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ナイロンコードカッター

草刈機(刈払機) ナイロンコードの使い方のコツ

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金属の刃より安全性が高く軽量なことから人気のあるナイロンコードですが、途中で切れてしまったり、うまくコードがでてこない、草刈りがうまくいかないなど悩みも多いのではないでしょうか。ここではナイロンコードの使い方のコツや特徴について説明します。

ナイロンコードの使い方のコツ

それではさっそくナイロンコードの使い方のコツについて説明していきます。よくある悩み別に説明していきます。

根元からコードが切れるのを防ぐ

ナイロンコードは、先端で草を粉砕していきます。そのため先端は少しづつ消耗していくのですが、根元から切れるという現象もよくあります。根元から切れると、コードの長さが違ってしまうので、ナイロンコードをまきなおしたりする必要があったりと手間がかかります。

理由はいくつか考えられます。ナイロンコードはリールにナイロンコードを巻き付けておいて、コードが短くなったら自動や半自動で、繰り出す形になっているものがよく使われています。この巻きつけた部分が何らかの理由で絡まり、うまくでてこない。またナイロンコードの先端以外が固い茎や草、障害物などにあたり負荷がかかり切れてしまったりもします。

  • コードは長く巻かない ナイロンコードはリールの部分が厚いほど長く巻けるようになっています。しかし長く巻くと内部でコードがからみやすくコード切れの原因ともなります。薄いリールで短いた方がコード切れのリスクを減らせます
  • 草刈機のヘッドは大きく振らずに先端3㎝~5㎝の部分に当てる ナイロンコードは先端で草を粉砕するので、それ以外の部分に草が当たると切れてしまうリスクが高くなります。先端の部分を草に当てることを意識するだけでも、効果はあります。 
  • コードガードをつける プラッターといわれる円盤状のディスクをつけて、その円盤から2㎝ほどナイロンコードをだすことで、コードをカバーすることもできます。農家の方はここにさらに金属刃をつけて切れ味も上げている方もいます。

自動や半自動なのにコードがでてこない

自動繰り出し式なのに、コードがでてこない。タップしてもコードがでてこないという場合は、中でコードが絡んでしまっている場合もありますが、回転数が不足して遠心力が足りない可能性もあります。パワーとナイロンコードの太さがあっておらず回転数が不足する場合もありますので、そちらもチェックしてみましょう。

  • 草刈機の回転数を上げる
  • タップ式の場合は、草のない場所で回転させながらタップする
  • 中でコードがもつれていたり絡んでいないか確認し、絡んでいたらもう一度ナイロンコードをまきなおす。

上手に切る草刈機の動かし方

ナイロンコードは遠心力出回ったコードの先端部分で草を粉砕します。また高さのある草が苦手。この特性を考えて草刈機を動かすのがコツです。

  • 草刈機のヘッドは大きく振らずに先端3㎝~5㎝の部分に当てる
  • 地面から少し浮かせて、少し斜め(30度ほど)に角度をつけて左右に動かす
  • 高さのある草には、一度で切ろうとせず、上部から粉砕していく
  • 草が密集していると回転数が下がります。回転数が下がったら少し上に浮かせて上下に小さく上げ下げすると回転数が維持できます。

コードの消耗が早い

ナイロンコードは消耗品で、草刈りをしていると先端から消耗していきます。消耗が早すぎるのはもしかしたらコードが途中で切れているのかも。前述の「根元からコードが切れる」も確認してみてください。ナイロンコードの耐久性は太さや、形状でも変わります。

  • 形状は丸形が耐久性が高い
  • 太さが太い方が耐久性は高いが、エンジンに負荷がかかるため草刈機に合った太さを使う

断面が丸形のナイロンコードは耐久性が高いですが、四角などのエッジがあるものより切れ味は落ちます。またチタン入りのナイロンコードは、耐久性が高いのでそちらもおすすめです。

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草まみれになる

ナイロンコードは草を粉砕するため、足元は草がびっしりとついてしまいます。仕方のないことですが、どうしてもいやという方にはちょっとしたコツがあります。

ナイロンコードはヘッド部分は、右から左に回転するのが多いので、作業側の足元に草が飛んできやすいのです。そこで後ろの安全を確認できる場所では、バックしてヘッドの部分を左から右にふってみてください。すると草が前に飛んでいきます。気になる方は一度お試しください。

ナイロンコードの特徴について

ナイロンコードの基本的な特徴を理解しておきましょう。

ナイロンコードの仕組み

ナイロンコードカッターとは、草刈機(刈払機)に取り付ける刃の部分(刈刃)が、テニスラケットのガットのような、紐式のナイロンコードになっている刈刃のものを指します。ナイロンコードを高速回転させることで、雑草を削り切り、刈り込む仕組みです。

この性質から、高い回転数を維持しないと草を引きちぎり続けることができず、回転数が落ちると絡まってしまいます。そのため草刈機(刈払機)の馬力が金属刃以上に必要です。

ナイロンコードのメリット

安全性が高い

なんといってもナイロンコードの最大メリットは安全性が高いことです。

草刈機で主流のチップソーは、金属の硬い刃を回転することで草を刈り取ります。この金属の刃が障害物に当たった時にキックバックという現象が起こり、大事故になるケースが多発しています。

ここでナイロンコードは紐状なので、障害物に当たっても金属刃に比べて衝撃は少なく、キックバックが起こりにくいという特性があります。また金属の破片などが顔などに飛んできてケガをするケースも少なくありません。つまり、ナイロンコードはキックバック、金属破片の破損による飛散が起こりにくく、金属刃に比べて格段に安全性が高いと言えます。

キックバックとは?

キックバックとは、回転中の刈刃が障害物や地面に当たって、回転方向と反対側に刈刃が跳ねてしまうことを言います。キックバックが起こると、作業者自身だけでなく、周りの人にも刈刃が向かって当たる危険性があります。

障害物の多いところでの使用が可能

金属の刃は、ブロック塀やフェンス、石などにあたると刃が破損して危険です。しかしナイロンコードであれば障害物にあたっても切れにくく、切れたとしてもその破片でケガをするリスクは少ないため、狭い庭などでも、使えるのも魅力です。

軽量

草刈機は、左右に振って草を刈り取ります。草刈機のバランスもありますが、金属にくらべ軽量なナイロンコードは、振りやすく疲れないのもメリットの一つです。

ナイロンコードは、草に当てるだけで雑草が粉砕されます。チップソーのようにその場に倒れた草を、押しのける必要もないので疲れににくいといわれます

*製品によってはナイロンコードカッターが大きく重い場合もあります。

ナイロンコードのデメリット

小石が飛びやすい

ナイロンコードカッターは、紐状のコードを高速回転させることで雑草を削り取りため、金属刃より土の小石や雑草を巻き込み、コードで弾き飛ばしてしまいます。そのため必ず保護メガネ・前掛けなどでしっかり保護するようにしましょう。

金属刃よりパワーが必要

ナイロンコードカッターはその性質から、高い回転数を維持しないと草を引きちぎり続けることができず、回転数が落ちると絡まってしまいます。そのため草刈機(刈払機)の馬力が金属刃以上に必要です。

太く硬い草や高い草は苦手

切れ味という点では、ナイロンコードは柔らかい草はOKですが、太くてかたい草は苦手です。このような草が多く生えているような場所では、他の刃と兼用して使うとよいでしょう。

農家の方は数種類の刃をそろえて、草や場所によって使い分けている方が多いです。

執筆者・監修者情報
執筆者・監修者

農家web編集部のメンバーが「農業者による農業者のための情報サイト」をコンセプトに、農業に関するあらゆる情報を丁寧にまとめてお届けしていきます。
編集部のメンバーは皆、実際に農業に携わりながら情報をまとめています。農学を極め樹木医の資格を持つ者、法人の経営・財務管理に長けている者、大規模農場の営農経験者などバラエティに富んだメンバーで構成されています。他にも農機具やスマート農業機器、ITなどのスキルも兼ね備えています。

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