化学肥料とは?化学肥料の基本
化学肥料とは、化学的に合成、あるいは天然産の原料を化学的に加工して作った肥料です。有機肥料(有機質肥料)は動植物質を原料とした肥料(堆肥や米ぬか、骨粉など)です。
化学肥料は大きく2つに分けることができます。
「化成肥料」は、「化学肥料」に含まれるものとなります。
化成肥料は、化学肥料と何が違うの?
化成肥料は、化学肥料の一種であり、主要な三大栄養素とされる窒素・りん酸・カリウム(加里)のうち2つ以上を含むものを指します。(「複合肥料」とは、窒素・りん酸・カリウムを2つ以上含む肥料の総称です)。
定義としては、「数種類の肥料に何らかの化学的工程を加えて製造された肥料」が化成肥料です。化成肥料は粒状や固形(ペレット、ブリケット)になっているものが多いです。
化学肥料、化成肥料は本当に害があるの?
化成肥料は薬品のように危険なものなの?
「化成肥料」はその名前から植物や環境、人体に強く影響を及ぼすイメージが付いている場合がありますが、それは全くの誤解です。
一番重要なのは「肥料」を必要な量だけ施すということです。適正量の使用であれば「化成肥料」「有機質肥料」など、どの肥料でも問題は発生しません。逆に化学肥料でなくても適正な使用方法ができていない場合は植物や人体に大きな影響があります。
肥料だけではなく一般流通されている農業用の資材はすべて適正に使用すれば問題が起こらないようになっています。
有機肥料も化成肥料も、その栽培作物や栽培方法、状況によって使い分けすることが重要です。