トマトの植え付け(定植)の方法を詳しく説明します。トマトの植え付けはポイントを抑えておけば何も怖くありません。時期と準備、方法をしっかりと理解して苗を植え付けましょう。
トマト栽培の基本や各作業に関しては、下記の一覧を参考にしてください。
トマトの植え付け(定植)の時期は?
植え付け(定植)の時期として適しているのは、霜が降りる心配のない最低気温が10度以上、最低地温が15度以上となる頃です。カレンダーで考えると、4月下旬から6月上旬ころまでとなります(一般地、露地栽培の場合)。
植え付ける苗の状態は本葉8枚から9枚になったころが植え付けのタイミングとしてはふさわしい状態です。その頃には一番花(初めて咲く花)が咲いていると思います。
トマトの植え付け(定植)の前にすることは?
トマトの定植前に必要な作業としては土作り、畝立て、支柱立てがあります。下の記事に詳細が記載されていますので参考にしてください。
トマトの植え付ける場所、間隔は?
トマトは1畝に対して2列(2条)で植え付けると効率が良いです。植え付ける間隔は下の表を参考にしてください。
畝幅 | 畝間 | 畝高 | 条間(列間) | 株間 |
---|---|---|---|---|
100cm〜120cm | 100cm | 20cm〜30cm | 70cm | 50cm |
トマトの植え付け(定植)の方法は?
植え付け(定植)は根の活着をよくする(根の張りをよくする)ために晴れている午前中に行いましょう。根の活着の良否はその後の生育に大きな影響を及ぼします。植え付けの作業の手順は下のとおりです。
- マルチを張っている場合には、マルチに穴を開けます。穴を空ける時にはカッターでばつ印(×)に切るか、マルチ穴あけ器を使いましょう。
- 植え穴を浅く掘ります。
- 植え付けをする前に、苗の鉢(ポット)と植え穴の両方に十分に水やりをします。
- 苗を穴に入れて、上から軽く押さえます。このとき植える向きは、花が付いているほうを畝の外側にします。
- マルチの穴が完全にふさがっていない場合には、土でふさぎます。
植え付けが終わったら、予め立てておいた支柱に誘引しましょう。園芸用の麻ひもやワイヤーなどで茎を支柱にくくりつけます。麻ひもの場合は、8の字形に茎と支柱を結びます。心配な場合は竹串などで仮支えをすると良いでしょう。
植え付けのあとにすることは?
植え付けが終わったら、いよいよトマトの手入れ作業が始まります。適切に手入れをして、たくさんのトマトを収穫しましょう。