レタス栽培について
レタスはサラダだけでなく、炒め物やスープなどの幅広い調理方法で、食べることができます。収穫期間も短いので初心者の人にもおすすめです。
農家webには、レタスの種類や場所に合わせた栽培方法の記事があります。畑だけでなくベランダでのコンテナ栽培や、土をつかわない水耕栽培の記事などもあります。
レタスの種類
レタスというと結球する玉レタスを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。この他にもレタスには下記のような種類に分けれます。栽培方法は似ていますが、リーフレタスは栽培期間が短く高温期でも栽培が容易です。
分類 | 種類 |
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結球レタス | 玉レタス。文字通り結球するレタス。 日本で栽培されているレタスのほとんどがこのレタスです。 |
リーフレタス (カキチシャ) | サニーレタスやグリーンリーフなど、結球しないレタス 栽培時期が短く玉レタスに比べて栽培が容易 サンチュもこの仲間です。 |
立ちチシャ | ロメインレタス(コスレタス)で呼ばれます。 立性して、半結球のタケノコ型になるレタス。 |
茎チシャ | 立ちレタス、ステムレタス、アスパラガスレタスとも 呼ばれます。茎の部分が食用になります。 これを乾燥したものが「山くらげ」 |
レタスの栽培時期
レタスは冷涼な気候を好みます。レタス類の発芽適温は18℃~20℃、生育適温が18℃~22℃です。
発芽時に25℃以上になると発芽不良になり、生育期間中に高温・多湿になると生育が抑制されて、病気の発生が増えます。玉レタスは、結球開始時に15℃以下になると結球肥大が抑制され、25℃以上になると結球異常が増えるので、この時期に生育適温になるように栽培期間を決めるとよいでしょう。
一般的にレタスの種まきの時期は春と秋といわれます。玉レタスが播種から収穫まで2か月~3か月ほど。リーフレタスであれば50日~60日程度で収穫できます。玉レタスは秋まき栽培が、リーフレタスは高温にも強いので、春まき栽培が栽培しやすいといわれます。
地域ごとのレタスの栽培時期については、詳しい記事がありますのでこちらを参考にしてください。
地植えのレタスの栽培方法
畑などでレタスを栽培するときは、種子か苗から始めます。玉レタスやリーフレタスは植え付け時期になるとホームセンターなどで苗も売られているので、育苗の手間を省きたい人は苗を購入してもよいでしょう。ロメインレタスや、立レタス(ステムレタス)の苗はあまり販売されていないので、種子からそだてましょう。
レタスのプランター栽培
サニーレタスなどのリーフレタスは、プランターでも栽培が可能です。プランター栽培は収穫量は少ないですが、間引きしながら収穫できるので直播して育てることができます。
レタスの水耕栽培
レタスは、土をつかわずに水と培養液だけで育てる水耕栽培でも育てることができます。室内やベランダで手軽に育てることができ、虫や病害虫のリスクもすくないので観葉植物のようにレタスを育てることができます。
レタスの防除について
レタスは病害虫には比較的強いですが、アブラムシが発生しやすくなります。マルチや防虫ネットなども効果的です。農薬については、下記の記事を参考にしてください。