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シソ

しそ(大葉)栽培 摘芯のタイミングとやり方

大葉 シソ

夏にそうめんや冷ややっこなどに活躍する大葉(しそ)は、収穫を兼ねて摘芯(摘心)をすると、長く収穫が楽しめます。ここでは大葉(しそ)の摘芯(摘心)のタイミングや、方法についてイラストを使ってわかりやすく説明します。

しそ(大葉)の摘芯について

摘芯(てきしん)とは、茎や枝の最先端の芽を摘む作業で、ピンチとも呼ばれます。摘芯をすることでわき芽を増やしたり、生長を止めたりすることができます。

しそ(大葉)栽培では摘芯をすることで、その茎の成長がとまり、わき芽がのびて大株に仕立てることができ、収穫量が増えます。収穫しながら育てることの多いシソは、収穫時に摘芯しながら収穫すると手間がかからず簡単です。また摘芯した枝をつかって、挿し木にして増やすこともできます。

しそ(大葉)の摘芯の方法

摘心のタイミング

しそ(大葉)の摘芯のタイミングは、草丈が25cm~30cmほどの大きさになったころに行います。摘芯だけが目的であれば、草丈25cmの頃に行い、収穫や剪定した枝をつかって挿し木にする場合には30cmほどになってから行いましょう。

摘心のやり方

草丈25cmで摘芯だけ行う場合

草丈が25cmほどになったら、先端を摘芯しましょう。摘芯は手でひねり取るか、ハサミでカットします。手で摘み取る際には、指先でちぎったり、爪でつまみ切ったりするのではなく、指先で摘んだあと手首を捻って「ポキっ」と折るようにします。剪定ハサミでカットする場合には必ず消毒をしましょう。

収穫しながら摘芯する場合

収穫しながら摘芯する場合は、草丈が30cm以上になってから行いましょう。あまり小さい時に摘芯すると、株が弱まりわき芽がでないことがあります。挿し木にする場合は、先端から10㎝ほど必要なので35cmほどに成長してから行いましょう。

摘芯は手でひねり取るか、ハサミでカットします。手で摘み取る際には、指先でちぎったり、爪でつまみ切ったりするのではなく、指先で摘んだあと手首を捻って「ポキっ」と折るようにします。剪定ハサミでカットする場合には必ず消毒をしましょう。わき芽も摘芯しながら育てると、収穫が長く楽しめます。

シソの摘芯

挿し木は水栽培でも可能です。水栽培での挿し木の方法については詳しい記事があるのでそちらを参考にしてください。そのまま水耕栽培で育てることも可能です。

しそ(大葉)栽培について

しそ(大葉)の基礎知識

シソは、シソ科の一年草で葉が緑色の青ジソ、葉が紫色の赤ジソやちりめん種など品種も豊富です。大葉といわれるのは、青じその葉の部分で薬味によく使われます。

栽培は、春に種や苗を植えつけて初夏から秋にかけて長く収穫が楽しめます。生育適温は20℃~25℃と暖かい気候を好みます。丈夫で半日陰でも育てることができるので家庭菜園初心者の人でも作りやすい植物です。畑だけでなくプランターや水耕栽培でも育てることができます。

種や市販の苗から栽培ができ、また剪定した茎を水に挿しておくだけでも簡単に増やすことができます。種から育てれば、発芽したばかりの芽ジソ、葉を収穫する葉ジソ(大葉)、刺身のツマなどにつかわれる花穂(かすい)を利用した穂ジソ、実がついたらシソの実として4段階収穫を楽しむことができます。

作物名シソ(紫蘇)
科目シソシソ
原産地ヒマラヤ~ミャンマー、中国
発芽適温(地温)15℃~25℃
生育適温20℃~25℃
土壌酸度(pH)6.0~6.5
育てやすさ簡単、初心者でもOK

肥料

しそ(大葉)は長く収穫が続くので、多く収穫したい場合には肥料を切らさずに育てる必要があります。肥料不足になると、葉が小さくなったり、香りがうすくなったりします。しかし肥料を与えすぎると肥料やけを起こすので適時に適量を与えることが大切です。地植え・プランター・水耕栽培では肥料の与え方が異なるので、それぞれに合った肥料を与えましょう。

プランター栽培・水耕栽培

しそ(大葉)は、畑だけでなくプランターや水耕栽培でも育てることができます。小まめに収穫して育てることができるので、家庭では人気の栽培方法です。土を使わない水耕栽培では家庭にあるペットボトルやスポンジで始めることができるので、摘芯した茎をつかった水耕栽培もおすすめです

執筆者・監修者情報
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