自走式草刈機 種類やメーカーごとの特徴、おすすめ製品まとめ

自走式草刈機 種類やメーカーごとの特徴、おすすめ製品まとめ 自走式

自走式草刈機は畦畔などの傾斜地、また果樹園での草刈りで劇的に農作業効率を高める機械です。価格は安いものではありませんが、効率化できる人件費や労力を考えれば費用対効果は高いといえるでしょう。

ここでは自走式草刈機について、種類やおすすめ、メーカーごとの特徴など、初めて自走式草刈機を選ぶ方にもわかりやすく、まとめています。

自走式草刈機の種類

自走式草刈機は、車輪がついており手で押すことにより自走する草刈機です。振動はありますが刈払機と比べると、持ち上げて振り回す必要がないため楽に草を刈ることができます。

自走式草刈機には用途により種類がいくつかあります

畦畔草刈機

二面式

田んぼの畔の上部と法面を一度に刈り取れるのが二面式の草刈機です。二面式を横に広げて広く刈り取ることもできます。一度で畔の草刈りが終わるの効率的です。法面部分が高いと、草が刈り取れないので高さがあまりない法面での使用におすすめです。

斜面草刈機

法面などの斜面でも安定して草を刈り取る草刈機。法面草刈機や、オーレックの商品名のスパイダモアと呼ばれることもあります。

斜面の上から、斜面に降りることなく長いハンドルを使って、草を刈り取るので安全です。4輪駆動と滑りにくい特殊タイヤで、傾斜50度ほどまで安定して草を刈ることができます。

ロータリーモア(オートモア)

ロータリーモアとは、刈刃の駆動が横回転のロータリー式で、広範囲の草を刈り取ります。刈刃はバーナイフで3輪タイプが主流。刈幅は広く小回りが利くので、果樹園や公園などの平地など平坦な場所におすすめ。

ハンマーナイフモア

ハンマーナイフモアとは、刈刃の駆動が縦回転のハンマーナイフ式で、背の高い草でも広範囲に草を粉砕します。ロータリーモアよりもパワーがあって硬い雑草や、背の高い草が得意なので不整地などで使われます。

ぬかるんだ場所や、不整地、傾斜地などにつよいクローラーモデルと、小回りの利くホイールモデルがあります。ハンマーナイフ式の自走式草刈機は、オーレックの他、乗用草刈機でも有名な、筑水キャニコムやアテックス、ヤンマーなど農機具に強いメーカーから販売されています。

ウォーキングモア

自走式刈払機とも呼ばれます。刈刃の部分がチップソーナイロンコードなどを使え、刈払機にタイヤが付いているイメージです。刈刃の部分が左右に動くので隅々まで刈り取ることができ、自走式のため重さを感じずにつかうことができる、草刈機です。

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自走式草刈機メーカーと製品

自走式草刈機は、種類の多いオーレックや、畦草刈機ではクボタの製品が人気があります。オーレックはイセキアグリや共立のOEM製品もつくっています。

それぞれのメーカー特徴や製品について説明します。

クボタ

国内首位の農業機械メーカー、クボタ(KUBOTA)は、畦草刈機の二面式の「畦畔草刈機」、斜面の草刈りに「法面草刈機」や「ラジコン草刈機」もあります。1998年から畦畔の草刈機を販売しており、環境にも配慮したエンジンや、自走式草刈機にはめずらしい電動式もあります。

法面草刈機のカルマックスは、農家の方にも広く使われている人気の製品です。商品ごとの詳しい説明については、下記の記事も参考にしてください。

オーレック

オーレックは、自走式小型草刈機の国内シェア40%以上を占めており、共立やISEKIアグリなどのOEM製品も手掛けています。オーレックの製品は種類が多いので、場所や価格など自分に合った草刈機が見つかります。

斜面草刈機を、スパイダーモアーと呼ばれるように、オーレックの製品名がそのまま自走式草刈機の種類の名前として使われることも多くあることからも、認知度の高さが伺えます。

共立

共立(KIORITZ)は株式会社やまびこの、小型屋外作業機械、農業用管理機械のブランド名です。共立の自走式草刈機は、オーレックのOEM製品のため、仕様やデザインは多少違いますが、性能はオーレックと同様です。

イセキ(ISEKIアグリ)

ISEKIアグリは井関農機のグループ会社で、小型農業機械に特化した国内卸売会社で、井関農機グループ販売会社や大手ホームセンターなどでも購入することができます。イセキの自走式草刈機も共立と同様に、オーレックのOEM製品もありますが、他にも農林水産省とコラボした女性用の自走式草刈機もあります。

ヤンマー

ヤンマーも自走式草刈機を販売しています。ヤンマーの自走式草刈機はコンパクトな、ハンマーナイフモアです。軽量でコンパクトで取り回ししやすく、タイヤ幅が調整できるので狭い畦畔や畝間でも使うことができます。ハンマーナイフのため雑草を刈るだけでなく、粉砕まで行うことができ、片付け等の後作業が格段に楽になります。

ハンマーナイフ式の自走式草刈機は高額なものが多いのですが、コンパクトなので価格も手ごろなのも魅力です。

ホンダ

ホンダにも、ホンダの優れた4ストロークエンジンを使った自走式草刈機があります。ロータリーモアと呼ばれる3輪の草刈機で、機能の違いで3種類あります。

コメリ(丸山製作所)

ホームセンターのコメリには、多くの種類のオリジナル製品があります。自走式草刈機も「速刈り君」という斜面草刈機があります。コメリオリジナルブランドですが販売元は、株式会社丸山製作所です。丸山製作所は東証一部上場の農林業用機械などの開発販売を行うメーカーで、プロの農家の方には優れた2サイクルエンジンの搭載された農業機械(農機具や資材)でなじみが深く、もちろん自走式草刈機も多く製造しています。

ハイガー(HAIGE)

ハイガー(HAIGE)は、2009年の創業した群馬に本社があるハイガー・HAIGE産業株式会社の製品ブランド名で、自社で開発・生産しています。生産は中国で行い、自社で開発・製造・販売(自社のオンラインサイトや大手ショッピングサイト)していることで、コストを抑え安価で販売をしています。

ハイガーには、自走式草刈機は、3輪タイプのロータリーモア(オートモア)があります。ハイガーの魅力はやはり価格です。コンパクトタイプのロータリーモアでも他社では17万円ほどはしますが、ハイガーは6馬力とパワフルなのに価格は10万円ほどです。しかし簡単ですが組み立てなどもあります。メンテナンスなど自分でやることが苦ではない人におすすめです。

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自走式草刈機のおすすめ

自走式草刈機には、種類が多くあります。おすすめ商品については、種類ごとにまとめた記事があります。そちらも参考にしてください。

自走式草刈機の替刃

自走式草刈機の替刃は、チップソーなどと同様に純正品以外も汎用化され様々な会社から販売されています。

他の替刃も、かなり汎用化され、ネット上でも販売されていますので、下記をクリックしてみてください。

自走式草刈機の中古について

中古でもいいからもっと安く入手したい場合におすすめなのが、大手オークションサイトである「ヤフオク!」を利用する方法です。

オークションというと価格を随時確認しなくてはいけないなど煩わしいイメージがあるかもしれませんが、実は現在の「ヤフオク!」には「定額」で出品されている商品が多くあります。「定額」で出品されている商品は、オークション形式とは異なり、表示されている価格に対し購入ボタンを押すだけで即時取引完了となります。このように煩わしさもなくなっているばかりか、農機(農機具、部品)の取扱い数も急拡大しており、非常に使い勝手のよいサービスに進化しています。

以下にリンクを用意しましたので、ぜひ一度のぞいてみるとよいでしょう。

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できれば信頼のおける企業から購入をおすすめします。自走式草刈機は見た目だけではどれだけの状況か判断しにくく、メルカリやジモティーなどでの個人取引は、目利きができる方でないと、価格の正当性がわからないためリスクが高いといえます。

自走式草刈機のレンタル

自走式草刈機は高額なので、一度レンタルで試してみるのもおすすめ。最近では、農機具のレンタル業者も増えてきています。その中でも、特に下記の会社はメンテナンスもしっかりしていて情報も豊富でおすすめです。

農機具レンタルのagriz(アグリズ)

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