草刈機(刈払機)の刃といえばチップソーが主流でしたが、最近は安全性の高いナイロンコードも人気があります。ここでは草刈機におすすめのナイロンコードについて種類や特徴について説明します。
ナイロンコードの選び方
ナイロンコードは、その草刈機のパワーに合ったものを選びましょう。かならず使っている草刈機の説明書を読み、その草刈機の太さやタイプに合ったものを選びましょう。
耐久性が高いおすすめのナイロンコード
ナイロンコードは形状により耐久性がことなるといわれ、一般的な断面が丸形がのものがコードに負担がないため、耐久性が高いといわれています。より太い方が耐久性は高くなります。太くて断面が丸形の形状を選ぶと耐久性が高くなります。しかし太いナイロンコードをつかうためにはエンジンのパワーが必要です。丸形は他の形状より切れ味には劣るといわれています。
耐久性を上げるために、コードにチタニウム含有しているナイロンコードもおすすめ。「セフティー3 チタニウムナイロンコード」や「高儀 斬丸 ナイロンコード ツイストメタリックコード 」は断面は四角で、斬丸はツイスト上のため騒音も抑えます。
切れ味がよいおすすめのナイロンコード
断面が鋸、鮫牙型のナイロンコードは、切れ味に非常に優れています。
山善の「ナイロンコード 4G ギザ ブレード 」はノコギリ状の歯形状で切れ味・耐久性に優れた製品です。4G(ギザ)とは四方にノコギリ上の刃が出ていること。柔らかい草から硬い草まで切れます。
「セフティー3 ソーブレードナイロンコード」は、特殊のこぎり刃構造で切れ味、耐久性がよい製品です。37m巻と35本入りのものがあります。
静音性が高いおすすめのナイロンコード
電動式草刈機は、エンジン式より音が静かなため庭などでも使えるのが魅力です。ナイロンコードも形により音の大きさがことなります。静音性にすぐれているのはスパイラル、ツイスト、スクリュー型と呼ばれるもの。螺旋状に紡糸されているので、静音性に優れるほか耐久性、切れ味もよい特徴があります。
電動草刈機は、エンジン式に比べパワーがないものが多いので、太すぎるものは回転数不足してしまうので気をつけましょう。マキタ 花形ナイロンコードは太さ2㎜で、マキタの18Vの充電式草刈機(MUR189D)にも使われています。同様に「山善 ナイロンカッター 静音コードトリマーキング」は太さ3.0㎜ですが、こちらも18Vの山善の充電式草刈機で使われています。
草刈機(刈払機)のパワーが弱くても使えるおすすめのナイロンコード
ナイロンコードの切れ味はパワーに比例するといえ、できるだけパワーがある、目安としては、排気量25mL(cc)以上の草刈機(刈払機)が望ましいと言えます。特に電動式の草刈機はエンジン式に比べてパワーが劣るので注意が必要です。しかし、最近では省エネルギーのナイロンコードカッタも開発されています。
基本的にはナイロンコードの太さは、草刈機の排気量×1.0㎜が目安です。18Vの充電式草刈機は製品によって変わりますがエンジン式の22ml程度です。ナイロンコードの出す長さを短くすることで負荷が軽くなるため、草刈機(刈払機)の説明書などをよく読んで使いましょう。
太さが細いコードには、「セフティー3 ナイロンコードHI ○型」は直径1.3㎜、1.6㎜があります。マキタ(Makita) ナイロンコード A-66416」は直径1.65㎜で断面が花形で、スパイラル形状のため切れ味もよく、静音性も高い製品です。
ナイロンカッターとナイロンコードについて
草刈機のヘッドに取り付けるアタッチメントの部分はナイロンカッター(ナイロンカッタ・ナイロンコードカッター)、その部分に引っ掛けて使う消耗品のコードをナイロンコードといいます。
元々草刈機についているブレード(刃)がチップソーや、樹脂刃などの場合には、ナイロンカッターを取り付けることでナイロンコードが使えるようになるものも多くあります。
ナイロンコードは、消耗品のためナイロンカッターに付属しているナイロンコードがなくなったら、コードだけ購入して、ナイロンカッターに巻き付けて使います。(ナイロンカッターごと変更するタイプの草刈り機もあります。)
ナイロンカッターについては詳しい記事がありますので、興味のある方はお読みください