防草シートは、敷くだけで紫外線を遮断し雑草の生長を止める便利なシートです。最近では100均のダイソーやセリアなどでも販売されています。ここでは、ダイソーで買える防草シートについてその特徴や、おすすめの使い方を説明します。
ダイソーの防草シートの特徴
ダイソーの防草シートは、素材がポリプロピレン(PP)の織物(クロスシート)です。以前は不織布タイプも販売されていたようですが、現在(2024年10月)では店頭でもダイソーのネットストアでも見つけられませんでした。
耐用年数は100円のものは記載がないのですが、大きめの300円のものは2年~3年との記載があります。ホームセンターなどでみられる安価なタイプの防草シートです。
防草シートには、不織布と織布があります。織布はクロスシートとも呼ばれ、昔から農家などで広くつかわれています。織布タイプは、素材を織り込んでいるため、その隙間から先のとがったスギナやチガヤなどの雑草が、防草シートを突き破ってでてきてしまうことがあります。そのため不織布の防草シートのほうが、突き破りには強いといわれています。
しかし不織布でも密度が高くなければ、この効果は得られません。たとえば、世界で一番売れているデュポン社の防草シートザバーンは、4層の不織布ですが、1㎡あたりの重さ(g)の違いで価格が違い、耐久性や防草効果にも違いがあります。
ダイソーの防草シートの素材は透水性のよい、ポリプロピレンです。透水性とはシートが水を通すかということで、透水性が悪いと水はけがわるく水たまりができやすくなります。
ダイソーの防草シートのおすすめの使い方
ダイソーの防草シートは、3サイズ「幅100cm×長さ140cm」、「幅70cm×長さ200cm」、300円の「幅500cm×長さ100cm」があります。防草シートは、重ねた部分の隙間から雑草が生えてくるので、なるべく継ぎ目がないように、場所にあったサイズを買いましょう。
防草シートは素材を多く使った密度が高いものが、防草効果・耐久性が高くなります。よって性能は価格に比例します。まず最初に、防草効果も、耐久性もそれほど高いものではないことを理解してから使うとよいでしょう。
おすすめは人があまり出入りしない場所です。耐久性のないシートは、歩くことで擦れたりよれて薄くなったり、破れてしまうことがあります。普段あまり出入りしない倉庫の周りや、庭の裏手など気が付いたら雑草がすごく成長していたというところがよいでしょう。また花壇やプランター、畑のマルチの代わりとしても使えます。
使った人の評判を見てみると、スギナが突き破って出てきたなどもありますが、100円でこんなに草が生えないなんて助かるという意見も多くあります。完全に雑草を排除できなくとも、少なくなるだけでも草刈りが楽になりますので、防草シートを使ったことがない人にも、一度お試しでつかってみるのもよいでしょう。
防草シートは、人工芝や砂利の下に敷いて使うと劣化するのが抑えられますが、もし庭にそれらを敷いて使う場合には、ダイソーの防草シートはおすすめしません。防草シートを広範囲に敷くのは、かなり労力がいるのでその場合は、耐久性が10年以上の防草シートをおすすめします。
防草シートの敷き方
防草シートは、正しく敷くことで耐久性や防草効果を発揮します。まずはしっかりと除草し、整備してから隙間なくきっちり敷くことが大切です。
固定するピンについて
防草シートのパッケージにも書いてありますが、防草シートは土にピン(杭)で固定して使います。むき出しで使う場合は、50㎝間隔で、ピンを刺していきます。ピンを減らすと、隙間が空いて雑草の種がそこから入ってしまうので、間隔は広げず刺します。
ピンも100均で買えますので、一緒に買うとよいでしょう。100均のピンについては詳しい記事がありますので、そちらも参考にしてください
粘着テープについて
防草シートを敷く時にはピン以外にも、粘着テープがよく使われます。防草シートの幅や長さが足りない時には、隙間から雑草が生えないように、防草シートと防草シートは10㎝重ねてつかうのが基本です。このときにピンだけでなく、粘着テープをつかって止めます。またピンの穴の上や、防草シートが破れた時などにも使われます。
外で使う粘着テープは、ガムテープなどでは代用ができません。残念ながら粘着テープは100均では売られていないので、使う場合には専用のテープを使いましょう。ホームセンターなどで販売されています。