ううさぎの耳のような見た目でかわいいウチワサボテンは、100均でも見かけることできますがどんな種類があって、どんな花をさかせるのでしょうか。この記事では、ウチワサボテンの人気の品種とその特徴について説明します。
ウチワサボテンの品種と特徴
象牙団扇・白桃扇
オプンティア(オプンチア)属に属するウチワサボテン。メキシコ原産で姿がウサギの耳に似ていることから、バニーカクタスとも呼ばれています。全体が白い棘でおおわれており、棘が金色の金烏帽子(ゴールデンバニー)の変種です。ドット模様に見える棘は小さいですが、細かい棘が指に刺さるので素手で触るのは危険です。
寒さに強く暖地では外でも越冬できるほど丈夫です。群生して生長し高さ60㎝ほどになります。ウチワサボテンの中では低木。開花時期は春から初夏で黄色い花が咲きます。
墨烏帽子(スミエボシ)
オプンティア(オプンチア)属に属するウチワサボテン。 子吹きするとバンザイしているようにみえることからバンザイサボテンとも呼ばれています。
黒みがかったシックな緑色をしていて、平たい茎節が柱サボテンのように生長します。個性的な見た目で人気があります。花色は黄色。
姫ウチワ
オプンティア(オプンチア)属に属するウチワサボテン。小型の茎節を持つことから名前がつけれらました。ミニサボテンとしても流通しています。
ミニサボテンとして売られていますが生長が早く、最大で10mほどになる品種です。
大丸盆
オプンティア(オプンチア)属に属するウチワサボテン。オプンティア・ロブスタとも呼ばれます。肌は青みがかった緑色で、小判型の平べったい大きな丸形の茎節が特徴的な品種です。
寒さにも強く、暖地であれば露地植えも可能な品種です。
仙人サボテン(センニンサボテン)
オプンティア(オプンチア)属に属するウチワサボテン 。非常に丈夫で、繁殖力の強い品種です。平たい楕円の茎節が連なってまっすぐ生長します。花期は6月に黄色い花を咲かせます。
果実は食用ともされています。非常に繁殖力が強いので、世界の侵略的外来種ワースト100の1種になっています。
バーバンクウチワ
オプンティア(オプンチア)属に属するウチワサボテン。 大型で厚みもあり棘が少ないため、若葉を収穫して、サボテンステーキなどで食べることができます。食用に栽培されている品種です。
サボテンはメキシコではノバルと呼ばれて野菜として市場で販売されています。豊富な繊維質とミネラル、ビタミンを含んでいる食材として注目されています。また果実もトゥナと呼ばれています。アメリカではPrickly Cactus Pearと呼ばれ、果肉が甘味があるのでメキシコ・イスラエルなどで栽培されて食されています。
ウチワサボテンとは
園芸分類 | サボテン、オプンチア(観葉植物) |
学名 | Opuntioideae |
原産地 | メキシコ・アメリカ、ガラパゴス諸島 |
草丈・樹高 | 種類によってことなる |
耐寒性等 | 耐寒性 やや弱い 耐暑性 強い |
花言葉 | 「熱愛」「燃える心」「偉大」 |
サボテンは多肉植物の一種で、サボテン科に属する原産が南米・メキシコの多肉植物で別名仙人掌とも呼ばれます。200以上の属があり属に含まれる種類は2000種以上あるといわれています。しかしその形からサボテンは大きく「木の葉サボテン」「柱サボテン」「ウチワサボテン」「球サボテン」の4つに分かれることができます。
「ウチワサボテン」は、茎が平らな楕円のうちわ型に上に伸びるのが特徴です。ほかのサボテン亜科ことなり棘の表面に細かな返しがついています。小型~大型種まであります。棘が小さいので柔らかく見えますが、意外と鋭いので素手で触ると、棘が抜けなくてチクチクするので気をつけましょう。
ウチワサボテンの育て方
ウチワサボテンは日当たりのよい風通しの良い場所で育てましょう。サボテンは多肉植物の一種で、多肉植物は生育時期により「春秋型」「夏型」「冬型」にわけられます。サボテンはほとんどの品種が夏型で、春から夏にかけて生育し、冬は休眠します。
生育期には、水やりと肥料を与えて育てます。休眠期は肥料や水やりを控えます。ウチワサボテンの育て方については詳しい記事がありますのでそちらも参考にしてください。