背負い式の草刈機(刈払機)は、長時間の草刈りを行う農家や、草刈業者などでよく使われます。この記事では、世界有数の電動式工具メーカのマキタの背負い式草刈機(刈払機)について、説明します。
マキタの背負い式草刈機(刈払機)について
マキタには、以前はエンジン式の背負式刈払機(草刈機)を多く販売していましたが、環境面や今後のニーズの変化に応じ充電製品をより充実させるために、2022年3月にエンジン刈払機の生産を終了しています。
背負い式草刈機は、肩掛け式より多少重さがあっても足腰に負担が少ないことから、エンジンのタンク容量が大きくして、長時間の作業を可能にしているものがほとんどです。最近の充電式草刈機でも36Vであれば、エンジン式の草刈機の同等のパワーがありますが、長時間使うことはできません。
そこでマキタは、背負って使うのポータブル電源やポータブル電源ユニットにより、充電式草刈機の長期間作業を実現しています。マキタは草刈機とこのポータブル電源をつなぐことで、背負い式の草刈機(刈払機)として使うことができます。
ポータブル電源・ポータブル電源ユニット
背負い式のポータブル電源は2種類。お手軽な18Vを4本セットできる「ポータブル電源ユニットPDC01」と、18Vのリチウムイオン11個分の1200whを実現した、本格的な「ポータブル電源 PDC1200」それぞれ説明していきます。
ポータブル電源の良さは、手元が軽くなること。充電式の草刈り機の充電池の分(約600g)手元が軽くなり、燃料を使わないので排気ガスもなく、騒音も少ないのもよいところです。
ポータブル電源ユニット PDC01
ポータブル電源ユニットPDC01は、18Vのリチウムイオンバッテリーを4本セットして使えます。充電草刈機の18V用と、18V+18V=36Vの充電草刈機が使えます。
単純に18V+18V=36Vの充電草刈機の2倍の作業量で、本体も600gと軽量です。コネクタ接続で使える充電式草刈機MUC201CZでは、低速で約2時間使うことができます。
もちろん充電式草刈機MUC201CZにも、18Vのリチウムイオンバッテリーを使う18V、36V(18V+18V)の充電式草刈機、充電式ブロワーや充電式スプリットなどにも使えます。
ポータブル電源 PDC1200
ポータブル電源 PDC1200は、充電製品の長時間作業を実現させる製品で、18Vリチウムイオンバッテリー11個分の1200whのエネルギー量です。18V+18=36Vモデルでは作業時間が約6倍、40Vmaxモデルも使うことができます。
コネクト接続できる充電式草刈機MUC201CZでは、低速で約6時間使うことができます。長時間使うことができますが、重量も10kgと重さもありますので体力のある人におすすめです。
充電式草刈機MUC201CZにも、18V+18=36Vモデルの充電式草刈機、ブロワー、チェーンソーと幅広く使えます。
充電式草刈機 MUC201CZ
ポータブル電源は、アタッチメントをつけることで他の製品にも使うことができますが、充電式草刈機 MUC201CZは、ポータブル電源をコネクト接続してつかう背負い式電源ユニット専用の草刈機です。
18V+18V=36Vモデルで、高速回転なら30mlのエンジン式草刈機と同等のパワーがあります。また草の密度で自動変速する楽らくモード付で、騒音や省エネにも役立ちます。キックバックを起こした場合に、急激な回転数の低下を検知し、素早く停止する機能もついています。
付属の刃は、255㎜のチップソーで、ループハンドル。充電器がない分軽い取り回しで、快適に草を刈り取ることができます。ブラシレスモータとコントローラを強制冷却もあるので、長時間の作業でも負荷がかかりにくい作りになっています。
この他にも農家webには各社の背負い式草刈機の特徴などの記事が多くあります