アイリスオーヤマから防草シート不要の、防草人工芝が販売されています。この記事ではアイリスオーヤマの防草人工芝について、種類や特徴などをわかりやすく解説します。
アイリスオーヤマ防草人工芝 種類・特徴
種類
人工芝は、材質によりフェイク人工芝とリアル人工芝にわけられます。アイリスオーヤマの防草人工芝は、主要素材が「ポリエチレン、ポリプロピレン」のリアル人工芝です。
リアル人工芝は、本物の芝生により似せた人工芝で、材質は主にポリエチレン・ポリプロピレンなど複数のプラスチック素材でできています。フェイク人工芝に比べて質感が本物の芝生により近く、肌触りが良いのが特徴です。
防草人工芝は、基本的には同じ製品でサイズ違いがあります。サイズは、幅が1mと2mがあり、1mには長さが1m、2m、5m、10m、20mがあります。幅が2mには、5m、10m、20mとあります。
人工芝は継ぎ目が少ない方が施工もしやすく、防草効果もありますので敷く場所にあった、大きさを選びましょう。
特徴
防草人工芝の特徴は、防草シート一体型で人工芝単体より雑草の繁殖を押さえ、ハサミで簡単に施工できるほか下記のような特徴があります。
- 芝丈3㎝、3つのタイプの葉をミックスさせることで、リアルな質感と自然な風合。
- シートに防カビ加工がされており、安心の国内生産。ホルムアルデヒド未検出で子供やペットにも安心のEU公認の高い安全性
- 防草シート一体型の難点である、排水穴からの雑草の繁殖を防ぐため、穴を小さく設計し排水はしっかり行いながら、雑草が生えるのを防ぎます
- 退色1年保証付き
防草効果について
庭に人工芝だけを敷いた場合には、人工芝も日光を遮断することはできるため、雑草の光合成を抑制し、生長を抑える効果はあります。しかし、人工芝は水捌けのために、各所に水捌け用の穴が空いています。人工芝だけ地面に敷いていると、その穴から雑草が生えてきてしまうのです。また継ぎ目や、人工芝を固定したピンの穴からも雑草が生えてしまうこともあります。
防草シート付の人工芝の場合でも、人工芝だけよりも遮光効果が高いため、防草効果は高まりますが、継ぎ目や、排水穴から雑草がでてきてしまうことがあります。アイリスオーヤマの防草人工芝は、一体型のデメリットである、排水穴からの雑草の繁殖を防ぐため、穴を小さくしています。しかし先がとがった形状の強い雑草(スギナ・チガヤ・アシなど)は、人工芝を突き破って草が生えてしまうこともあります。それらの雑草がすでに生えているところでは特に注意が必要です。
耐久性の強い防草シートと人工芝を別々に設置した場合とくらべ、防草シート一体型の人工芝の防草効果は劣りますので、しっかり事前に草刈り・除草を行うことも重要です。さらに継ぎ目の下に防草シートを敷いたり、除草剤などと併用するのもおすすめです。
防草シート付人工芝のデメリットについてはこちらに詳しい記事があります。
耐久性について
一般的に、ホームセンターなどで販売されている安価な人工芝は、耐用年数は5年程度です。アイリスオーヤマの防草人工芝には耐用年数の記載がありませんが、素材などから5年~7年程度、10年以上は難しいのではないかと思います。
価格の安さや製品の特性から考えても、こちらの製品は長期間使うというよりは、施工も簡単なので、汚れたり、穴が開いてしまったり、草が生えたらまた交換して使えばよいと思うかたにはおすすめです。
なるべく交換は最小限にしたい、長く使いたい場合は、耐久性の高い防草シートと、人工芝を施工したほうがよいでしょう。人工芝の価格は耐用年数に比例するので、最初コストはかかりますが手間や耐用年数を考えれば、それほど差はないのではないでしょうか。
まとめ
アイリスオーヤマのリアル防草人工芝について、説明してきました。最近の人工芝は、芝生とわからないほどリアルで、手入れの手間が少なくすむためエクステリアに取り入れる人も多く人気です。
アイリスオーヤマの人工芝は国内シェアNo.1のグループ会社アイリスソーコーが製造しており、1年保証もあるので、DIYで最初に人工芝を敷いてみたい人には使いやすい商品かと思います。
販売会社により、取れない折り目が付いていたなどの口コミもありますので、信頼できるところから購入しましょう。