ハサミやバリカンでの真夏の芝刈り作業は、大変疲れる作業です。これを解消するために、より大規模な芝刈りが効率的にできる、手押し自走式芝刈機や乗用芝刈機があります。
この記事では、特に手押し自走式芝刈機について、電動式とガソリン式のおすすめの機種を徹底比較するとともに、購入方法や中古の入手方法、そしてレンタル方法やメンテナンス、修理方法を紹介します。
自走式芝刈機(芝刈り機)とは?
自走式芝刈り機とは、ハンドルに力を入れることなく前に自走して芝を刈る機械です。重さを感じない分、普通の手押し式の芝刈機よりも軽労、芝刈機を押す負担も軽くなり、長時間の作業を可能にします。
イメージとしてはミニ耕運機、自走式草刈機を思い浮かべるといいでしょう。
自走式芝刈機には、どんな種類があるの?
自走式芝刈機は主に、電源コードやリチウムイオンバッテリーで動く「電動芝刈機」、ガソリンを燃料として動く「エンジン式芝刈機」があります。
刃(ブレード)はどんな種類があるの?
芝刈機の刃(ブレード)は以下のような種類があります。
- リール式 ・・・螺旋状の刃とベットナイフ(固定刃)ではさみ切るタイプです
- ロータリー式・・バーナイフや金属刃が水平に回転して芝を切るタイプです
- バリカン式・・・2枚の重なり合う櫛状の刃物が水平に動いてはさみ切るタイプです
種類別 おすすめ自走式芝刈機!
電源コードやリチウムイオンバッテリーで動く「電動芝刈機」
庭に電源コードがある場合は、駆動時間を気にせず使用できるので、コード付きのものがおすすめです。
リョービ(RYOBI)LMR-2300 電源コードタイプ
リョービ(RYOBI)LMR-2300 は電源コードを必要とする、自走式芝刈機です。刃はロータリー式で、コードから供給される強力なパワーが芝の刈り込みをスムーズにします。
キンボシ ティアラモアー GTM-2800 電源コードタイプ
キンボシ ティアラモアー GTM-2800は、キンボシ社が誇る、静音のリール型電動芝刈り機です。刈り高さが、10,18,26,34,42,50mmと6段階にも調整でき、特に50mmと高刈りができる点が特徴です。
マキタ(mikita)MLM460DZ バッテリータイプ
マキタが誇る、充電式芝刈機(LAWN MOWER)です。電源は18Vのリチウムイオンバッテリーを2個使用し、手押し、ロータリータイプの自走芝刈り機なので、広範囲、長時間の芝刈り作業に適しています。
本製品の特徴としては、マキタの草刈機と同様、バッテリーながらもパワフルな駆動、また防じん・防滴機能の「アプト」機能が搭載されており、コンパクトでBLモータ+スチールデッキの高耐久性仕様になっています。
また、付属のマルチングアタッチメント使用すれば、刈った芝を細かく砕いて肥料として芝生に撒くことができます。
この他、よりワイド、パワフルになったMLM432DPG2/DZ、MLM382DPG2/DZ、MLM431DPG2、MLM380DPG2があります。
ハスクバーナ ローンモアLC 141Li
チェーンソー(チェンソー)や刈払機で有名なハスクバーナの、バッテリー式自走式芝刈り機です。
ガソリンで動く「エンジン式芝刈機」
ガソリンで動く芝刈り機はバッテリータイプと異なり、時間を気にせず使用できるのがメリットです。
ホンダ(HONDA) HRG416
ホンダ(HONDA)というと、自動車やバイクを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。しかし実は、「パワープロダクツ」分野の製品として、耕運機、芝刈機、草刈機、刈払機、除雪機、動力噴霧機(動力散布機)、高圧洗浄機、ブロワ、水ポンプといったものも展開しています。特に耕うん機は、家庭菜園や小中規模園芸において、高いシェアをもつベストセラー製品です。
ホンダの芝刈り機HRG416は、その優れたエンジン技術が反映した4ストロークエンジンを搭載したコンパクトなロータリー式の芝刈り機です。
この他、刈幅が460mmに広がったHRG466、530mmのHRX537、541mmのプロ仕様HRC536があります。
プラウ ヤマハ製 エンジン式 芝刈り機 PH-GC480
バーナイフのロータリー型の非常にコストパフォーマンスに優れた芝刈り機です。480mmの刈幅、軽量のアルミニウムボディと、おすすめの製品です。
自走式芝刈機の替刃・メンテナンス・修理
替刃について
芝刈り機の替刃は、キンボシやマックス、セフティー、タナカ、ハイガー産業など、様々な会社が展開しています。ネット上でも気軽に買えますので、替刃が必要な方は、下記をクリックしてみてください。
メンテナンス・修理について
下の製品に関しては下記コンテンツに修理方法について記載していますので、ご参考にしてください。
自走式芝刈機を中古で買いたいとき
中古でもいいからもっと安く入手したい場合におすすめなのが、大手オークションサイトである「ヤフオク!」を利用する方法です。
オークションというと価格を随時確認しなくてはいけないなど煩わしいイメージがあるかもしれませんが、実は現在の「ヤフオク!」には「定額」で出品されている商品が多くあります。「定額」で出品されている商品は、オークション形式とは異なり、表示されている価格に対し購入ボタンを押すだけで即時取引完了となります。このように煩わしさもなくなっているばかりか、農機(農機具、部品)の取扱い数も急拡大しており、非常に使い勝手のよいサービスに進化しています。
以下にリンクを用意しましたので、ぜひ一度のぞいてみるとよいでしょう。
=>ヤフオク!で検索してみる自走式芝刈機をレンタルしたいとき
また、最近では、農機具のレンタル業者も増えてきています。その中でも、特に下記の会社はメンテナンスもしっかりしていて情報も豊富でおすすめです。
まとめ
自走式芝刈機は劇的に芝刈作業の効率を高める機械です。効率化される人件費を考えると、投資効果は充分に期待できる機械です。是非、チャレンジしてみてください。
また、これらを展開しているメーカーは、その他、ヘッジトリマー、動力噴霧器、チェンソー(チェーンソー)、ブロア、散布機なども展開しています。ご興味ある方は確認してみてください。
芝生の育成、肥料あれこれ
日当たり・水はけ
植物は光合成によってエネルギーを作ります。特に、芝は日光が大好きで日当たりが良い場所を好みます。また、野外で育てるため、水はけが良い土地が望ましいです。日陰が多い場所の場合は、日照時間が比較的少なくても問題ない品種を選ぶと良いでしょう。刈高を上げてできるだけ葉の面積を多くし、光合成を促進させるなどの工夫も有効です。
肥料・水やり
芝は、生育期に比較的多くの水やりが必要な植物です。生育期、土が乾いたら、なるべく水をやるようにしてください。特に猛暑の時期は水やりを毎日してあげましょう。一部の葉が徐々に巻いて丸まっている状態だとすると、明らかに水不足のサインが出ていますので、ホースやジョウロで水やりをしてあげましょう。
基本的な水やりの頻度の目安は週に1〜2度で、夏はできるだけそれ以上に散水するといいでしょう。休眠期の冬場は特に散水する必要はありません。
芝生のおすすめ肥料、手入れに関する記事は下記を参考にしてください。
エアレーション
エアレーションとは、芝生に専用の穴あけ機で穴を開けることで、土壌中の酸素を増やし、透水性を高め、土壌表層に溜まる老廃物であるサッチの分解を促進させ、サッチの蓄積を防ぐために行います。
芝生は、畑と違って一度植えてしまうと、耕耘ができません。このため用土が固くなり、サッチが蓄積し、芝の育成を阻害してしまうのです。
エアレーションを行う適期は、芝生の生長がよい時期です。具体的には暖地型は初夏や梅雨明け、寒地型は春と秋が適期となります。また、エアレーションに合わせて、レーキや熊手で蓄積したサッチを取り除く、またサッチ分解剤を使ってサッチを除去するサッチングも行ってください。
目土
目土は、芝生の管理特有の言葉で、「めつち」と読みます。目土は、芝生の上に川砂などをかぶせ、覆うことで、サッチの抑制や表面のデコボコを平にしたり、新芽を保護したり地温を保つ効果があったりと、非常に重要です。具体的には年間に1〜2回、4〜5月、10月に行うのがベストです。
普通の土(そこらのへんにあるような土)を使うのは駄目ですよ!
芝生の目土用の土も販売されていますので、ご自身で目土作業を実施することも可能です。
広い敷地の芝生をお持ちの方は、造園業者などに目土を頼むと良いと思います。ご自身でやるより安く綺麗に仕上がります。
⇒草刈り・芝刈りなど造園を頼みたいときには芝生に生えてくる雑草の除草、防除
芝生には、カタバミ、スギナやススキ、メヒシバ、ヤブガラシ、オオイヌノフグリ、カラスノエンドウ、チガヤなど、広葉雑草やイネ科雑草、さまざまな雑草が生えてきます。下記は芝生で使える、おすすめの選択性除草剤、また芝生に生える雑草を紹介していますので、参考にしてみてください。
また、除草剤を撒くのにベストな時期、草抜き道具、除草時に気をつけたい服装などを知りたい方は下記を参考にしてください。
また、除草のための草刈機(刈払機)、資材については、こちらをご参考ください。
雑草の様々な防除、駆除方法は下の記事がおすすめです。
また、特に防草シート(除草シート)での防除に興味ある方は下の記事をご参考ください。