ホームセンターには多くの種類があります。ここではコーナンだけで買えるコーナンオリジナルの防草シートについて、その種類や特徴、おすすめ製品までわかりやすく説明します。
防草シートの選び方
防草シートの選ぶ基準は、主に4つ。
- 遮光率
- 透水性
- 不織布or織布
- 耐用年数
防草シートは日光を遮断することで、雑草の生長をとめるため遮光率の高さは重要です。また透水性とは、防草シートが水を通す素材のであるかです。素材はポリプロピレンがおすすめ。水を通さない防草シートでは、水はけが悪くなり水たまりなどができてしまいます。
またシートは消耗品です。耐用年数の長いものを選びましょう。不織布と織布では織布（クロスシート）は物理的に弱く、草が防草シートを突き破ってでてきてしまうことがあります。農家などではクロスシートは安価で広範囲に敷く場合などによくつかわれますが、不織布の方が防草効果が高くなります。どちらにしても密度が高いものが防草効果が高い製品です。
耐用年数の短い安価なものは、年月が経つと劣化し、効能が落ちてきます。頻繁に交換したくない場所では耐用年数の長いものを購入したほうが、結果的にコストが安くなることもあります。
コーナンオリジナル 防草シートの種類と特徴
コーナンのオリジナル防草シートは、織布が3種類、不織布が1種類あります。耐用年数の記載がないものが多く、一番価格の高いシートでも耐候性が5年程度なので、あまり耐久性の高い製品はないといえます。
防草シート
サイズは横0.5ｍ×長さ10ｍ。素材は透水性のよいポリプロピレンで、素材にＵＶ剤１％入っていることで遮光性を高めています。
| 名称 | 防草シート |
|---|---|
| 不織布or織布 | 織布 |
| サイズ（横×長さ） | 0.5m×10m |
| 素材 | ポリプロピレン |
| カラー | 黒 |
| 耐用年数 | 記載なし |
| 価格（1㎡あたり） | 約281円 |
| 防草シート LFX09-5214 0.5m×10m |
|---|
 |
防草シート 厚手
厚みが0.25㎜の防草シート。サイズは横1m×長さ5m、1m×10m、1m×50ｍの3サイズ。素材は透水性のよいポリプロピレンで、素材にＵＶ剤１％入っていることで遮光性を高めています。厚手の記載がありますが、例えばカインズオリジナルの一番安価な防草シートは0.5㎜ですので、0.25㎜は防草シートの中で特に厚手というわけではありません。
| 名称 | 防草シート 厚手 |
|---|---|
| 不織布or織布 | 織布 |
| サイズ（横×長さ） | 1m×10m 1m×50m |
| 素材 | ポリプロピレン |
| カラー | 黒 |
| 耐用年数 | 記載なし |
| 価格（1㎡あたり） | 約87円～215円 |
| 防草シート LFX09−5559 1m×10m | 防草シート LFX09−5566 1m×50m |
|---|---|
 |  |
防草シート 透水タイプ
耐用年数1年、1m×5ｍの1サイズ。唯一の不織布ですが耐用年数がわずか1年と短いので、花壇やガーデンニングなどで、適当な大きさに切って使えるタイプの防草シートです。
| 名称 | 防草シート 透水タイプ |
|---|---|
| 不織布or織布 | 不織布 |
| サイズ（横×長さ） | 1m×5m |
| 素材 | ポリプロピレン |
| カラー | モスグリーン |
| 耐用年数 | 1年 |
| 価格（1㎡あたり） | 約215円 |
LIFELEX 高密度防草シート
耐候年数５年の織布タイプの防草シート。サイズはサイズは横1ｍ×長さ10ｍ、1m×50ｍの2サイズ。織り目が細かく高密度のため、耐用性も強く防草効果も高い防草シートです。
| 名称 | LIFELEX 高密度防草シート |
|---|---|
| 不織布or織布 | 織布 |
| サイズ（横×長さ） | 1m×10m 1m×50m |
| 素材 | ポリプロピレン |
| カラー | 黒 |
| 耐候年数 | 5年 |
| 価格（1㎡あたり） | 約142円～218円 |
【参考】防草 ガーデンターフ
防草シートではありませんが、コーナンには防草シート付の人工芝があります。土の上に人工芝を敷く場合は、防草シートを敷いた後に、人工芝を敷く必要があります。
最近では、この手間を省くために人工芝の裏側に防草シートが付いている人工芝もあり、ガーデンターフもそのタイプです。防草シート+人工芝より防草効果は薄れますが、手間が省けて便利な人工芝です。防草シート付の人工芝は、継ぎ目から雑草が生えやすいのですが、コーナンのガーデンターフは、継ぎ目のフチに+10㎝の防草シートがついているため、その欠点を補強しています。
コーナンのおすすめ防草シート
コーナンオリジナルの防草シートには残念ながら耐用年数の記載もなく、重量の記載もないので防草シートの密度もわからないため、比較がしにくくなっています。
広範囲に敷く場合、コスト重視なら「防草シート厚手」ですが、耐候年数5年の「LIFELEX 高密度防草シート」が、価格もそれほどかわらないのでおすすめです。
先のとがった強い雑草（スギナ、チガヤなど）が元々生えている場所では、織布より不織布がおすすめですがオリジナル製品には、耐久性の強い不織布の防草シートはありません。デュポン社のザバーンもコーナンでは販売されていますので、それらを選ぶとよいでしょう。コーナンではオリジナル製品以外にも、多くの防草シートが販売されていますので耐用年数などを参考に、選んでみてください。
防草シートの敷き方
防草シートは、正しく敷かないと効果が半減してしまいます。前処理が重要です。しっかり除草をして、整地した後に隙間なく防草シートを敷いていくことが大切です。防草シートの敷き方については、詳しい記事がありますので、そちらも参考にしてください。砂利とセットで設置するとより防草効果が高まります。
防草シートは、シートを抑えるピンや粘着シートも必要になります。コーナンの防草シートはピンはセットではないため、袋に記載してあるピンの数を参考にピンは別で買う必要があります。粘着シートは、防草シートの継ぎ目をつないだり、ピンの上から貼ることで、防草効果を高めることができます。
コーナンの公式でも動画での説明があります。
