ジャガイモは、別名「馬鈴薯(バレイショ)」と呼ばれ、比較的農作業の負担が少なく簡単に育てることができるため人気の栽培作物です。英名ではPotatoと呼ばれ、食用として世界中で栽培されています。
ジャガイモは本来、日光に当たると有毒物質(ソラニンやチャコニン)が発生するため、土寄せの作業が必要不可欠の作物です。しかし、黒マルチで塊茎(イモ)部分を覆い、日光に当たらないようにすることで、土寄せをせずに栽培することができます。これが「マルチ栽培」と呼ばれている栽培方法となります。
この記事では、ジャガイモの基礎知識やマルチ栽培の基本、重要事項、注意点などについて解説します。記事が長いため、目次を見て必要な部分から読み進めてください。
露地栽培など、基本的な栽培方法を知りたい方は、下記の記事をご覧ください。
ジャガイモ栽培の基本知識
原産地は南アメリカのアンデス山脈でデンプンが多く蓄えられる地下茎が芋の一種として食用されます。食用のジャガイモは、実は根が肥大化したものではなく、茎が肥大化したものです(塊茎と呼びます)。日本では北海道などの大産地で機械化された栽培手法も確立されているだけではなく、栽培の手間がかからないことから家庭菜園や市民農園でも栽培される人気の作物です。
作型は、各地域によって異なりますが、主に春作(春植え)と秋作(秋植え)が一般的です。また、プランターや培養土(用土)の袋で育てる袋栽培などでも育てることが可能です。
ジャガイモのマルチ栽培について
ジャガイモの栽培方法の一つとして、「マルチ栽培」という言葉がありますが、栽培方法に明確な定義があるわけではありません。黒マルチなどのマルチを張って、ジャガイモを栽培することを総じて「マルチ栽培」と記載している文献もあります。
その中でも、狭義のマルチ栽培の定義として、マルチを張り塊茎を日光に当てないようにすることによって、土寄せをせずにジャガイモを栽培する方法を「マルチ栽培」としている文献が多いです。本記事でも、狭義のマルチ栽培についてご紹介します。
ジャガイモのマルチ栽培のメリット
ジャガイモのマルチ栽培は、複数のメリットがあります。
- 土寄せの必要がない(作業量が減る)。
- 種イモを土壌に埋めないで、置くだけで根付いて作物が育つ。また、種イモを土の中に埋めないことにより、ジャガイモの生理・生態として理にかなった環境を作り出すことができ、通常の栽培方法よりも収穫量(収量)が多くなることが期待できる。
- 土壌環境(水分量、地温など)が安定しやすい。
上記の理由から、家庭菜園など小規模な栽培であれば、マルチ栽培を実践するメリットは多いです。
「土寄せの必要がない」というのがマルチ栽培のメリットですが、実際にやってみるとマルチの穴や隙間から、塊茎(イモ)が顔を出し、日光に当たってしまうときがあります。そのときは、軽く土寄せをしてやると良いでしょう。
ジャガイモのマルチ栽培のポイント
- ジャガイモは、冷涼な気候を好み生育適温は15℃〜20℃前後です。
- 種イモは、ウイルスに罹病していない品質検査済みのものを購入しましょう。
- マルチ栽培の場合、土寄せは基本的に必要ありません。しかし、塊茎(イモ)が地上に見えるような形になってしまった場合は、軽く土寄せをしてやると良いでしょう。
- 種イモの植え付けは、畝の上に並べて置くだけで問題ありません(土の中に埋める必要はありません)。
- 基本的に、春植え(春作)、秋植え(秋作)のどちらでもマルチ栽培をすることは可能ですが、秋作の場合は植え付ける時期が早すぎると、暑すぎるために種イモが腐敗してしまう可能性があるため、気温が下がる9月上旬以降に植え付けるすると良いでしょう。
- ジャガイモ栽培は連作すると様々な障害が発生しやすくなりますので、一度栽培したら2〜3年の間隔を空けるように輪作をしましょう。連作したい場合は適切な対策が必要です。もちろん、連作障害が出るか出ないかは、土の状態にもよりますので、必ず輪作、もしくは土壌改良をしなければならないということではありません。
ジャガイモ栽培のスケジュール
生育開始適温(地温) | 萌芽期の生育適温 | 茎葉の生育適温 | イモの肥大適温 |
---|---|---|---|
10℃ | 15℃〜20℃ | 15℃〜20℃ | 15℃〜18℃ |
一般的な露地栽培をベースに考えたジャガイモ栽培のスケジュールです。春作、夏作、秋作、冬作の一般的な例を挙げています。品種によっても違いがありますので、購入する種イモのラベルを参考に、年間スケジュールを計画すると良いでしょう。
ジャガイモは、関東などの暖地・一般地の場合、春一番に植え付けを行い初夏に収穫する「春作(春植え)」、秋に植え付けを行い冬に収穫する「秋作(秋植え)」が適しています。秋作は種イモの入手や植え付け期間の調整の難しさや種イモの腐敗が進みやすいことから、初心者には春作をおすすめします。
北海道では「夏作」、九州・四国では「冬作」などその土地の気候に合わせた作型もあります。
マルチ栽培の流れ・栽培方法(秋ジャガイモの場合)
秋植え(秋ジャガイモ・秋作)のマルチ栽培の流れは、以下のとおりです(関東地域の秋作の目安です)。春植え(春ジャガイモ・春作)の場合は、下記の春植え栽培の記事と本記事を参考に、マルチ栽培に挑戦してみてください。
- 植え付けの
2〜3週間前 - 植え付けの
2〜3週間前 - 8月下旬〜
9月上旬頃 - 9月上旬〜
11月頃 - 11月中旬〜
12上旬頃 - 収穫後片付け
種イモの準備、催芽処理
種イモの準備
ジャガイモは一般的な果菜類とは違い、「種イモ」を植え付けます。ジャガイモの栽培では、アブラムシ等によってウイルスが媒介され、それが塊茎(いわゆるイモの部分)にも伝染します。そのため、ウイルスに伝染していない品質が保証された「種イモ」が販売されています。栽培を安定かつ効率的に行うためには種イモを購入しましょう。
種イモの品種は販売、使用したいものを自由に選んでください。品種による育てやすさは多少ありますが、成長に大きな差はありません。
秋作(秋植え)栽培におすすめの品種
秋ジャガの栽培は、栽培地域の気候を知ることと並んで、秋作に適した品種を選ぶことが非常に重要です。秋作に適した品種とは、「休眠が浅く出芽しやすい(芽が出やすい)」品種のことを指します。秋作は、生育適温の期間が短いので、しっかりと早い時期に芽出しをすることが重要です。
秋作に適した品種には、以下のものがあります(主に家庭菜園用品種)。
- アンデス赤
- デジマ
- ニシユタカ
- さんじゅう丸
- 普賢丸
- 農林1号
- 西海31号
- アイユタカ
男爵やメークインなどの品種は、秋作には向きません。男爵やメークインを栽培したい場合には、まず春作で挑戦してみてください。人気のキタアカリは、男爵の中でも休眠が浅い方の品種であるため、秋作でも栽培できます。
また、秋作の場合、植え付け時期が暑い時期となりますので、種イモの腐敗が進みやすいです。種イモは腐敗を防ぐためになるべく切らずに植え付けたほうが良いです。そのため、小さな種イモ(20g〜60g)を選んで購入すると良いでしょう。
種イモが大きい場合は、適切な大きさに切る必要があります。そのときには、腐敗防止のため、切ってから切り口を「じゃがいもシリカ(土壌改良材)」や「草木灰」、「ハイフレッシュ」などを付けてよく乾燥させましょう。
種イモの催芽処理
種イモは、催芽処理(芽出し)をすることで芽の出る時期を早めたり、揃えたりすることができます。芽出しをせずに植え付けをしても栽培は可能ですが、発芽を揃え、生育を良くするためには行ったほうが良いことと言えます。
催芽処理(芽出し)は、植え付けの2〜3週間前から始めましょう。芽出しをする際の気温は、1日を通して15℃前後が良いでしょう。春植えの場合は、夜温や朝方の気温低下が心配されますが、秋植えの場合は逆で、日中帯の気温が高すぎないようにすることが重要です。
催芽処理の方法について、春植えは陽の光に当てる浴光催芽という処理を行いますが、秋植えの場合は冷涼な環境での管理が求められますので、日当たりの良いところにそのまま放置するというわけにはいきません。やり方の一つとして芽出し床での芽出し方法を紹介します。
芽出し床を用いた芽出しの方法
- まず、芽出し床を用意します。芽出し床は、プランターか発泡スチロール箱に水はけの良い培養土か、川砂を薄く敷いて作ります。芽出し床は、軽く水で湿らせた状態にします。このとき、水が多すぎると育苗中の種イモが腐敗してしまいますので水は控えめにしてください。
- 芽出し床に種イモを詰めて並べ、その上から5cmくらい覆土します。種イモが全部隠れる必要はありません。
- 軒下など涼しい場所に置きます。真っ暗の地下室や貯蔵庫でずっと保管すると徒長気味となりますので、注意してください。
- 芽が出てきたら、2cm〜3cmくらいの大きさになる前に植え付けましょう。
種イモの大きさを調整する
1個20g〜60gであれば、種イモは切らずにそのまま植え付けすることができます。ただし、ホームセンターや園芸専門店で販売されている種イモはそれ以上に大きなものもあります。そのときには適切な大きさに切って分割しましょう。切るときには必ず縦方向に切り、優勢な芽がそれぞれ分割した種イモに残るようにしましょう。
初心者には、種イモの調整などをせずにそのまま使用することができる1個20g〜60gの種イモが詰まった袋の購入をおすすめします。おおよそ、20個以上/1kgのものが良いです。
中くらいの大きさの場合(60g〜100gくらい)
60g〜100gの場合は、それぞれ30g〜50gくらいになるように2つに切って分割しましょう。このとき、分割した2つの種イモはそれぞれ優勢な芽が残るようにしましょう。
それ以上に大きい場合(100g以上)
100g以上の大きさの場合は、それぞれ30g〜40gくらいになるように3つから4つに切って分割しましょう。優勢な芽がそれぞれ分割したときの種イモに残るように、3つ切り、4つ切りに切りましょう。
切った種イモは切り口から腐ることを防ぐため、切り口に「草木灰」や「ハイフレッシュ」、「じゃがいもシリカ(土壌改良材)」などを付けてから、1日天日干しをします。草木灰は、草や木を燃やして灰にしたものでホームセンターなどでも販売されており、手軽に入手することができます。手元に長期間天日干しすると、乾きすぎてしまい萎びてしまいますので注意してください。
マルチ栽培では種イモのへそ部分をカットする
マルチ栽培においては、種イモのヘソ部分(種イモの芽があまり出ていない底部分)を薄くカットしてあげます。そうすることで、萌芽(芽が出る)が揃いやすくなります。先述した通り、萌芽処理と大きな種イモの分割をした上で、試してみてください。
ジャガイモ栽培のための土作り
美味しいジャガイモを収穫するためには土作りが重要です。土作りは植え付けの2週間から3週間前には行い始めましょう。堆肥、元肥(窒素、リン酸、カリウムなどの化成肥料または有機質肥料)は土作りをするときに一緒に混ぜ込みます。
ただし、ジャガイモは弱酸性からアルカリ性(pH6.5以上)の土壌で発生しやすいジャガイモそうか病にかかりやすいため、石灰(カルシウム)の施用には十分に注意しましょう。基本的に、石灰の施用は極力避けてください。
下の記事に堆肥や元肥の施用量の目安を説明していますので、参考にしてください。
植え付け・マルチ張り(マルチング)
近年は、8月下旬でもまだまだ暑い日が多いので、9月上旬以降に植え付けたほうが良いかもしれません(一般地の場合)。
マルチ栽培の場合は、植え付け時に土の中に埋めないで栽培することもできます。種イモを畝の表面に並べて置き、その上からマルチを張ってあげましょう。
植え付けの際には、芽の部分を上に向けるようにしてあげると芽が出やすくなります。植え付けたあとは、特に覆土や土寄せの必要はありません。
マルチの張り方については、下記のジャガイモの植え付けに関する記事を参考にしてください。
ジャガイモ栽培の管理作業(手入れ作業)
種イモの植え付けが終えたあとも、ジャガイモが気持ちよく育つために手入れ作業が必要となってきます。手入れ作業は、大きく5つあります。
- 芽かき
- 中耕・土寄せ
- 追肥(肥料)
- 摘花(花摘み)
- 除草・病害虫管理
マルチ栽培の場合は、基本的に中耕・土寄せの作業は不要です。
ジャガイモの芽はいつ頃出てくるか?
植え付けられたジャガイモは早ければ10日、遅くとも1ヶ月以内には芽を出します。芽がいつ地上に出るかは、芽出し(催芽処理)の状況と植え付けの深さなどが関係してきます。
植え付け後、マルチを張ってそのままにしておくと、芽先がマルチを持ち上げてきます。そのような状況になったら目が出てきている証拠ですので、早めにマルチを破って穴を開け、芽を地上に出してあげましょう。
芽かき
1個の種イモからは、複数の芽が出てくることが多いです。地上部が8〜10cmに伸びたころに、1本残して、他の芽はかき取りましょう。芽かきをするときには、種イモごと抜いてしまわないように必ず「片手で土壌ごと株を抑え」、「もう一方の手でかき取る対象の芽を持ち、横に引き抜く」ようにしましょう。
マルチ栽培における追肥(肥料)・中耕・土寄せ
元肥だけでは栄養分が不足し、イモの肥大につながらないため追肥をします。
マルチ栽培の場合は、基本的に土寄せは不要です。なぜなら、マルチによって塊茎に日光が当たらないようになっているためです。しかし、塊茎が地上付近に顔を覗かせるような場合には、軽く土寄せをしてあげたほうが良いでしょう。また、マルチ栽培の場合、中耕も行いづらいため、基本的には何もしません。マルチ栽培にすることで労力を減らして、楽に栽培することができます。
追肥は、ジャガイモの生育の様子を見ながら施すかどうかを判断しますが、一例として草丈が15cm程度になったころに一度行いましょう。追肥をするときは、畝の両側のマルチ(フィルム)の裾をめくりあげるか、マルチの植え穴から追肥してください。1回あたりの施肥量の目安は、以下のとおりです。
肥料(全種類施用) | 施用目安量(畝の長さ1メートル当たり) |
---|---|
油かす | 100g程度 |
化成肥料 | 40g程度 |
摘花
花が咲くころにイモが肥大し始めます。このときに、花を咲かせたままにしておくと花に養分が取られます。しかし、そこまで気にする必要はありません。見つけたら、鑑賞のために摘み取るくらいの気持ちで大丈夫です。
病害虫管理
病害虫と聞くと少し怖いですよね。しかし、病害虫に対して適切に処理することでまん延を防ぐこともできます。「ジャガイモ栽培の生理障害・病害虫管理」に主な生理障害、病害虫の対策方法をまとめました。症状などと照らし合わせながら、適切な対策を行いましょう。また早めの防除が成長のカギとなりますので、植物の観察は怠らないようにしましょう。
ジャガイモの収穫作業
地上部の草(茎葉)が枯れ、黄ばみ始めてきたら収穫適期です。目安としては秋作の場合、11月中旬から12月頃に収穫を迎えます。イモが肥大していることを確認して、株ごと掘り上げて収穫しましょう。雨が降っている日などは、イモに湿った土が付き、その後の保存中に腐りやすくなるため、天気が良く土壌が乾いている日に収穫しましょう。
秋ジャガの場合、地域によっては地表面近くが氷点下になることもありますので、その場合はイモの凍結を避けるために早めに収穫します
ジャガイモの保存方法
収穫したジャガイモを長期保存するためには、下記に記載していることが基本となりますので、実践してみましょう。
- 収穫は晴天、かつ土壌が乾いている日に行いましょう。
- 収穫したジャガイモは、1時間〜2時間ほど掘り起こした場所でそのまま乾燥させます。
- その後、ジャガイモを日陰に移動させて3日〜7日間ほどそのままにして、ジャガイモの表面を乾燥させます。このとき、ジャガイモは重ならないように置きましょう。ジャガイモの表面が乾けばOKです。
- 乾燥させたじゃがいもは網かごやダンボール、コンテナなどに入れて、冷暗所で保存しましょう。ベストの貯蔵温度は、食用の場合5℃前後です(ちなみに種イモ貯蔵の場合、3℃程度とさらに低くなります)。高すぎず、低すぎない気温での保管を心がけてください。
秋作の場合、上記に加えて気をつけたいポイントがあります。それは、凍害です。秋ジャガの貯蔵は、季節的に冬を越すことになりますので、氷点下にさらされる危険性があります。ジャガイモは、長時間氷点下を下回る環境にさらされると、デンプンなどの組織が破壊されてしまいます。5℃前後をキープできるように可能な限り配慮しましょう。
ジャガイモのマルチ栽培の気をつけるポイント!おさらい!
種イモは購入する!
ウイルスに罹病させることなく、確実に栽培を成功させるためにも種イモは購入しましょう。
種イモは縦に切る!
大きな種イモの場合は、適切な大きさに切ってあげることが重要です。頂部に芽がたくさん集まっているので、優勢な芽の数が均等になるように縦に切りましょう。
種イモのヘソ部分は切って植え付ける!
萌芽を揃えるために、種イモはヘソ部分を切って植え付けましょう。
種イモを植え付けるときは置くだけ!土寄せも不要!
マルチ栽培の場合、種イモは畝の上に置くだけでOKです。土壌中に埋めずに楽に栽培を始めましょう。また、その後の土寄せ作業も基本的に不要です。塊茎部分に日光が当たっていないかどうかは気にしながら栽培をしましょう。塊茎に日光があたってしまうと、緑化しますのでご注意ください。
ジャガイモ栽培の生理障害・病害虫管理
ジャガイモを栽培していると、いろいろなトラブルが発生します。しかし、適切な対処方法を知っていれば慌てる必要はありません。代表的な生理障害と病害虫への対処方法を説明していますので参考にしてください。
青枯病は発見次第、他の株に伝染しないようにすぐに植物ごと抜いて処分しましょう。黒褐色の斑点が出る疫病(ジャガイモえそ病、Yモザイク病)は大敵であり、同じナス科のトマトにも伝染するので気をつけましょう。
主な病気
- 疫病
- 夏疫病
- 灰色かび病
- 乾腐病
- 菌核病
- 銀か病
- 黒あざ病
- 輪紋病
- 指斑病
- 炭疽病
- 半身萎凋病
- 緋色腐敗病
- 粉状そうか病
- 黒あし病
- 青枯病
- 軟腐病
- 輪腐病
- そうか病
- 葉巻病
- モザイク病についての総論
- 塊茎褐色輪紋病
- てんぐ巣病
主な生理障害
- 黒色心腐病
- 褐色心腐病
- 空洞病
- 低温障害(凍害)
- 打撲症