草刈機(刈払機)は、庭の草刈りで使える家庭用のものからプロの方が使うものまで、種類がたくさんあります。ここでは、女性におすすめの軽量な草刈り機(刈払機)について、種類別にランキング方式でおすすめの商品を説明します。
草刈機(刈払機)の種類
草刈機(刈払機)は動力がガソリンか電力かどうかで「エンジン式」と「電動式」に分かれます。
エンジン式草刈機(刈払機)とは、無鉛ガソリン等の燃料で草刈り機エンジンを起動させ草を刈る機械です。電動草刈機(刈払機)とは、電気の力で草刈り機エンジンを起動させ草を刈る機械です。コンセントの電源を使用するタイプと、リチウムイオンバッテリーを使用した充電式のコードレスタイプのものがあります。
長時間草刈りを使うプロの農家などはパワーがあり長時間つかうことができるので、エンジン式を使うことが多いですが、取り扱いが少し難しいので、家庭の庭など一般的な人が使う場合は、電源式をつかうとよいでしょう。
女性におすすめの草刈機(刈払機)の選び方
安全で、軽量、簡単に使える草刈機が女性には使いやすいでしょう。
初心者の人は、安全で簡単に使える電源式草刈機(刈払機)がおすすめです。電源式草刈機(刈払機)は、スイッチを押すだけですぐに草刈りがスタートできます。またモーターが稼働するため軽量で静かです。
使い慣れない人が草刈機を使うと、思わぬ事故が発生する場合もあります。刃はキックバック(回転中の刈刃が障害物や地面に当たって、回転方向と反対側に刈刃が跳ねかえってしまう現象)が起きにくいナイロンコードもしくは樹脂刃を使い、手を離すと自動的に止まる安全機能もついているものもおすすめです。
エンジン式より充電式の草刈機の方が、軽量なものが多くあります。
農家などで草刈機に慣れている女性の方は、長時間使え、パワーのあるエンジン式を選ぶ方もいるかと思います。長時間使う草刈機は、腕や腰に負担がかかります。なるべく軽量なものがおすすめです。しかし軽量なものはパワーがないものがあるので、草の種類や広さによって選ぶ必要があります。
女性におすすめの充電式草刈機(刈払機)
充電式草刈機はリチウムイオンを使いますが、そのバッテリーでパワーが異なります。18Vあれば家の庭だけでなく、畔や道路わきなどの場所でも使えます。充電式草刈機の場合、バッテリは汎用性があるので、他の工具と組み合わせて使える場合もあります。
1位 マキタ MUR193DSF
充電式草刈機といえばマキタ製品が安心という人も多くいます。マキタには多くの充電式草刈機がありますが、「MUR193DSF」は価格も手ごろで、初心者に安心のナイロンコードが使えるタイプです。
ループハンドルで、ワンタッチで長さ調整可能。さらにヘッド部の角度5段階調整可能で先端部が180度回転するので、キワ刈りにもぴったりです。1バッテリーで、37坪程度の広さに対応できます。パワー18V、本体質量2.4kgで市場価格は約20,000円です。
家庭の庭だけで使うのでしたら、「MUR100DSH」はパワーは10.8Vですが1.8kgと軽量で、ナイロンコードもしくは樹脂刃が使えるのでそちらもおすすめです。その他高機能の製品もあります。詳しい記事がありますのでそちらも参考にしてください。
2位 工進 充電式草刈機 SGR-1820
工進(koshin)はエンジンポンプ部門で世界1位を誇る、京都に本社を置く非常に優れたメーカーです。SGR-1802は、その工進が女性やシニアのために作った充電式草刈機です。
刈刃は、チップソーと樹脂ブレード(樹脂刃)の両方がついています。広い場所での硬い草などは、チップソーを使い、芝生や狭い場所でのキワ刈りには樹脂刃を使うと安全に効率的に草刈りができます。平均的な身長の女性が手を伸ばして使える角度とパイプの長さで、腕を曲げずに使えるため作業が楽です。グリップを握るだけでスタートできるので操作も簡単です。18Vで業界最軽量クラス 1.8kg、市場価格は約14,000円と価格の安さも魅力です。
3位 ボッシュ EGC218
ドイツの電動工具メーカー「ボッシュ」の草刈り機は、DIY製品として家庭用の草刈りとして人気が高く、手軽で使いやすいのが魅力です。EGC218は、刈刃はナイロンコードで、バランスの良い軽量(2.1kg)設計で操作がしやすいので、女性や力の弱い人にもおすすめ。ナイロンカッターは、セミオートスプール付きです。手元のスイッチ操作で、ナイロンコードを自動切断することができるので手動での操作は不要です。
手元のボタンでハンドルを回転させることでキワ刈りへの切り替えも簡単です。一度の充電(充電時間60分)でテニスコート6面分のキワ刈りができます。雑草の刈り取りだけでなく芝生の刈り込みにも使えます。バッテリーは18V、本体質量2.1kg、市場価格は約22,500円です。
女性におすすめのAC電源草刈機(刈払機)
電源が確保できるのであれば、電源コード式の草刈機はリーズナブルです。コードに気をつけて草刈りしましょう。
1位 京セラ(旧リョービ)AK-3710
おすすめ1位は、京セラ(旧リョービ)のAK-3710です。2018年に京セラグループの京セラインダストリアルツールズ株式会社へ、リョービ株式会社から事業譲渡されています。マキタと並んで人気のRYOBIブランドの製品です。
刈刃は、安全なナイロンコードで回転数は11000min-1とパワーもあります。ワンタッチで長さ調節が「できる伸縮機能付」で、ヘッド部が180°回転してキワ切りにも便利です。本体質量2.1kgで市場価格は7,000円。最初の草刈機には信頼度、コスパとも良い製品です。
2位 マキタ MUR2500
おすすめ2位は、マキタの刈刃がナイロンコードの「MUR2500」です。回転数:11,000min-1(回転/分)とパワーも十分です。
庭などは庭木や、縁石、石など障害物等に刃があたって、キックバックや刃が欠けて飛んでくるなどのリスクが多くなります。ナイロンコードであれば小石などが飛んでくるリスクは増えますが、大きな事故にはつながりにくく安心して使えます。
本体重量2.3kg、市場価格は10,000円とリーズナブルにマキタの草刈機が使えます。
3位 山善(YAMAZEN) SBC-250JB
3位には、山善の「SBC-250JB」を紹介します。こちらは金属刃と樹脂刃の2WAYタイプ。ナイロンコードは安全性が高いのですが、硬い草が苦手です。硬い草を切りたい場合にはこちらもおすすめです。
金属刃は硬い草をバンバン刈り取ります。しかしキワ刈りはキックバックなどがおき危険なため、樹脂刃を使ってキワ刈りするのがおすすめです。また本体が2分割できるので収納や持ち運びにも便利です。本体質量は1.9kg市場価格は、10,000円程度です。
女性におすすめの肩掛け式草刈機(刈払機)
1位 ゼノア BC222ST-EZ
ゼノアは草刈機(刈払機)は、農家の方に非常に人気のあるブランドで、クボタ(KUBOTA)やイセキといった、農業界を代表する会社のOEM製品に採用されていることからも、その性能の素晴らしさを証明していると言えます。
ゼノアで女性や初心者におすすめの草刈機といえば、「BC222ST-EZ」シリーズです。ゼノアは草刈機を「農家向け」「造園・山林プロ向け」コストパフォーマンスに優れた「ジャストシリーズ」の3種類にカテゴライズしています。こちらは農家向けに向けられた製品。
排気量21.7ml、質量が3.6kg~4.0kg(ハンドルによる)で、共和の製品よりも重量はありますが、農家向けに作られた製品で安定したエンジンで、新型ギアケースは耐久性もあるため、非常にバランスの取れた製品です。排気量も少し大きめなので255㎜のチップソーも使えます。
ハンドルは、ツーグリップ、ループハンドル、両手ハンドルから選べます。
2位 共立 SRE2230
共立のアルミ操作桿モデルは女性に使いやすい軽量な肩掛け式草刈機(刈払機)です。エンジンの始動にコイルダンパー式iスタートを採用し、女性でも力がいらずエンジンが始動できる機能もついています。
その中でも一番軽量な草刈り機が、「SRE2330」です。細部まで軽量化にこだわり、通常の動排気量の草刈機は4kgを超えるものが多いのですが、こちらは本体質量3.2kg~3.5kg(ハンドルによる違い)を実現しています。
一般的な圃場の平地はもちろん、軽さを生かして、法面や傾斜地、田んぼの畔畦などに活躍します。ハンドルは、ツーグリップタイプ、U字ハンドル、ループハンドルから選ぶことができます。SRE2230は、排気量20.9mlですがもう少しパワーがほしい人には、ナイロンコードも使える排気量22.8mL(cc)のSRE2430シリーズ、25.4mL(cc)のSRE2730シリーズもあります。全て、軽量なのが最大の特徴です。
丸山製作所 BCL200S
最後にもう一つ。丸山製作所のBCL200Sを紹介します。こちらの製品は、女性や年配の方向けに作られた、女性のための草刈機です。排気量20ml、本体質量は4.1kgです。
ハンドルは両手ハンドルで、平坦地向き。軽さにこだわったシンプル設計で、スプリングの力を利用するリコイル式なので、軽い力でエンジンを始動させるRスタート付です。安心の2サイクルの丸山エンジンで230mmのチップソーが付いています。カラーは刈払機ではめずらしいピンク色です。
このほか、エンジン式には背負い式草刈機などもあります。背負い式草刈機については、詳しい記事があります。