ホクコーオリゼメート顆粒水和剤 − 適用表・使用方法など詳細情報

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ホクコーオリゼメート顆粒水和剤

種類名
プロベナゾール水和剤
メーカー
北興化学工業株式会社 メーカーサイト
剤型名
水和剤
用途
殺菌剤

概要

ホクコーオリゼメート顆粒水和剤は性状が淡褐色水和性細粒の水稲側条用・園芸用殺菌剤です。 世界初の植物防御機構活性化剤(Plant Defence Activator)で、病原菌への直接作用によるものではなく,植物のもつ各種病害抵抗性反応を誘導することによって効果を発揮します。 水稲のいももち病や、キャベツ・はくさい・ブロッコリーの病害に有効で、安定した効果が長く続く殺菌剤です。

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有効成分情報

成分名称 含有濃度 IRAC FRAC HRAC 同じ有効成分の製品
プロベナゾール 48.0000% P2 検索

適用表

作物名 適用病害虫名 希釈倍率 使用液量 使用時期 使用方法 本剤の使用回数 プロベナゾールを含む使用回数
いもち病 500g/10a 移植時 ペースト肥料に混合し側条施肥田植機で施用する。 1回 2回以内(移植時までの処理は1回以内)
いもち病 500g/10a 湛水直播時 ペースト肥料に混合し側条施肥は種機で施用する。 1回 2回以内(移植時までの処理は1回以内)
ブロッコリー 黒腐病 100倍 セル成型育苗トレイ1箱またはペーパーポット1冊(約30×60cm、使用土壌約1.5〜4㍑)当り0.5㍑ 定植時 灌注 1回 1回
ブロッコリー 黒斑細菌病 100倍 セル成型育苗トレイ1箱またはペーパーポット1冊(約30×60cm、使用土壌約1.5〜4㍑)当り0.5㍑ 定植時 灌注 1回 1回
はくさい 軟腐病 100倍 セル成型育苗トレイ1箱またはペーパーポット1冊(約30×60cm、使用土壌約1.5〜4㍑)当り0.5㍑ 定植時 灌注 1回 1回
はくさい 黒斑細菌病 100倍 セル成型育苗トレイ1箱またはペーパーポット1冊(約30×60cm、使用土壌約1.5〜4㍑)当り0.5㍑ 定植時 灌注 1回 1回
キャベツ 黒腐病 100倍 セル成型育苗トレイ1箱またはペーパーポット1冊(約30×60cm、使用土壌約1.5〜4㍑)当り0.5㍑ 定植時 灌注 1回 1回
キャベツ 黒斑細菌病 100倍 セル成型育苗トレイ1箱またはペーパーポット1冊(約30×60cm、使用土壌約1.5〜4㍑)当り0.5㍑ 定植時 灌注 1回 1回

特徴

側条施用でいもち病に効果

田植機の側条施肥と同時に、ペースト状肥料に混和するしていもち病を予防します。
田植時に同時処理することができ、本田防除と同様の効果が期待できます。

キャベツ・はくさい・ブロッコリーの病害に有効

キャベツ・はくさい・ブロッコリーの黒斑細菌病やはくさいの軟腐病、ブロッコリーやキャベツの黒腐病に、予防効果を発揮します。

使用方法

稲に対しては、ペースト肥料に混合し、野菜は水で希釈して散布します。

農家web編集部からのポイント

効果が長く続く

有効成分は根から速やかに吸収されて体内に浸透移行するため、少数回の施用で長期間にわたり安定した効果を得ることができます

使用上の注意

効果・薬害等の注意

  • 本剤をペースト肥料に混合し側条施用する場合は、次の事項に注意すること。
    • 予め本剤を同重量の水に混ぜ、これをペースト肥料に加えて均一に混合し、側条施肥田植機または側条施肥は種機で本田に施用 する。
    • 本剤と混合したペースト肥料は、その日のうちに使用すること。
    • 同一の病害を防除対象とする育苗施用薬剤とは併用しないこと。
    • 移植後は湛水状態(湛水深3~5cm)を保ち、稲苗が活着するまで田面が露出しないよう水管理に注意すること。
    • 本田が砂質土壌の水田や漏水田、未熟有機物多用田の場合には使用をさけること。
  • 本剤をセル成型育苗トレイまたはペーパーポットに灌注する際は、調製液をセル成型育苗トレイまたはペーパーポット上方から灌注すること。また、本剤が土壌に十分に吸収されないおそれがあるので処理直前や直後の灌水はさけること。
  • 定植後、低温が続き、苗の活着遅延が予測される場合は使用をさけること。
  • 空袋は圃場などに放置せず、適切に処理すること。
  • 本剤の使用に当っては使用量、使用時期、使用方法を誤らないように注意し、特に初めて使用する場合には病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましい。

安全使用上の注意

  • 誤飲、誤食などのないよう注意すること。
  • 本剤は眼に対して刺激性があるので、眼に入らないよう注意すること。 眼に入った場合には直ちに水洗し、眼科医の手当を受けること。
  • 散布の際は農薬用マスク、手袋、不浸透性防除衣などを着用するとともに保護クリームを使用すること。 作業後は直ちに身体を洗い流し、洗眼・うがいをするとともに衣服を交換すること。
  • 作業時に着用していた衣服等は他のものとは分けて洗濯すること。
  • かぶれやすい体質の人は作業に従事しないようにし、施用した作物等との接触をさけること。
  • 夏期高温時の使用をさけること。
  • 魚毒性等:水産動植物(魚類)に影響を及ぼすので、養魚田では使用しないこと。 散布後は河川、養殖池等に流入しないよう水管理に注意すること。
  • 保管:直射日光をさけ、なるべく低温で乾燥した場所に密封して保管すること。

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