草刈機や刈払機を使う場合は、さまざまな物が顔に飛んでくる危険があり、自分を守るためにフェイスガードは必須といえます。この記事では、草刈りに使うフェイスガードの種類や選び方を説明するとともに、おすすめのフェイスガードについて紹介します。
フェイスガードの種類・特徴
顔を保護するフェイスガードは、防護面、フェイスシールド、フェイスプロテクターなどとも呼ばれます。草刈り機を使う場合には、草刈機やチェーンソーなどを使う時のものを選びましょう。
かぶり型
かぶり型とはシールド部分を直接頭からかぶって、装着するタイプ。頭の調整をする部分がゴムのものや、ダイアルを回して調整するものがあります。ダイアルを回して調整するタイプは、自分の頭に合わせてピッタリ合わせられるので、人気があります。シールド面は、アクリルなどの透明なものの他メッシュなどもあります。
ヘルメット取付け型
ヘルメットに金具などで直接取付して使うタイプです。ヘルメットのミゾに取付して、簡単に取り外し可能なものもあります。ヘルメットに取付するため頭が締め付けられるということがありません。
ヘルメット一体型
工事現場などでよくつかわれる、ヘルメットとシールドが一体化したタイプ。専用シールドなのできっちり固定され、着脱がワンタッチなどで可能なものもあります。山林などでの草刈りに使う場合には、チェーンソー用のヘルメットもおすすめです。
サンバイザー型
草むしりや草刈りなど機械を使わない場合には、UV効果の高いサンバイザータイプのフェイスシールドもおすすめ。防虫効果が必要な場合はフェイスマスク型のほうがよいでしょう。
草刈りにおすすめのフェイスガード
セフティー3 刈払機用防災面
セイフティー3の刈払機用の防災面は、かぶり型のフェイスガードでシールドの部分がメッシュのもの、ポリカボーネイト製のもの、シールドがロングタイプになっているものなど多くの種類があります。
シールドの部分がメッシュになっているものは、夏の暑いときなどには風が通るので涼しく、曇りにくくなります。しかし細かい砂や土などが入る、人によっては見にくいという方もいます。ポリカボーネイト製の透明なシールドタイプは、曇らなければ視界もよく細かい草や砂なども防いでくれます。
おすすめはメッシュタイプであれば、ロングタイプの「KB-16」がおすすめ。通常タイプよりワイドでロングなので、顔全体だけでなく耳、喉元までカバーすることができますサイズは、頭の上と後ろの調整穴付のベルトで調整します。
透明なシールドタイプであれば、アルミ補強フレーム付きで従来の製品より耐久性をUPさせた、「KB-15」をおすすめします。透明なシールドタイプは傷がつきやすく、飛散物により割れることもあります。KB-15はシールドの周りの部分にアルミで補強しているためシールド部分が強化されています。また頭の後ろのベルト部分は、ダイヤル付で、ワンタッチで自由に調整できます。また249gと軽いのも魅力です。
マキタ フェイスシールド A-13742
マキタのフェイスシールド A13742は、充電式草刈機(チップソー標準付属タイプ)に付属されているフェイスシールドですが、シールド面が広いので視野が広く、草が顔に当たりにくく使いやすいフェイスシールドです。頭の後ろはダイヤル式でサイズの微調整が可能です。
トーヨーセーフティー フェイスシールド 1175-C
トーヨーセーフティーのフェイスシールド「1175-C」は、ヘルメットに取り付けるタイプのフェイスシールドで溶接用や防じん用にも使えるタイプで、紫外線を99.999%カットするUVカットガラスです。3次元曲面レンズで顔面を幅広く保護します。ミゾ付き、ミゾなしヘルメットに直接取付が可能で、170gと軽量です。
トーヨーセフティー アンボプロテクター
アンボプロテクターには、ヘルメット+シールドのものと耳を守るイヤーマッフルがついているものもあります。シールドはメッシュタイプとPET製透明シールド、どちらもあります。厚生労働省保護帽検定合格品です。
パワーのある草刈機など、音が気になる人にはヘットフォンが付いているタイプもあります。チェーンソー用のヘルメットを、兼用されている方もいるのでそちらも候補にいれてみるのもよいでしょう。
フェイスシールドの選び方のポイント
シールド面は、メッシュ・透明シールド型とありますが、どちらも一長一短あります。夏などは暑さ対策のためメッシュもよいでしょう。しかし泥や砂などが飛んでくる恐れもありますので、ゴーグルは必ずしましょう。どちらにも交換できるタイプであれば、時期や場所に合わせて使えるので便利です。
フェイスシールドは、安全のためにするものですので、できればシールド面が大きなものがおすすめです。ナイロンコードなどは、粉砕した草などが首元まで飛んでくることもあるため面が広いほうがおすすめです。
フェイスシールドは、小さいものはあまりないので女性など頭の小さい人には、ズレるというのもよく聞きます。ヘルメットタイプであれば、ヘルメットからズレ落ちることはないので、いちいち直す必要もありません。
帽子をかぶって作業する人も多い草刈りですが、ヘルメットタイプはより安心して使えます。山など段差がある場所では転んだ時に頭を守ることもできます。軽く通気性のあるものも多くありますので、ぜひ安全性を高めるため、ヘルメットタイプも検討してみてください。