ホンダの優れたエンジンを使った自走式草刈機はその安定性から人気があります。この記事ではホンダの自走式草刈機の種類やその特徴などを、わかりやすく解説します。
ホンダの自走式草刈機の特徴
4ストロークエンジン(4サイクルエンジン)
エンジン式の草刈機には、2ストローク(2サイクル)と4ストローク(4サイクル)のエンジンがあります。4ストローク(4サイクル)の特徴は、燃費がよく、クリーンであることや、振動が少ないことなどがあります。また混合ガソリンを作る手間も不要です。それに対し2ストローク(2サイクル)は、同じサイズであれば出力に優れ、安価ですが混合エンジンを作る手間や、排気ガスの有害性は強くなります。
やはりホンダはエンジンが強み。ホンダの自走式草刈機には、Hondaの4ストロークOHVエンジンが搭載されています。非常に優れたエンジンで始動も早く、高効率な燃焼で燃費を低減し、国内外での排出ガス規制もクリアしています。4ストロークですので、混合エンジンを作る手間も不要で、オイルの消費も低減します。
スチール製ハウジング
刈刃をカバーするハウジング部分はスチール製なので強く丈夫で、ハードな作業にも対応できます。またハウジング部分は、草丈の状態に合わせて自在に開閉するようになっています。刈草の飛散を防ぐス
チール放出ガードもついています。
ロータリー式
自走式の草刈機には多くの種類がありますが、ホンダの自走式草刈機はロータリー式の草刈機。ロータリーモア、オートモア―とも呼ばれます。
ロータリー式の草刈機は、刃の駆動が地面と平行に回転して草を刈り取ります。刃が縦回転のハンマーナイフ式はパワーがあり草丈の高い草や硬い草などを粉砕するため、休耕地などで使われます。ロータリーモアは、3輪タイプが多く、小回りも効きメンテナンスも簡単で比較的安価です。平坦で広範囲の草刈りが得意なので、果樹園や公園などで使われることが多くなります。
ホンダ自走式草刈機の種類と特徴
ホンダの自走式草刈機は3種類。エンジンは同じエンジンを採用しているので機能に違いがあります。では各機種ごとに説明していきます。
UM2160
UM2160は、一番安価なスタンダートタイプ。Hondaの4ストロークOHVエンジンを搭載し、刈刃クラッチ連動機構を採用し、作業中でもエンジン回転数などの調整が可能です。変速は前進2段。1速は狭い場所や長い草が生えている場所に、2速は平坦な広い場所の草刈りに向いています。刈幅は約53㎝、刈高は、15㎜ ・ 30㎜ ・ 50㎜ ・ 75㎜の4段階に調整可能です。
HSTではないので、変速する場合は、走行クラッチレバーと止にしてから、操作する必要がありますが安価でホンダの4ストロークエンジンが使え、軽いので取り回しやすさも魅力です。
製品名 | UM2160 |
---|---|
機体寸法:全長×全幅×全高(mm) | 1,780 × 760 ×1,080 |
質量(kg) | 61 |
排気量(cc) | 163 |
燃料タンク容量(L) | 1.6 |
刈刃形式 | 直刃 |
刈幅(mm) | 約530 |
刈高(mm) | 15/30/50/75(4段階調整) |
目安価格(税込) | 約173,000円 |
UM2460(J2・JB2)
UM2450は、UM2160に比べて横幅が広く、刈幅は610㎜と80㎜広くなっています。エンジンは同じです。大きな違いは、最適な車速が選べる油圧式無断変速機(HST)がついていているところ。刈刃クラッチレバーが走行クラッチレバーと連動しているので、走行中に変速することが可能です。
J2とJB2の違いは、JB2にはブレーキが付いています。傾斜地で旋回する場合や、下り坂でスピードがでてしまう場合や、軽トラに積み込むときにもブレーキがあると安全性が高まります。価格差は1万円ほどですので、ブレーキ付がおすすめ。
製品名 | UM2460(J2) | UM2460(JB2) |
---|---|---|
機体寸法:全長×全幅×全高(mm) | 1,790 × 900 ×1,080 | 1,790 × 900 ×1,080 |
質量(kg) | 69 | 73 |
排気量(cc) | 163 | 163 |
燃料タンク容量(L) | 1.6 | 1.6 |
刈刃形式 | 直刃 | 直刃 |
刈幅(mm) | 約610 | 約610 |
刈高(mm) | 10/25/ 45/70(4段調整) | 10/25/ 45/70(4段調整) |
目安価格(税込) | 約210,000円 | 約220,000円 |
ホンダの自走式草刈機の修理
故障した時は、下記のサイトから修理に対応できる店舗を探して問い合わせをしましょう。
ホンダの自走式草刈機を中古で買いたいときは
ホンダの自走式草刈機は、その性能に比して安価を実現していますので、新品でも手の届きやすい価格になっています。しかしながら、中古でもいいからもっと安く入手したいという人もいるでしょう。その場合におすすめなのが、大手オークションサイトである「ヤフオク!」を利用する方法です。
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