ピーマンの植え付け(定植)の方法を詳しく説明します。ピーマンの植え付けはポイントを抑えておけば何も怖くありません。時期と準備、方法をしっかりと理解して苗を植え付けましょう。
目次
ピーマンの植え付け(定植)の時期は?
植え付け(定植)の時期として適しているのは、霜が降りる心配のない季節になった頃です。カレンダーで考えると、5月頃〜6月中旬までとなります(一般地、露地栽培の場合)。
本葉11枚〜13枚、花が1〜2花程度咲いた頃が植え付けのタイミングとしてはふさわしい苗の状態です。


ピーマンの植え付け(定植)の前にすることは?
ピーマンの定植前に必要な作業としては土作り、畝立てがあります。下の記事に詳細が記載されていますので参考にしてください。
ピーマンの植え付ける場所、間隔は?
家庭菜園など一般的な露地栽培の場合、ピーマンは1畝に対して、1列(1条)で植え付けるのが一般的です。植え付ける間隔は下の表を参考にしてください。
畝幅 | 畝間 | 畝高 | 条間(列間) | 株間 |
---|---|---|---|---|
70cm | 100cm〜120cm | 10cm〜20cm | 基本は1列 | 50cm |


ピーマンの植え付け(定植)の方法は?
植え付け(定植)は根の活着をよくする(根の張りをよくする)ために晴れている午前中に行いましょう。根の活着の良否はその後の生育に大きな影響を及ぼします。植え付けの作業の手順は下のとおりです。
- マルチを張っている場合には、マルチに穴を開けます。穴を空ける時にはカッターでばつ印(×)に切るか、マルチ穴あけ器を使いましょう。
- 植え穴を浅く掘ります。
- 植え付けをする前に、苗の鉢(ポット)と植え穴の両方に十分に水やりをします。
- 苗を穴に入れて、上から軽く押さえます。
- マルチの穴が完全にふさがっていない場合には、土でふさぎます。
植え付けが終わったら、仮支柱もしくは主枝誘引用の支柱を立てて誘引しましょう。園芸用の麻ひもやワイヤーなどで茎を支柱にくくりつけます。麻ひもの場合は、8の字形に茎と支柱を結びます。




編集さん
2本仕立てや3本仕立てにするときには、ある程度生長してきてから追加で支柱を立てます。支柱の立て方については下記の記事を参考にしてください。
植え付けのあとにすることは?
植え付けが終わったら、いよいよピーマンの手入れ作業が始まります。適切に手入れをして、たくさんのピーマンを収穫しましょう。