草刈りは、過酷な重労働です。夏場の炎天下での草刈りや、足場の悪い斜面での草刈りは常に危険と隣り合わせです。そんな重労働を解決してくれるのがラジコン草刈機です。リモコンの遠隔操作で草を刈り取ることができるため、涼しい日陰や斜面の上から安全に効率的に雑草を刈り取ることができます。
この記事ではラジコン草刈機について、種類や機能、選び方などについてまとめています。
ラジコン草刈機とは
手元のリモコン操作で、草刈機本体を動かして草を刈り取ります。リモコン草刈機とも呼ばれます。
涼しい日陰から操作できる、また斜面の草刈りでは斜面に降りることなく、斜面の上から操作することができるので、滑落の危険やキックバックなどのケガのリスクを軽減します。
国もスマート農業の普及に力を入れており、農林水産省のリモコン草刈機のページには研究機関による実証値)として、刈払機での草刈りの80%の作業削減が可能との記載もあります。また導入時の税金負担を軽減するための「みどり投資促進税制」に認定されているラジコン草刈機もあります。
ラジコン草刈機の選び方
ラジコン草刈機は、製品は多くありませんが、価格帯は幅広く50万円程度で購入できるものから、数百万円もするものまであります。安くはない製品ですので、自治体などで一括購入し、レンタルしている場合もありますので一度ご自分の住んでいる地域の情報を調べてみてはいかがでしょうか。
予算、サイズ、使う場所や環境により機種は変わります。斜面で使いたい場合には、最大斜面角度が何℃まで使えるのか、確認しましょう。斜面に強いラジコン草刈機は、4輪駆動でタイヤなども滑らないように加工してあったり、クローラータイプのものもあります。
果樹園や、ソーラーパネルの下などで平坦な場所で使う場合には、車高の低いものを選びましょう。斜面で使う必要がなければ、価格も抑えることができます。
サイズで選ぶ
小型
使う場所で選ぶ
斜面に強い
メーカー別で選ぶ
クボタ
ゼノア
アテックス
ラジコン以外の草刈機
ラジコン草刈機のリモコン操作は、ホビー感覚で感覚的に使えるものが多いですが細かい部分などは、ある程度慣れるまでには時間がかかる人もいるかもしれません。
定期的に草を刈り取るソーラーパネルの下などでは、ルンバのように自分で動いて刈り取る「ロボット草刈機(自動草刈機)」なども広がってきています。斜面などでも使えるものも出てきています。
また農業者の方には、手で押して使う「自走式の草刈機」や、草刈機自体に乗って草を刈り取る「乗用草刈機」なども、草刈りの重労働を軽減させてくれます。最近では草刈機のレンタルなども増えていますし、デモなども各社行っていますのでご自分にあった草刈機を選んでください。
農家webでは、下記の他にも、さまざまな草刈りの記事がありますので、草刈機選び、ラクに枯れる方法などに役立ててください。