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人気の乗用草刈機 おすすめランキング

乗用草刈機 乗用

ゴーカートのように草刈機に乗って草を刈ることができる乗用草刈機は、果樹園や公園など広い場所での草刈りに人気があります。この記事では、人気の乗用草刈機を用途別のおすすめランキング形式で紹介します。

乗用草刈機について

種類

乗用草刈機には、刃の駆動が横回転の「ロータリーナイフ式」と、縦回転の「ハンマーナイフ式」があります。一般的に果樹園などで使われているのは「ロータリーナイフ式」で、高い草や密集した草にはあまり強くはありませんが、価格もハンマーナイフ式に比べれば手頃でメンテナンスも楽に行えます。

ハンマーナイフ式は、耕作放棄地や河川敷などで使われ、パワーがあり剪定枝ごと粉砕できますが、高額なうえ、刃の交換などメンテナンスが大変で草刈業者などの企業や大規模農業などで使われています。

メーカー

乗用草刈機を販売しているメーカーは多くありますが、OME製品も多くあります。1番多く販売されているのはオーレック(OREC)のラビットモア―で、共立やイセキアグリの乗用モアはオーレックのOEM製品です。

次に2001年に業界で初めて乗用四輪駆動「まさお」を販売した筑水キャニコム。4輪駆動の乗用草刈機の種類は豊富です。丸山製作所の乗用草刈機は筑水キャニコム・アテックスのOEM製品です。その他ハンマーナイフで有名な、アテックス、除雪機も多く手掛けるフジイコーポレーションなどが乗用草刈機を製造・販売しています。

ハンマーナイフ式では、ゼノアや共栄社のバロネスなどがあります。

  • オーレック
  • 共立(やまびこ) 
  • イセキアグリ 
  • 筑水キャニコム
  • 丸山製作所 
  • アテックス
  • フジイコーポレーション
  • その他 ハイガー、マメトラなど

用途別 乗用草刈機おすすめランキング

ここでは、ロータリーナイフ式の乗用草刈機(乗用モア―)について、用途別にランキング形式で紹介します。

人気のスタンダードタイプの乗用草刈機ランキング

1位 オーテック ラビットモアー RM953(共立 RM953/K・イセキ RM953)

オーレックのラビットモア―RM953は2WDのスタンダードタイプ。パワー、機能、価格などバランスのとれた製品です。

刈高は950㎜で、調整レバーで無段階調整が可能。ガススプリング付で軽い力で操作できます。刈刃は、ナイフステー1枚とフリーナイフ2枚。フリーナイフは障害物に当たった時の衝撃を逃がすことができるので、刃や本体へのダメージを軽減します。

フットペダルが付いているので、つま先で前進、かかとで後進したりスピード調整も可能。ハンドルは上下前後にチルト調整ができます。またシートもサスペンションやスライドシート、メッシュシートなどこだわり、自分の体形に合わせて楽に草刈りすることが出る機能がついています。

製品名ラビットモア― RM953
走行HST無段変速
機体寸法:全長×全幅×全高(mm)1895×1040×870
質量(kg)285
エンジン最大出力(kW)13.4(排気量603㏄)
燃料タンク容量(L)12
刈刃形式ナイフステー1連/フリーナイフ2枚
刈幅(mm)950
刈高(mm)10〜70
目安市場価格(税込)約850,000円

2位 筑水キャニコム Hey まさお CMX2403

筑水キャニコムのスタンダートモデルは、Hey まさおシリーズ。「CMX2403」は排気量688ccのホンダエンジンを採用。パワー、機能とも優れた製品です。まさおシリーズはコンパクトタイプがないので価格の面で、選べないため2位としました。

オーレック製品との違いは、まず刈高。まさおは、0〜150㎜ の間で21段階に変えることができるので、さまざまな場所で使うことができ、高い草でもどんどん刈り取ることができます。またエンジンから刈刃への動力伝達がシャフトドライブ方式で、オーレックはベルトドライブ方式です。シャフトドライブ式は、ベルトの劣化によりベルトの磨耗、欠損による交換・調整などがほとんどなく、清掃も楽になりメンテナンス性がよくなる、エンジンへの伝導率がよいなどの利点があります。ベルト方式は部品あ安く交換が簡単という利点もあります。

製品名Hey まさお CMX2403
走行HST無段変速
機体寸法:全長×全幅×全高(mm)1,947×1,020×910
質量(kg)340
エンジン最大出力(kW)16.5(排気量688㏄)
燃料タンク容量(L)20
刈刃形式フリーナイフ&段付ステー・2枚
刈幅(mm)975
刈高(mm)0〜150
目安市場価格(税込)930,000円

3位 アテックス(ATEX) 刈馬王 R9820AB

アテックスは愛媛県に本社を置く農業機械メーカーで、特に乗用式の草刈機や電動車いす、運搬車、ハンマーナイフモアが有名です。

本製品は、アテックスが展開する刈馬王の中でもコストパフォーマンスに優れたスタンダードモデルで、刈馬王はカワサキのエンジンを搭載し、刈幅980㎜とワイドな刈幅で効率的に草刈りが可能。大径タイヤで使用最大傾斜15度で、安定した走行性があります。その他、水道ホースを差し込むだけで刈刃を洗浄することができ、メンテナンス性が良いのも魅力です。機能やパワーなど他社と比べて価格も抑えられいます。

製品名刈馬王 R9820AB
走行HST無段変速
機体寸法:全長×全幅×全高(mm)1,910×1075×875
質量(kg)315
エンジン最大出力(kW)12.6(排気量603㏄)
燃料タンク容量(L)12
刈刃形式フリーナイフ2枚
刈幅(mm)980
刈高(mm)10~80
目安市場価格(税込)約800,000円

傾斜、凸凹に強い4輪駆動の乗用草刈機ランキング

1位 筑水キャニコム 家族のまさお CMX2506

家族のまさお「CMX2506」は、まさおのシリーズ最上位モデル。価格は他の4WDの乗用草刈機に比べ高額ですが、それ相当の価値があると思います。小型特殊自動車で公道走行も可能です。

刈幅975mm、刈高0~170mmで電動で無段階調整が可能。排気量も720㎤とハイパワー。チャージポンプ付きで、長時間の使用にも耐えることができる高耐久仕様です。

機能も豊富で、基本機能プラス粉塵を軽減するサイクロン式エアクリーナ「吸いトート」機能で、ホコリの多い乾燥地でも快適に作業ができます。またバタフライ式高草刈「カマキリフロント」は、フロントデザインを凹型にし、高い草や密集した草を効率よく刈り取ることが可能です。4灯式LEDヘッドライト+ワークランプ「秋月明子」で早朝や夕方の作業が見やすくする機能もあります。

製品名家族のまさお CMX2506
走行HST無段変速
機体寸法:全長×全幅×全高(mm)1,850×1,020×1,015
質量(kg)395
エンジン出力(kW)17.2
燃料タンク容量(L)20
刈刃形式フリーナイフ&段付ステー・2枚
刈幅(mm)975
刈高(mm)0~170
目安市場価格(税込)1,470,000円

2位 オーレック ラビットモアーRM983FX(共立 RM983FX・イセキ RM983FX)

オーレックのラビットモアーはほとんどが2WDで、4WDは「RM983FX」の1機種のみ。エンジンは排気量726ccのカワサキで、HST(無段変速)を搭載しています。オーレックの特徴は、圃場に合わせて2駆と4駆が自動に切り替わるため、燃費効率がよくなります。また旋回時に前輪が増速されるので小回りが利きます。

製品名オーレック
RM983FX
走行HST無段変速
機体寸法:全長×全幅×全高(mm)2,010×1,070×945
質量(kg)345
エンジン出力(kW)17.2
燃料タンク容量(L)12
刈刃形式ナイフステー1枚/フリーナイフ2枚
刈幅(mm)975
刈高(mm)10〜80
目安市場価格(税込)1,250,000円

3位 アテックス 刈馬王 R9824FB 

刈馬王「R9824FB」は、4WDで業界初のフロントサスペンションを搭載し、振動を軽減して快適な走行を実現しています。エンジンはハイパワーな排気量726ccのカワサキエンジンで、前輪400㎜、後輪440㎜の大径タイヤで、ぬかるみや横滑りを軽減します。

形式刈馬王 R9824FB 
機体寸法:全長×全幅×全高(mm)1,965×1,075×875
質量(kg)360
エンジン出力(kW)15.3
燃料タンク容量(L)14
刈刃形式フリーナイフ2枚
刈幅(mm)980
刈高(mm)10〜100
目安市場価格(税込)1,110,000円

コンパクトで安価な乗用草刈機ランキング

1位 ハイガー HG-SK9950K

乗用草刈機は、安価なコンパクトタイプでも60万円ほどはします。しかしハイガーなら半分以下で乗用草刈機を使うことができます。

エンジンは、アメリカ製の12馬力、排気量344㏄の4ストロークエンジン。刈幅760㎜、刈高20㎜~90㎜で6段階に調整が可能です。刈刃はワイドなバーナイフ1本です。燃料タンクは4.2ℓと小さめですが、燃費は1ℓあたり50分程度で、1時間あたり350坪(1150㎡)ほど刈ることができます。キーを回すことでエンジンがかかり、ギアミッションは前進5段、バック1段のマニュアルです。

形式HG-SK9950K
走行ギアミッション
機体寸法:全長×全幅×全高(mm)1550×850×1150
質量(kg)160
排気量(cc)344
燃料タンク容量(L)4.2
刈刃形式バーナイフ
刈幅(mm)760
公式サイト価格(税込)235,600円

他社の乗用式草刈機のコンパクトタイプより、さらに小型で刈刃も1本のため耐久性などは少し劣るかもしれませんが、この価格で乗用草刈機を使えるのは魅力的です。平坦な場所で、あまり草丈が高くない場所であれば、問題なく使うことができるでしょう。ただし簡単ですが組み立てなどの必要もあります。メンテナンスなども自分でやることが苦でない人にはおすすめです。

2位 オーレック ラビットモアー RM831X(共立 RM831X/B・イセキ RM831X)

オーレックのRM831Xはコンパクトタイプですが、基本機能は充実しています。刈高は調整レバーで無段階調整が可能。ガススプリング付で軽い力で操作できます。刈刃は、ナイフステー1枚とフリーナイフ2枚。フリーナイフは障害物に当たった時の衝撃を逃がすことができるので、刃や本体へのダメージを軽減します。同機能のギアミッションタイプのRM831GXもありそちらの方が価格は抑えられています。

形式RM831X
走行HST無段変速
機体寸法:全長×全幅×全高(mm)1810×990×870
質量(kg)240
エンジン最大出力(kW)10.5(排気量479㏄)
燃料タンク容量(L)11
刈刃形式ナイフステー1枚/フリーナイフ2枚
刈幅(mm)820
刈高(mm)10〜70
目安市場価格(税込)750,000円

3位 アテックス 刈馬王 R8816AB (丸山製作所 MGA166-2)

刈馬王のR8816ABは、2022年にフルモデルチェンジ。コンパクトタイプながら、快適さを追求した機能満載の製品です。アテックスの特徴の機能である、フロントサスペンションとシート内部のSバネで衝撃を吸収する機能、ホースを指すだけで刈刃が簡単に洗える機能も装備。コンパクトながら刈幅も880でパワーもあり、小回りも効くので女性でも使いやすい製品です。

形式刈馬王 R8816AB
走行HST無段変速
機体寸法:全長×全幅×全高(mm)1825×980×855
質量(kg)295
エンジン最大出力(kW)13.7(排気量603㏄)
燃料タンク容量(L)12
刈刃形式フリーナイフ2枚
刈幅(mm)880
刈高(mm)10〜80
目安市場価格(税込)760,000円
執筆者・監修者情報
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農家web編集部のメンバーが「農業者による農業者のための情報サイト」をコンセプトに、農業に関するあらゆる情報を丁寧にまとめてお届けしていきます。
編集部のメンバーは皆、実際に農業に携わりながら情報をまとめています。農学を極め樹木医の資格を持つ者、法人の経営・財務管理に長けている者、大規模農場の営農経験者などバラエティに富んだメンバーで構成されています。他にも農機具やスマート農業機器、ITなどのスキルも兼ね備えています。

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