酢の除草剤 効果や散布方法、おすすめ商品

酢の除草剤 効果や散布方法、おすすめ商品

除草剤を使うのは安全性が気になるという方に、最近ではお酢の除草剤が人気があります。この記事では、お酢の除草剤について、その効果や散布方法、おすすめの商品などをまとめています。

酢の除草剤とは

最近ホームセンターや100均のダイソーでも、お酢でつくられた除草剤を見かけます。お酢の除草剤とは、その名のとおり原料は、食酢や醸造酢がほとんどで、100%食品成分なためペットや小さなお子様のいる家庭などでも、安心して使える除草剤です。

除草剤の分類としては、非選択性の「茎葉処理剤」に該当します。茎葉処理剤とは、ある程度成長した茎や葉に薬液を散布することで、雑草を枯死させる除草剤のことです。また薬液が接触した全ての植物を枯らすのが「非選択性」、特定の植物を枯らさず、雑草のみ枯らすことができる「選択制」の除草剤があります。選択制の除草剤は芝生や水田などでよく使われます。

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お酢の除草効果

では効果はどうなのでしょうか。

お酢は強烈な酸性で、その酸の力で薬液がかかった部分の植物を枯らすことができます。しかも速効性があるため、早ければ散布した翌日から効果がでます。適用雑草も多く、一年生雑草はもちろん、やっかいなスギナやクズなどの多年生雑草にも効果があります。

しかし、イネ科の雑草には効果が落ちるため、スズメノカタビラ、ヒエ、メヒシバなどを枯らしたい場合は、他の除草剤を使うのがおすすめです。また薬液がかかった部分のみ枯れるため、根まで枯らすことができません。

除草剤は通常年に使える回数が決められています。しかしお酢の除草剤はそれがないため、雑草が生えたら散布するを繰り返すことにより、雑草の成長を抑制することができます。

食酢は農薬として認められています

実は、食酢は農薬取締法により安全性が認められた特定防除資材(特定農薬)です。特定農薬とは、農作物や人畜に無害で一定の防除効果が認められているもので、殺菌効果があるため薄めて作物に散布すると病害虫の予防にもなります。

そのため食酢は畑などの農耕地でも使える除草剤です。しかしお酢の除草剤の中には農耕地では使えないものがあるため、パッケージを必ず確認してから使いましょう。

お酢が原料のおすすめ除草剤

お酢の除草剤は、下記以外にもフマキラーの除草王シリーズやアースガーデン、カインズなどからも多く販売されています。

お酢の除草液シャワー・スプレー

トウチューが販売するお酢の除草剤シャワー・お酢の除草剤スプレーは、原料が醸造酢です。野菜類・花き類にも適用があり、畑の植えつけ前や植え付け後の畦間にも使えます。少量のスプレータイプから、ボトルのシャワータイプまであるので無駄なく使えます。

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ダイソー お酢の除草剤

ダイソーにもお酢の除草剤は置いてあります。800ml入りです。農薬ではないとの記載があるので、畑などの農耕地では使えません。

酢の除草剤の作り方

食酢はそのまま散布しても除草剤として使えます。大抵の食酢は酢酸を3~5%ほど含んでいます。除草剤の酢の濃度も5%程度ですので、水で薄めずそのまま使います。

スプレーボトルに入れ替えて、そのまま葉や茎に散布すればOKです。多く使う場合には、除草剤の方が割安ですが一度試してみたい方や、古いお酢が余っている場合などに活用してみてください。

除草剤は、展着剤を使うと葉っぱへの薬液の付着性や浸透性がUPします。展着剤がわりに身近な界面活性剤として、食器洗い用の洗剤を少しいれると粘り気がでるため、薬液が葉から流れにくくなります。

散布のポイント

お酢の除草剤を散布するときには下記に気をつけて散布しましょう。また除草剤のラベルには、効果的に使う方法が書いてありますので、必ず読んでから使いましょう。

  • 雑草が大きい場合は10㎝以下に草刈りしてから散布する。
  • 除草剤は、茎や葉にたっぷりと散布する。
  • 散布後すぐに雨が降ると、薬液が流れてしまうので雨予報の時は散布しない
  • 枯らしたくない植物にも、薬液がかかると枯れてしまうので注意が必要
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ドクダミへの効果と使い方

ドクダミは多年生の植物で、地下茎から増殖する除草が難しい雑草の一つです。お酢の除草剤でも枯らすことができるのでしょうか。地上の葉や茎には効果がありますが地下茎まで枯らすことはできません。

ドクダミの除草に関しては、下記に詳しい記事がありますのでそちらも参考にしてください。

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