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マキタ

マキタ草刈機 36Vの種類や特徴、価格 徹底解説

マキタの刈払機 マキタ

マキタの36Vの充電式草刈機は、農業や山林の下刈りにも使えるパワーのある充電式草刈機もあります。この記事では、マキタ(makita)の充電式草刈機(36V)の種類や特徴、価格などを徹底解説しています。

マキタ充電式草刈機 36Vの種類と特徴

マキタの36Vの充電式草刈機は、ほとんどの製品が、汎用性が高く容量も選べる18Vのリチウムイオンバッテリーを2つ使い36v仕様として使えるようになっています。

18Vのバッテリーが使えるマキタの製品は371モデル(2022年12月現在)と、電動ドライバ、チェーンソー、ブロー、ファンジャケットにまでさまざまな製品と共有してつかうことができます。

充電式草刈機(18V+18V)

MUR369シリーズ

高速モードでは、30mLエンジン式同等の草刈機です。MUR369UD(Uハンドル)・MUR369AD(左右非対称Uハンドル)・MUR369LD(ループハンドル)・MUR369WD(2グリップハンドル)は基本性能は一緒ですがハンドルの形によって品番が変わります。

パワーがあるので、庭から農業、山林の草刈りまで使えるプロ仕様の草刈機です。 ハイパワーなブラシレスモーターと、ヒートシンク付きコントローラーで効率よく冷却できるので連続使用が可能で、防じん・防滴機能の「アプト」搭載。ハードな使用にも耐え、キックバックには刃が自動的に止まる「ATF」やトリガスイッチを離すと素早くブレーキが停止する、電子ブレーキ付など安全面もしっかりしています。

草の密度により、高速、中速、低速と3段階に自動変速するので、パワーが無駄にならず長時間作業ができます。また刈刃は、チップソーの他、樹脂刃ナイロンコードが使え、刃に合わせて回転数が変更できます。

製品名MUR369UD(Uハンドル)
MUR369AD(左右非対称・Uハンドル)
MUR369LD(ループハンドル)
MUR369WD(2グリップハンドル)
パワー36V(エンジン30ml同等)
ハンドルUハンドル・ループ・2グリップ
ブレード(刃)チップソー(255㎜)
質量(kg)6.0(MUR369UD)
6.0(MUR369AD)
5.5(MUR369LD)
5.4(MUR369WD)
作業面積目安(坪)
1連続運転時間
(6.0Ah使用時)
約25分(高速)
約35分(中速)
約1時間(低速)
目安市場価格約50,000円(本体のみ)
約77,000(バッテリー付き)

MUR368シリーズ

高速モードでは、25mLエンジン式同等の草刈機です。MUR368UD(Uハンドル)・MUR368AD(左右非対称Uハンドル)・MUR368LD(ループハンドル)・MUR368WD(2グリップハンドル)は基本性能は一緒ですがハンドルの形によって品番が変わります。山林の下草刈りには少しパワーが足りませんが農地でも十分に使える草刈機です。同じバッテリーで出力パワーが弱いので、より長時間つかうことができ軽量なのも魅力です。

モーター部分は、アウタロータBLモータで外側のローターが回転するため高トルク。さらに負荷がかかっても定回転制御があるため、回転数が落ちにくい設計になっています。その他の機能は、MUR369シリーズと同様に防じん・防滴機能の「アプト」搭載、キックバックには刃が自動的に止まる「ATF」やソフトスタート&ソフトブレーキなどもついています。また自動変速や、刈刃に合わせて回転数が変えられる機能も装備しています。

6.0Ahバッテリー付きの他、Uハンドルには3.0Ahバッテリー付きのものもあります。

製品名MUR368UD(Uハンドル)
MUR368AD(左右非対称・Uハンドル)
MUR368LD(ループハンドル)
MUR368WD(2グリップハンドル)
パワー36V(エンジン25ml同等)
ハンドルUハンドル・ループ・2グリップ
ブレード(刃)チップソー(255㎜)
質量(kg)
(6.0Ah使用時)
4.5(MUR368UD)
4.5(MUR368AD)
4.1(MUR368LD)
4.0(MUR368WD)
作業面積目安(坪)108
1連続運転時間
(6.0Ah使用時)
約1時間25分(高速)
約2時間25分(中速)
約6時間5分(低速)
目安市場価格約38,000円(本体のみ)
約66,000(6.0Ahバッテリー付き)

充電式スプリット草刈機(18V+18V)

充電草刈機の他に、マキタには充電式スプリット草刈機があります。スプリット草刈機とは、モータ部分に刈刃アタッチメントを取り付けた草刈機。アタッチメントは草刈だけでなく、チェーン刃やブロワー、耕運など豊富。別売りのアタッチメントを付け替えるだけで様々な用途で使えます。

MUX60DPG2M

MUX60DPG2Mは、充電式スプリットモータ「MUX60DZ」にチップソータイプの刈刃アタッチメントが付いた草刈機で、25mLエンジン式同等のハイパワーモデルです。

ハイパワーなブラシレスモーターで高負荷な作業にもパワフルに対応でき、防じん・防滴機能の「アプト」搭載。キックバックには刃が自動的に止まる「ATF」やソフトスタート&ソフトブレーキなど安全面もしっかりしています。

それぞれのアタッチメントに合わせて回転数が変えられる、ボタン3段変速+無段変速トリガスイッチで簡単に回転数が変えられます。アタッチメントの交換はロックレバーで簡単にでき、分解できるので持ち運びも楽に行えます。

草刈りのアダプタとしては、他にナイロンコードを使った「ナイロンカッタ」、ロータリーハサミ刃の「タフロータリーハサミ刃」があります。こちらのアダプタだけ使いたい場合にはモータ部分を別売りで購入することも可能です。

製品名MUX60DPG2M
パワー36V(エンジン25ml同等)
ハンドルループハンドル
ブレード(刃)チップソー(230㎜)
質量(kg)5.4
作業面積目安(坪)
1連続運転時間
(6.0Ah使用時)
約55分(高速)
約1時間17分(中速)
約2時間35分(低速)
目安市場価格約87,000円(フルセット)

ポータブル電源専用充電式草刈機

18Vのリチウムバッテリーは汎用性が高いですが、2本使うと重量が重くなるという難点もあります。そこでマキタは、背負い式のポータブル電源ユニットを開発。ポータブル電源ユニットPDC01は、18Vのリチウムイオンバッテリーを4本セットして使えます。

MUR201CZ

ポータブル電源は、アタッチメントをつけることで他の製品にも使うことができますが、充電式草刈機 MUC201CZは、ポータブル電源をコネクト接続してつかう背負い式電源ユニット専用の草刈機です。

高速モード使用時、30mlエンジン式背負い式草刈機と同等の使用感。MUR369シリーズとほぼ同等機能です。

パワーがあるので、庭から農業、山林の草刈りまで使えるプロ仕様の草刈機です。 ハイパワーなブラシレスモーターと、ヒートシンク付きコントローラーで効率よく冷却できるので連続使用が可能で、防じん・防滴機能の「アプト」搭載。ハードな使用にも耐え、キックバックには刃が自動的に止まる「ATF」やトリガスイッチを離すと素早くブレーキが停止する、電子ブレーキ付など安全面もしっかりしています。

草の密度により、高速、中速、低速と3段階に自動変速するので、パワーが無駄にならず長時間作業ができます。また刈刃は、チップソーの他、樹脂刃やナイロンコードが使え、刃に合わせて回転数が変更できます。

機能等は、MUR369シリーズとほぼ同じです。ハンドルはループハンドルのみ。特徴は3.9kgとバッテリーがないため軽量で、取り回しが楽です。またバッテリーがポータブル電源ユニットPDC01なら4本使うことができるため、長時間作業が可能です。

製品名MUR201CZ
パワー36V(エンジン30ml同等)
ハンドルループハンドル
ブレード(刃)チップソー(255㎜)
質量(kg)3.9
作業面積目安(坪)
1連続運転時間
(6.0Ah×4本使用時)
約50分(高速)
約1時間10分(中速)
約2時間(低速)
目安市場価格約53,000円(本体のみ)

ポータブル電源には、他に18Vバッテリー11個分のPDC1200もあります。ポータブル電源については、マキタの背負い式草刈機の記事で詳しく説明しています。

マキタの充電式草刈機について

マキタには、以前はエンジン式の刈払機(草刈機)を多く販売していましたが、環境面や今後のニーズの変化に応じ充電製品をより充実させるために、2022年3月にエンジン刈払機の生産を終了しています。(在庫品は販売されています)

そのためマキタのバッテリーを使った工具や草刈機の種類は豊富で、バッテリー自体の価格は安くはありませんが、汎用性があり草刈機だけでなく、さまざまな工具や電動自転車などにも使えます。

エンジン式の草刈機はパワーもあり、燃料を補充すれば長時間使えますが、騒音や排気ガス、振動が多い、エンジンがかかりにくいなどのデメリットもあります。

充電式(バッテリー式)草刈機は、音が静かで排気ガスはゼロ、振動も少なく軽量です。またスイッチひとつで始動するので力の弱い女性や初心者の方でも簡単に使えます。以前の懸念材料であったパワー不足は、エンジン式の26㏄クラスと同等のパワーを持つものも多く販売されています。充電池を複数もつことで長時間の稼働も可能です。ただし価格については、エンジン式の方が安価です。

刈払機のハンドルについて

草刈機は主に下記のような、両手ハンドル、ループハンドル、ツーグリップハンドルの3種類があります。平地であれば初心者の人には両手ハンドルがおすすめ。種類も多く安定しています。

両手ハンドル(Uハンドル)で左右が非対称になっているのは、刈払機は右から左に振って草をかりますが、左に振りやすいように左右のハンドルの長さを変えています。腰を回すことで振り幅が楽に広がり効率よく草をかることができます。

草刈機(刈払機)のグリップの違い

草刈機(刈払機)のグリップは主に「両手ハンドル」「ループハンドル」「ツーグリップハンドル」の3タイプあります。

  • 両手(U字)ハンドル ・・・平地など平坦、広範囲な場所で安定して長時間の作業をするのに向く
  • ループハンドル ・・・斜面などでの作業にも向くオールラウンダー
  • ツーグリップ ・・・斜面や際刈りなど、細かい作業に向くが腕の負担大

ホームセンターや販売代理店で実際に手に持ってみて、確認するのがベストです。

草刈りをする場所が、空き地や庭のように平坦なところなのか、また畦畔や畦道、山林の下刈りといった傾斜地なのかでグリップを変えるのは、草刈りを安全かつ効率的に行うために非常に重要なポイントです。

まとめ

いかがでしたでしょうか、ここでは汎用性の高い18vを使ったハイパワーの36V充電式草刈機を紹介しました。汎用性のある18Vバッテリーを使った充電式草刈機は、他にマキタ製品を使っている人には汎用性があるため、バッテリーが使いまわせて便利です。しかし2本を使うと重量が重くなるのが難点です。

18Vにこだわらないのであれば、40Vmaxの草刈機はパワーもあり、軽量に使えるものもあります。40Vmaxのバッテリーを使ったマキタの充電式草刈機の記事もありますので、比較検討される場合には参考にしてください

執筆者・監修者情報
執筆者・監修者

農家web編集部のメンバーが「農業者による農業者のための情報サイト」をコンセプトに、農業に関するあらゆる情報を丁寧にまとめてお届けしていきます。
編集部のメンバーは皆、実際に農業に携わりながら情報をまとめています。農学を極め樹木医の資格を持つ者、法人の経営・財務管理に長けている者、大規模農場の営農経験者などバラエティに富んだメンバーで構成されています。他にも農機具やスマート農業機器、ITなどのスキルも兼ね備えています。

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