マキタ(makita)は世界有数の電動式工具メーカです。充電式バッテリーを軸にたくさんの電動工具を展開しています。特にマキタの草刈機(刈払機)は、電動だけでなく、エンジン式もあり、様々な草刈りニーズに対応しています。
この記事では、マキタ(makita)の芝刈り機(芝刈機)について、どんな種類、特徴があるのか、また付属品も併せて徹底解説していきます。
マキタ(makita)芝刈機の種類(特長・価格・使い方)
マキタの芝刈機は、リチウムイオンバッテリーを使う電動式で、その中でも、片手で扱う「バリカン」タイプと手押しで押す「自走式」タイプに別れています。ここでは、タイプ別に紹介していきます。(草刈り機(刈払機)は、ラビットというブランド名でエンジン式も良い商品を揃えています。)
芝刈り機バリカン(芝刈りバリカン)タイプ
芝刈り機バリカン(芝刈りバリカン)とは?
芝刈り機バリカン(芝刈りバリカン)とは、電気の力で芝刈り機エンジンを起動させ、芝を刈込む機械です。コンセントの電源を使用するタイプと、リチウムイオンバッテリーを使用した充電式のコードレスタイプのものがあります。マキタのバリカンはコードレスのタイプになります。
また、片手で持てるハンディタイプや、刈払機のような、長いポールについたグリップを持つタイプのものもあり、ハンディタイプにポールアタッチメントをつけることで、刈払機のように立ったまま作業することを可能にします。マキタの芝刈バリカンは別売のロングハンドルアタッチメントがあります。
マキタの芝刈りバリカンは電動なので、静かに刈込むことができます。周りに住宅がある場合は特に重要な点です。庭など、10坪未満の範囲にベストな芝刈り機といえます。
おすすめのマキタの芝刈りバリカン
マキタ(makita) MUM604DRF
MUM604DRFは、マキタの芝刈りバリカンの中でもスタンダードなもので、刈込幅は160mmです。刈り込みの高さが調節できるのはもちろん、キワ刈りがやりやすいように、キワ刈りガードが付いていて、刃物を壁や垣根に当てずに刈ることが出来ます。また、刃は特殊コーティングされていて、切れ味、耐久性が高くなっています。
この商品のほか、14.4VのMUM602DRF、10.8VのMUM600DSH、バッテリーが軽くなったMUM601DSHが展開されています。
さらにこちらの商品は生垣用の替刃に取り替えることで、生垣バリカン(ヘッジトリマー)へ簡単にチェンジすることが出来ます(2wayチェンジシステム)。庭に生垣、植木、庭木がある方にとっては、大変役立つでしょう。
芝生バリカンの使い方と注意点
こちらで紹介した商品は、全て高さ調節機能がついていますので、基本的には地面に沿ってバリカンを走らせれば、高さを揃えて刈ることが出来ます。
バリカンブレードの刃(ブレード)の部分は、コーティングされるなどハサミとは異なるため、研ぐ必要はありませんが、使用後に水洗いして拭くなど、こまめなメンテナンスが製品の寿命を伸ばします。面倒だとは思いますが、使用後はきちんとメンテナンスしましょう。
またマキタの製品ではありませんが、バリカンの他、芝刈り用のハサミというものもあります。下記にはさみについて詳しく記載していますので、ご参考にしてみてください。
自走式タイプ
マキタの自走式タイプの特徴は、他社がほぼガソリンを動力にしているところ、リチウムイオンバッテリーを動力にしている、電動式であるという点です。
電動式はなんといっても、音が静かです。ガソリン式の駆動音は畑で使っていても、周りに気を使うほど騒音がします。自宅の庭や周りが住宅街の公園、学校のグラウンドで芝刈りはこちらの電動式の芝刈り機がおすすめです。
マキタ(mikita)MLM460DZ バッテリータイプ
マキタが誇る、充電式芝刈機(LAWN MOWER)です。電源は18Vのリチウムイオンバッテリーを2個使用し、手押し、ロータリータイプの自走芝刈り機なので、広範囲、長時間の芝刈り作業に適しています。
本製品の特徴としては、マキタの草刈機と同様、バッテリーながらもパワフルな駆動、また防じん・防滴機能の「アプト」機能が搭載されており、コンパクトでBLモータ+スチールデッキの高耐久性仕様になっています。
また、付属のマルチングアタッチメント使用すれば、刈った芝を細かく砕いて肥料として芝生に撒くことができます。
この他、よりワイド、パワフルになったMLM432DPG2/DZ、MLM382DPG2/DZ、MLM431DPG2、MLM380DPG2があります。
マキタ製品の修理
マキタ製品であれば、故障した時、マキタの営業所に直接持ち込んで修理することができます。マキタは「修理3日体制」を掲げており、アフターサポートは非常に手厚い企業です。
マキタの営業所がどこにあるのかは、マキタHP で確認できます。自力での修理が困難な場合はマキタ営業所に持ち込んでみましょう。
マキタの芝刈り機を中古で買いたいときは
マキタの芝刈り機は、その性能に比して安価を実現していますので、新品でも手の届きやすい価格になっています。しかしながら、中古でもいいからもっと安く入手したいという人もいるでしょう。その場合におすすめなのが、大手オークションサイトである「ヤフオク!」を利用する方法です。
オークションというと価格を随時確認しなくてはいけないなど煩わしいイメージがあるかもしれませんが、実は現在の「ヤフオク!」には「定額」で出品されている商品が多くあります。「定額」で出品されている商品は、オークション形式とは異なり、表示されている価格に対し購入ボタンを押すだけで即時取引完了となります。このように煩わしさもなくなっているばかりか、農機商品の取扱い数も急拡大しており、非常に使い勝手のよいサービスに進化しています。
以下にリンクを用意しましたので、ぜひ一度のぞいてみるとよいでしょう。
=>ヤフオク!で検索してみるまとめ
マキタ(makita)は、芝刈り機の他に、草刈機(刈払機)、充電式のチェンソー、ブロワ、生垣を刈り込むバリカン、高圧洗浄機、噴霧器なども展開しています。マキタ製品はリチウムバッテリーが共通なので、枝を切断する剪定(せん定)に使うチェンソーや、農薬用に噴霧器などもマキタの充電式に揃えるのが効率的です。
特にガソリン式がメインな刈払機界の中で、マキタはバッテリ電動式を展開していて、マキタ独自の樹脂刃や電動式なのにパワフルにチップソーやナイロンコードカッター(リールに巻き付いたナイロンコードが回転して草を刈るタイプ)を回転させることが出来ます。(マキタ草刈り機のコード番号はMUH,MUR,MUX,AH,UDZ,UDRG,DSHなどになります)
マキタ製品はホームセンターの園芸、資材コーナーにデモ品が置かれていることが多いので、実物を確認することが可能です。是非手にとって、重さなどを確かめてください。また、電動式で同様なラインナップを展開しているリョービ(RYOBI)もあります。
(補足)芝生の手入れアレコレ
日当たり・水はけ
植物は光合成によってエネルギーを作ります。特に、芝は日光が大好きで日当たりが良い場所を好みます。また、野外で育てるため、水はけが良い土地が望ましいです。日陰が多い場所の場合は、日照時間が比較的少なくても問題ない品種を選ぶと良いでしょう。刈高を上げてできるだけ葉の面積を多くし、光合成を促進させるなどの工夫も有効です。
水やり・散水
芝は、生育期に比較的多くの水やりが必要な植物です。生育期、土が乾いたら、なるべく水をやるようにしてください。特に猛暑の時期は夏枯れを防ぐため水やりを毎日してあげましょう。一部の葉が徐々に巻いて丸まっている状態だとすると、明らかに水不足のサインが出ていますので、水やりをしてあげましょう。
基本的な水やりの頻度の目安は週に1〜2度で、夏はできるだけそれ以上に散水するといいでしょう。休眠期の冬場は特に散水する必要はありません。
また、芝を新たに栽培するときには、芝苗を張る「芝張り」の作業や「播種(種まき)」後は、基本的にたっぷりと水やりをしましょう。芝張り、芝の張り替えなどを行った際には、その当日にたっぷりと水やりをするのはもちろんのこと、その後1ヶ月間程度は、頻繁に水やりをします。この1ヶ月が芝生の養成期間となりますので、可能な限り乾燥させないことが重要です。
より詳しい情報は下記を参考にしてみて下さい。
小規模な芝生はジョウロや庭のホースからの散水で大丈夫ですが、公園やグラウンドのような大規模な芝生だとスプリンクラーなどが必要になってきます。
エアレーション
エアレーションとは、芝生に専用の穴あけ機で穴を開けることで、土壌中の酸素を増やし、透水性を高め、土壌表層に溜まる老廃物であるサッチの分解を促進させ、サッチの蓄積を防ぐために行います。
芝生は、畑と違って一度植えてしまうと、耕耘ができません。このため用土が固くなり、サッチが蓄積し、芝の育成を阻害してしまうのです。
エアレーションを行う適期は、芝生の生長がよい時期です。具体的には暖地型は初夏や梅雨明け、寒地型は春と秋が適期となります。また、エアレーションに合わせて、レーキや熊手で蓄積したサッチを取り除く、またサッチ分解剤を使ってサッチを除去するサッチングも行ってください。
目土
目土は、芝生の管理特有の言葉で、「めつち」と読みます。目土は、芝生の上に川砂などをかぶせ、覆うことで、サッチの抑制や表面のデコボコを平にしたり、新芽を保護したり地温を保つ効果があったりと、非常に重要です。具体的には年間に1〜2回、4〜5月、10月に行うのがベストです。
普通の土(そこらのへんにあるような土)を使うのは駄目ですよ!
芝生の目土用の土も販売されていますので、ご自身で目土作業を実施することも可能です。
広い敷地の芝生をお持ちの方は、造園業者などに目土を頼むと良いと思います。ご自身でやるより安く綺麗に仕上がります。
⇒草刈り・芝刈りなど造園を頼みたいときにはただし、7月〜8月頃の真夏の時期は一度にたくさんの目砂を入れることは避けましょう。真夏は地温が高温になることがあり、葉や茎が傷んでしまうリスクがあります。目土入れの適した時期としては4月〜6月頃、もしくは暑さが過ぎ去った秋頃が良いでしょう。
芝刈り
芝刈は、刈り込むことによって上への成長を止め、芽吹きを促進させて新芽を増やし、密度を高める働きがあるので、欠かせない手入れの一つです。葉が短くなる分、葉の枚数を増やして光合成ほ活発化させ、濃い緑になります。また、芝刈りしないと、芝が伸びっぱなしで害虫のすみかになってしまい、病気になりやすくなります。
生育期は月に2度以上、生育が旺盛で芝が伸びる最盛期は、出来れば週1くらいの頻度で芝刈りしてください。芝刈り機は様々な種類があり、電動、エンジン式、また刈る方式としてはリール式とロータリー式があります。さらに、芝刈り機は芝の際をうまく刈ることはできないので、見た目にこだわる方は、際刈りの為にハンディバリカンも必要になってきます。匍匐茎(ほふくけい)のような横に伸びるランナーは気にせず刈って大丈夫ですが、立ち上がりが目立つならば目土してください。
芝刈り機、芝刈りハサミやバリカンには様々な種類があるので、下記を参考にして必要な面積に応じて、ベストなものを選んでみてください。
芝生にはどんな雑草が生えるのか
芝生には、約70種類程度の雑草を見かけることができます。雑草は、生育する季節によって以下の2つに大別できます。
- 「冬雑草」秋から翌年の初夏にかけての冷涼期に生育する雑草
- 「夏雑草」春から夏の高温期に生育する雑草
雑草の中には、花を咲かせるものも多いです。「綺麗だな」と残しておくと、雑草の繁殖につながるので見かけたら抜き取ったり、駆除、防除するなどの対策が必要です。芝生に生える代表的な雑草を掲載しますので、ご自身の芝生に生えてきたら該当するものかどうか調べてみてください。
植物名 | ウラジロチチコグサ | オオイヌノフグリ | カラスノエンドウ | スズメノカタビラ | オオアレチノギク | オランダミミナグサ | セイヨウタンポポ | ハルジオン | ハコベ | ノゲシ・ハルノノゲシ | ツメクサ | ノボロギク | オオバコ | エノコログサ | カタバミ | オヒシバ | メヒシバ | カヤツリグサ | ザクロソウ | コメツブウマゴヤシ | コニシキソウ | シロツメクサ | スギナ | チガヤ | ニワゼキショウ | ハマスゲ | チドメグサ | ヒメスイバ | ヒメクグ | ヨモギ |
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写真 | (準備中) | (準備中) | (準備中) | (準備中) | (準備中) | (準備中) | (準備中) | (準備中) | (準備中) | (準備中) | (準備中) | (準備中) | (準備中) | (準備中) | (準備中) | (準備中) | (準備中) | |||||||||||||
冬雑草/夏雑草 | 冬雑草 | 冬雑草 | 冬雑草 | 冬雑草 | 冬雑草 | 冬雑草 | 冬雑草 | 冬雑草 | 冬雑草 | 冬雑草 | 冬雑草 | 冬雑草 | 夏雑草 | 夏雑草 | 夏雑草 | 夏雑草 | 夏雑草 | 夏雑草 | 夏雑草 | 夏雑草 | 夏雑草 | 夏雑草 | 夏雑草 | 夏雑草 | 夏雑草 | 夏雑草 | 夏雑草 | 夏雑草 | 夏雑草 | 夏雑草 |
芝生に生える雑草の除草方法
芝生に雑草が生えると、芝生があるため、雑草だけを草刈・草取り、手で引き抜くのは大変です。このため、芝生には影響なく、雑草だけ枯らしてくれる選択性の芝生に使える除草剤を使うのがおすすめです。アージラン(グリーンアージラン)やMCPP、24d(2,4-D「石原」アミン塩)、ザイトロンアミン液剤などがよく知られています。
芝生で使える効果的な除草剤について知りたい方は下記を参考にしてみてください。
養生
芝生の養生とは、芝生を踏みつけたりすることがないように立入りを規制することを指します。芝生を養生する理由は、外部からの衝撃を避けて芝の根や生長を促すためです。また、オーバーシーディングなど種まきをしたときにも、芝がしっかりと発芽して根付くように養生します。
特に芝張り、張り替え後、エアレーション後、種まき後、芝が弱っているときに行います。養生に使えるフィルム、シートや不織布などは下記を参考にしてください。
芝を増やしたい時
芝は冬枯れしたり、踏み付けられすぎたり等で枯れることもあります。枯れた後に芝を植えて、芝の量を増やして密度の濃い芝生を作りましょう。隙間を埋めて芝を増やしたい場合は、直に種まきするよりも、種を容器(ポットやプランター)で育苗し芝苗を作ってから、苗を地面に植え付けるという方法がおすすめです。植え付け後、養生期間を設けて土に定着させるようにしてください。
また、冬にも芝生を維持するために暖地型の芝生に寒地型の芝を種まきし、「芝を芝で覆う」オーバーシードという方法があります。寒地型でオーバーシードをする場合は、ウィンターオーバーシードと呼びます。一年中芝が必要な競馬場などではよく行われている方法です。オーバーシーディングは手間が非常にかかるので、メリットデメリットをよく考えた上で行ってください。