オリーブにやる肥料もできるだけ安く済ませたいところでしょう。この記事では、100均(100円ショップ)で販売されているオリーブ向けの肥料やオリーブに合う肥料を紹介します。
100均で肥料は購入できるか
100均で肥料は購入できるのでしょうか?結論から話すと、ダイソーやセリア、キャンドゥなど園芸向け商品を扱っているチェーンの店舗で購入することが可能です。
特にダイソーやセリアは、昨今の家庭菜園・園芸・ガーデニングのブームによって、品揃えもかなり増えています。また、100円ショップで購入できる肥料は、200g程度の小袋で販売されているため、施肥量(使用量)が少ない場合や肥料の置く場所がない方にはおすすめです。
100均で購入できるオリーブ専用の肥料はあるか
編集部の拠点である関東圏のダイソーやセリア、キャンドゥなどの100均(100円ショップ)を廻ってみましたが、オリーブ専用とされた肥料は販売されていませんでした。
やはり専用肥料は、100均でなかなか購入できないことが実情です。
オリーブに100均の肥料を施肥することはできるか
100均には、三大要素と言われる窒素(N)、リン酸(P)、カリウム(K)をバランス良く配合された化成肥料や粒状油かす、花と野菜の肥料(鶏糞ペレット)、有機入り元肥肥料、鉢花・観葉植物の肥料など、様々な製品が販売されています。
一般的にオリーブも他の植物同様に、土壌中の栄養分を吸収して生長しますので、上記の肥料を使用して大きな問題となることは少ないでしょう。
その中でも、粒状化成肥料や鉢花・観葉植物の肥料がおすすめです。窒素、リン酸、カリウムの成分比が8-8-8や10-10-10などバランスよく含まれています。く溶性の苦土(マグネシウム)が微量要素として含まれているものもあります。粒状の肥料は緩行性も備えているため、ゆっくり長く効き目が続きます。また、匂いを抑えられ、室内でも使用しやすいことも特徴の一つです。
有機肥料を使用することもできますが、肥料の効果が現れるまでに時間がかかったり、虫が湧いたりなどのデメリットがありますので注意しましょう。
また、オリーブは根の張りが浅くなりがちで、肥料やけにも注意が必要ですが、緩行性のある肥料は肥料やけがしにくいためおすすめです。鉢にポンッと置くだけで施肥ができる「置型肥料(錠剤肥料)」もおすすめです。
100均にも錠剤肥料が販売されています。そのブランド独自のパッケージとなっていることもありますが、ダイソー、キャンドゥでは、信頼できるメーカーであるハイポネックスジャパンの肥料「プロミック」シリーズが販売されていることもあります。観葉植物用や草花・鉢花用、いろいろな植物用など幅広くラインナップされています。
100均の他に購入できる場所
\オリーブの肥料の購入場所・購入方法の一覧はこちら/
オリーブの肥料は、100均以外でも購入できます。購入できる場所の具体例は、以下のとおりです。
\ホームセンターで購入できるオリーブ肥料についてまとめています!/
100均の園芸商品に関する記事一覧
参考:オリーブの肥料のやり方
庭植えの場合
庭植えのオリーブの肥料のやり方の基本は、根が広がっている範囲に施すことです。「根の広がる範囲なんて掘り返してみないとわからない」と思われるかもしれませんが、一般的な樹木は基本的に「葉の広がっている範囲が根の広がっている範囲」と言えます。葉の広がっている範囲を確認して、その下の土にまんべんなく散布すると良いでしょう。
「施肥量はどのくらいが良いの?」とよく聞かれますが、品種や樹齢、樹・土壌の状態によって異なるのでなかなか的確なアドバイスはできません。目安として、樹冠直径1mくらいのオリーブの木における元肥・追肥・お礼肥の施肥量を掲載しますので、これを参考に増減させてみると良いでしょう。
時期 | 1株あたりの施肥量の目安 |
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元肥 | 油かす 150g |
追肥 (必要であれば) | 化成肥料(12-12-12)など 40g〜50g |
お礼肥 | 化成肥料(12-12-12)など 20g〜30g |
プランター・鉢植えの場合
鉢植えのオリーブにも庭植えのオリーブと同様に施肥が必要です。鉢植のオリーブに施肥する場合は、株元(根元)を囲むように肥料を施します。
施肥量は、品種や樹齢、樹の状態、プランター・鉢の大きさなどによって異なります。目安として、8号鉢の場合の元肥・追肥・お礼肥の施肥量を掲載しますので、これを参考に増減させてみると良いでしょう。
時期 | 1株あたりの施肥量の目安 |
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元肥 | 油かす 30g |
追肥 | 化成肥料(12-12-12)など 8g〜10g |
お礼肥 | 化成肥料(12-12-12)など 6g〜8g |