は防草シート用の粘着テープとなるでしょう。代用するのであれば、防草シート用のボンド、接着剤が継ぎ目などに使われます。

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防草シートのテープの使い方

テープを貼るときの基本は、汚れや水分がないようにすること。シートが濡れていたり、土や砂が間にはいると、粘着力が落ちてはがれやすくなります。せっかくコストをかけてテープを貼るのですから、ここは丁寧に作業しましょう。

シート同士の継ぎ目に使う

防草シートの継ぎ目は、10㎝ほど重ねてピンで固定することで、継ぎ目から雑草が生えるのを防ぎます。しかし固定ピンは、1m~50㎝間隔で打ち込むので、その隙間を埋めるためにも、粘着テープで止めます。

端から、テープが浮かないようにゆっくりと空気を抜き、接着させながら貼り付けます。一列でも構いませんが、風の強い場所やむき出しで使う場合は2列に少しずらして重ねて貼ると密着度が高まります。

ピンの穴の上に貼る

防草シートを貼るときに意外と盲点なのが、固定したピンの穴。穴の部分から草が生えたり、押さえ板(ワッシャー)の部分に土が入り込んでそこから雑草が生えることも。

ピンの上からテープを貼ると、固定力も上がりますし雑草の発生も抑えることもできます。押さえ板(ワッシャー)がある場合には、防草効果もあるものもあるので貼らなくてもよいですが、押さえ板自体が劣化して割れてしまうこともあります。その劣化も防ぐことができます。

専用の丸形や四角型に小さく切られたものもありますが、もちろん通常のシートでも代用可能です。シートは剥がす前に、小さく切ってから使いましょう。防草シートは粘着力が高いので、ハサミにくっついて切りにくくなるので、切り取ってから使うと早く切れます。

キワに使う

防草シートを敷く場所に、汚水桝や水道のメーター、空気清浄機、木などがある場合は切れ目や穴をあけて、その部分を外に出す必要があります。そのキワにもテープを貼りましょう。シートのキワが浮いているとそこから雑草が飛び出してきた利、雑草の種が入り込むこともあるので、しっかりと止めておきましょう。

またシートを敷いたときの壁のキワにも、防草シートを少し余らせてピンで固定し、余らせた部分を壁にテープで張り付けておくと、キワから雑草が生えるのを防ぐこともできます。

補修に使う

織布タイプの防草シートは、その特性から端がほつれやすくなります。ほつれて土が見えているようでしたら、その上から補修してあげましょう。またピンの打ち損じの穴も、忘れずにシールを貼って補修しておきましょう。打ち損じの穴は、その場で貼らないと穴の位置が分からなくなりますので、ピンで固定しているときには、必ず身近な場所に置いておきましょう。

またスギナチガヤなどの先のとがった雑草は、防草シートを突き破ってでてくることもあります。なるべく早めに草むしりをして、空いた穴にはシートを貼っておきましょう。

まとめ

防草シートは、正しく貼ることで長持ちし、防草効果を高めます。防草シートの品質だけでなく、ピンや粘着テープ、接着剤などもその防草シートの品質に合わせたものを使うことが大切です。防草シートのピンについての記事もありますのでそちらも参考にしてみてください。

執筆者・監修者情報
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農家web編集部のメンバーが「農業者による農業者のための情報サイト」をコンセプトに、農業に関するあらゆる情報を丁寧にまとめてお届けしていきます。
編集部のメンバーは皆、実際に農業に携わりながら情報をまとめています。農学を極め樹木医の資格を持つ者、法人の経営・財務管理に長けている者、大規模農場の営農経験者などバラエティに富んだメンバーで構成されています。他にも農機具やスマート農業機器、ITなどのスキルも兼ね備えています。

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