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観葉植物の肥料

マーガレットを上手に咲かせるおすすめ肥料と与え方

マーガレット 観葉植物の肥料

園芸初心者でも育てやすく、花期も長いことから人気のマーガレットですが、肥料はいつ、どんな肥料を与えればよいのでしょうか。ここではマーガレット栽培におすすめの肥料の種類や与え方を中心に栽培のポイントについても説明します。

マーガレット栽培におすすめの肥料とは

マーガレットは、冬から春まで長く花を楽しめる多年草で、多肥を好みます。植えつけ時の元肥と春と秋に緩効性肥料を与え、開花が始まるころは速効性の液体肥料を与えるのがおすすめです。

緩効性肥料は、ゆっくり効果が続き土壌改良効果もある有機入りの緩効性肥料がおすすめです。液肥は速効性の肥料で花用の肥料をつかうとよいでしょう。花つきをよくするリン酸の比率が多い肥料がおすすめです。

マーガレットに対する肥料時期・与え方

それではマーガレットの肥料はいつ、どれぐらいあげればいいのでしょうか。下記にマーガレットの一般的な肥料をやる時期と頻度について、基本的な考え方を説明します。

肥料時期

マーガレットの肥料時期は、緩効性肥料と液体肥料を使う場合は、3月、9月に固形肥料を、11月から開花中は液体肥料を与えます。

液体肥料だけを使う場合は、夏以外は肥料を切らさずに育てます。

季節ごとの肥料の与え方

マーガレットの一年 肥料のやり方の基本
  • 生育期です。緩効性肥料を置き肥するか、液体肥料を7日から10日に一度追肥します。春は植え付けの時期でもあります。植えつけをする際には、用土には元肥として緩効性肥料を施します。

  • 夏はマーガレットは生育が弱まるため、肥料は与えません。夏の直射日光は苦手です。日陰に置くか、遮光ネットなどを使い日が直接あたらないようにします。

    また高温多湿が苦手なため、梅雨に雨ざらしにしないようにします。

  • 生育期です。春と同様に緩効性肥料を置き肥するか、液体肥料を7日から10日に一度追肥します。植え替え、植え付けの時期でもあります。用土には元肥として緩効性肥料を施します。

  • 開花時期です。11月~4月頃までの気温が低い時期の肥料は、液体肥料を2~3週間に1回程度追肥します。

    霜に当たると枯れてしまいます。屋内に取り込むか、藁やウッドチップなどを使いマルチングをして冬越しをします。

緩効性肥料

マーガレットの植え替えや春と秋の肥料には、緩効性肥料とよばれるゆっくり効果の出る肥料を使います。花用の肥料の有機配合肥料がおすすめ。

鉢植えには1年間効果の続くハイポネックスの「マグアンプK中粒」や、「マイガーデン元肥用」がおすすめです。地植えでは、有機肥料がおすすめです。初心者の人には有機100%の「オーガニック肥料」がリン酸が多く、臭いも抑えた使いやすい肥料です。

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追肥には、花用の粒状肥料や錠剤がよいでしょう。地植えでは有機配合の「もっともっと花の肥料」、鉢植えには鉢の縁に置くだけの「プロミック 草花・鉢花用」がおすすめです。

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液体肥料

液体肥料とは、液肥(えきひ)とも呼ばれ、液状になった液体の肥料のことを言います。追肥に向いています。開花のためには、リン酸(P)の多い肥料がおすすめです。

ハイポネックス原液は肥料成分がN-P-K=6-10-5、住友化学園芸の花工場原液の肥料成分はN-P-K=8-10-5とリン酸が多い液体肥料です。ハイポネックスには殺虫剤入りの肥料もあり、アブラムシなどの対策にも効果があります。原液タイプは水に希釈して水やり代わりに与えます。

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防ぎたい!肥料にまつわるトラブルあれこれ

肥料のやりすぎ

一般的には、花に家庭菜園のようなペースで肥料をやると、やりすぎになってしまい、窒素過多になるとつるぼけし、また肥料焼けを起こします。肥料やけを起こすと、植物が弱々しくなり、最悪枯れてしまいます。肥料のやり過ぎにはくれぐれも注意してください。

同じく、水をやりすぎて根が腐って草花を枯らしてしまったり、根詰まり、またカビが生えたりしてしまうことがあります。水はけが悪い用土や、水が常に鉢などの容器に満たされた状態で風通しの悪い所に放置すると起こりやすいため、下記のことを心がけて育ててください。

  • 水切れして、土の表面が乾いてから水を与えるようにする
  • 風通し、日当たりの良い場所に植物を置くようにする

肥料は絶対混ぜないで!

よくある失敗として、いろいろな肥料を混ぜて高い栄養素の肥料を作り与えようとしてしまうことが挙げられます。肥料を混ぜると化学反応を起こし、植物自体に被害が出るだけでなく、有害物質・ガスが発生したりと、大きな事故につながる危険性があります。くれぐれも、肥料同士を原液で混ぜることはしないでください。

マーガレットの栽培で気をつけたいポイント

夏越し・冬越し

マーガレットは通常は生育期の春~秋は、屋外の日当たりの良い場所で管理します。しかし暑さ寒さに強くないため、それぞれ対策が必要です。

夏越しは、太陽が好きなマーガレットですが、夏は直射日光に当てず、日陰の涼しい場所で管理しましょう。西日にも当たらないように注意が必要です。また過湿も苦手なため、夏の水やりは控えめに、花びらには水をかけずに株元に与えます。

冬越しは鉢植えの場合は、11月~4月までは室内の日当たりの良い場所で管理しましょう。霜の降らない暖地であれば庭植えでも冬越しは可能です。耐寒性はそれほど弱くはないですが、霜に当たると枯れてしまいます。寒風のあたらない場所を選び、マルチングをしたり、不織布シートなどで霜対策をしましょう。

植え替え

マーガレットは根が張って、根詰まりをおこしやすいので鉢植えの場合は、1年に一度植え替えをします。時期は生育期の春か秋に行います。鉢から株を取り出し、土をほぐして落とします。根を3分の1ほど切り詰めて、一回り大きな鉢に新しい用土に植え付けます。

用土は一般の草木用の培養土が元肥もはいっているので便利です。マーガレットは水はけのよい土を好み、酸性を嫌うので、土壌酸度(pH)が未調整の場合は、苦土石灰を混ぜて酸度を中和しましょう。

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剪定・切り戻し

花つきが悪い場合や、枝が生長して伸びすぎた場合は切り戻しを行いましょう。適期は春か秋。茎を半分程度に切ります。茎が木質化している部分を切り取ると弱るので、茎の部分を切りましょう。春に切り戻せば梅雨から夏の蒸れ防止にもなります。また切りとった茎は、挿し木として増やすこともできます。

また次々と花が咲くマーガレットは開花が終わったら、花茎から切り取りとりましょう。

害虫や病気に気をつけましょう

マーガレットは若い葉にアブラムシやヨトウムシが冬の室内でも発生しやすいので、気をつけて観察しましょう。見つけたら早めに駆除してください。

また、株が密集して蒸れると立枯病などに係る場合があります。予防には、湿気の少ない風とおしの良い場所に置いてあげましょう。

多く発生している場合は、殺虫殺菌スプレーの「ベニカ」シリーズで害虫退治するのがおすすめです。(ホームセンターのガーデニング・園芸、ガーデニンググッズコーナーによく置かれています)

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まとめ

日本では昔から、庭の花壇やプランターの寄せ植えとしても人気があるマーガレット。

花色は白色のイメージが強いですが、品種によりピンク・赤・オレンジ・黄色とカラフルで、咲き方も一重咲き、八重咲き、ポンポン咲きなどさまざまあります。秋になると花芽のついた苗も出回ります。秋に花つきで売られている苗は、温室で育てられたものが多いので寒さに弱いので、徐々に寒さにならせると長く花がついて丈夫に育ちます。

ぜひホームセンターや園芸店でも手軽に手にいれられるマーガレット。ぜひお気に入りの品種を見つけて、かわいらしい花を咲かせてみてください。

本記事で紹介した肥料は、サンアンドホープやトヨチューなどのネットショプ、ホームプラザナフコやコーナンなどお近くのホームセンターの園芸・ガーデニングコーナーで購入することもできます。

執筆者・監修者情報
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農家web編集部のメンバーが「農業者による農業者のための情報サイト」をコンセプトに、農業に関するあらゆる情報を丁寧にまとめてお届けしていきます。
編集部のメンバーは皆、実際に農業に携わりながら情報をまとめています。農学を極め樹木医の資格を持つ者、法人の経営・財務管理に長けている者、大規模農場の営農経験者などバラエティに富んだメンバーで構成されています。他にも農機具やスマート農業機器、ITなどのスキルも兼ね備えています。

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