敷くだけで雑草の生長を止める防草シートですが、種類が多くどれを買っていいのか悩んでしまう人も多いのではないでしょうか。ここでは、ホームセンターなどでもみかける日本マタイの防草シートについて、その種類や特徴を説明します。
日本マタイの防草シートの特徴
日本マタイは、1947年に創立し、東京に本社がある緑化、鋼業資材のトータルメーカーです。農業資材にも力をいれており、防草用資材でもトップクラスのシェアを持っています。
防草シートは、園芸用からプロの農家、太陽発電用と幅広く、大規模工事などでも使われています。
日本マタイ防草シートの種類
防草シートには、素材の織り方により「織布タイプ(クロスシート)」と「不織布タイプ」にわかれます。クロスシートは、価格が安く、通気性が透水性がよく農業などによくつかわれ、不織布タイプは素材を織り込んでいないため、雑草の突き破りに強いという特徴があります。
クロスシート(織布タイプ)
防草クロスシートには、耐候年数2年の「防草シート」、耐候年数5年の「強力防草シート」、耐候年数10年の「強力防草クロスシートPRO」などがあります。耐用年数が多いほど厚みがあり、高密度のため防草効果が高くなります。素材は、耐候性強化ポリプロピレンで紫外線に弱いポリプロピレンにUV耐候剤が配合されています。
園芸用ですぐ交換が可能な場所であれば、防草クロスシートでもよいですが、農業用などでは「強力防草クロスシート」を強力防草クロスシートPROは、太陽光発電向けに作られた防草シートで、引張強度が強いのでよく歩く場所におすすめです。ホワイトは、昇温抑制機能があり、光反射性で光合成促進が期待できるので、ビニールハウスなどにもおすすめです。
商品名 | 防草クロスシート | 強力防草クロスシート | 強力防草クロスシートPRO |
---|---|---|---|
概要 | |||
不織布or織布 | 織布 | 織布 | 織布 |
素材 | ポリプロピレン | ポリプロピレン | ポリプロピレン |
カラー | 黒 | 黒・茶 | 黒・ クラウディホワイト |
厚み | 0.3㎜ | 0.4㎜ | 0.8㎜ |
耐候年数(目安) | 2年 | 5年 | 10年 |
価格(1㎡あたり) | 約100円 | 約150円 | 約300円 |
不織布タイプ
不織布タイプの防草シートには、耐候年数2年で、カラーが表と裏で違う耐候年数2年の「リバーシブル防草シート」、プロ用に作られた耐候年数5年の「防草職人」、耐候年数10年の「防草職人PRO」などがあります。
リバーシブル防草シートは、設置場所などに合わせて色が選べるリバーシブルタイプ。素材は素材は、耐候性強化ポリプロピレンで紫外線に弱いポリプロピレンにUV耐候剤が配合されています。防草職人の素材は耐候性に強いポリエステルです。
防草職人と、防草職人PROの差は厚みもありますが、その密度が違います。坪量(1㎡あたりのグラム数)が防草職人が145g、PROが260gと約1.8倍も高密度です。素材が違いますがデュポン社のザバーン240Gの坪量が240gですので、高密度な防草シートといえます。
リバーシブル防草シートは園芸用なので小さなサイズしかないため、割高です。先のとがったスギナやチガヤなどの強雑草が生えている場所や、むき出しで使うのであれば、防草職人PROを、葉の先が丸い広葉雑草などしか生えていない場所では、砂利などの下で使うのであれば防草職人でもよいでしょう。
商品名 | リバーシブル防草シート | 防草職人 | 防草職人PRO |
---|---|---|---|
概要 | |||
不織布or織布 | 不織布 | 不織布 | 不織布 |
素材 | ポリプロピレン | ポリエステル | ポリエステル |
カラー | フォレストグリーン×ウッドブラウン ブリティッシュブラウン×サンドベージュ | モスグリーン | モスグリーン |
厚み | 0.5㎜ | 0.5㎜ | 0.8㎜ |
耐候年数(目安) | 2年 | 5年 | 10年 |
価格(1㎡あたり) | 約350円~500円 | 約250円 | 約430円 |
その他の防草シート
防草シートは、設置場所によって選び方や施工方法が変わることもあります。またホームセンターなどでもオリジナル製品も扱っています。畑や庭などの防草シートの選び方については下記の記事も参考にしてください。