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空芯菜(エンサイ)

空芯菜(エンサイ)栽培 収穫を増やす摘芯(摘心)の方法

空芯菜 空芯菜(エンサイ)

空心菜(エンサイ)は、次々と伸びる新芽を摘芯しながら収穫することで、長く収穫が楽しめます。ここでは空芯菜(エンサイ)の摘芯(摘心)のタイミングや、方法についてイラストを使ってわかりやすく説明します。

空芯菜の摘芯について

摘芯(てきしん)とは、茎や枝の最先端の芽を摘む作業で、ピンチとも呼ばれます。摘芯をすることでわき芽を増やしたり、生長を止めたりすることができます。

空芯菜栽培では摘芯をすることで、その茎の成長がとまり、わき芽が成長し、収穫を繰り返すことができるので収穫量が増えます。

「摘心」と「摘芯」、どちらが正しいの?

どちらも正しいです。「摘心」も「摘芯」も同様の意味を持ちます。本記事では、以下から「摘芯」に記載を統一します。

空芯菜の摘芯の方法

摘心のタイミング

空芯菜の摘芯のタイミングは、草丈が40cm~50cmほどの大きさになったころに収穫を兼ねて行います。

摘心のやり方

株が大きくなり、草丈が40cm~50cm以上ほどになったら収穫をかねて摘心をおこないます。先端から15cm~20cmほどのやわらかい部分手でひねり取るか、ハサミでカットします。手で摘み取る際には、指先でちぎったり、爪でつまみ切ったりするのではなく、指先で摘んだあと手首を捻って「ポキっ」と折るようにします。剪定ハサミでカットする場合には必ず消毒をしましょう。

一番最初の摘芯は、3節ほど残した位置で摘芯しましょう。2回目以降は一節ほど残して摘芯します。

空芯菜の栽培のポイント

空心菜の基礎知識

空芯菜(クウシンサイ)は、東南アジアや中国南部が原産で、茎葉はさつまいもによく似た中国野菜です。茎の中が空洞なため空芯菜と呼ばれますが、別名エンサイ、エンツァイ、ヨウサイ、朝顔のような花を咲かせることからアサガオナとも呼ばれます。

熱帯の植物で、生育適温が20℃~35℃と暑さにつよく、寒さは弱いです。日本では寒さに弱いため1年草として扱われますが、現地では多年草です。空芯菜は、新芽を摘心収穫しながら育てると、脇芽が伸びて、次々と収穫が楽しめます。気温が十分に上がってから植えつけすれば、夏の間次々と収穫が楽しめ、栽培が容易な野菜です。

空芯菜
作物名クウシンサイ(エンサイ)
科目ヒルガオ科サツマイモ属
原産地東南アジア原産
発芽適温(地温)20〜30℃
生育適温20〜35℃
土壌酸度(pH)6.0〜6.5
育てやすさ簡単

栽培環境・水やり

空芯菜は、生育適温が20℃~35℃と、暖かい気温を好みます。暖かい日当たりのよい場所で管理しましょう。植えつけは地温が十分に上がってからにしましょう。

元々水辺で育つ植物なので、多湿を好みます。土が乾燥しないよう水やりはしっかりおこないましょう。                                                                                                                                                                                                                       水やりは、発芽するまでは乾かさずに注意し、その後は土の表面乾いたら鉢底から水がでるまでたっぷり与えます。乾燥する時期は、敷き藁などをしてたっぷり水やりをすると、育ちがよくなります。

肥料

空芯菜のプランター栽培では、肥料元肥追肥を行います。追肥は最初の摘心が終わった後から行いましょう。生育を見ながら化成肥料を2か月に1~2回施します。

プランターの場合は、追肥は最初の摘心が終わった後に行います。化成肥料を2週間に1度施すか、置き肥を1ヵ月に1度置きます。水を好むため液体肥料を水やり代わりに与えてもよいでしょう。

収穫

収穫が遅れると、固くなります。小まめに収穫するとやわらかい茎を、何度も収穫することができます。プランターなどでは、こまめに収穫することで株をコンパクトにして育てることができます。

空芯菜のプランター栽培については、こちらに詳しい記事があります。

編集さん
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