アークエース1キロ粒剤 − 適用表・使用方法など詳細情報
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概要
アークエースは、水稲の初期除草剤で性状は黄赤色細粒です。 有効成分のブタクロールはノビエなどの一年生雑草に優れた効果を発揮するとともに、ACNの成分が藻や表面剥離、浮草に対して高い効果をあげるます。 専用散布機による田植同時期に散布することが可能です。
EC | 楽天市場 | Amazon |
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商品名 | 水稲用初期除草剤 アークエース1キロ粒剤 1kg | アグロカネショウ アークエース1キロ粒剤 1㎏ |
参考価格 |
1,888円
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1,972円
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適用表
作物名 | 適用雑草名 | 希釈倍率 | 使用液量 | 使用時期 | 使用方法 | 本剤の使用回数 | ブタクロールを含む使用回数 | ACNを含む使用回数 |
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移植水稲 | 一年生雑草 | 1kg/10a | 移植時 | 田植同時散布機で施用 | 1回 | 2回以内 | 3回以内 | |
移植水稲 | マツバイ | 1kg/10a | 移植時 | 田植同時散布機で施用 | 1回 | 2回以内 | 3回以内 | |
移植水稲 | ホタルイ | 1kg/10a | 移植時 | 田植同時散布機で施用 | 1回 | 2回以内 | 3回以内 | |
移植水稲 | ヘラオモダカ | 1kg/10a | 移植時 | 田植同時散布機で施用 | 1回 | 2回以内 | 3回以内 | |
移植水稲 | ミズガヤツリ | 1kg/10a | 移植時 | 田植同時散布機で施用 | 1回 | 2回以内 | 3回以内 | |
移植水稲 | アオミドロ・藻類による表層はく離 | 1kg/10a | 移植時 | 田植同時散布機で施用 | 1回 | 2回以内 | 3回以内 | |
移植水稲 | 一年生雑草 | 1kg/10a | 植代後〜移植7日前または移植直後〜ノビエ1.5葉期 ただし、移植後30日まで | 湛水散布又は無人航空機による散布 | 1回 | 2回以内 | 3回以内 | |
移植水稲 | マツバイ | 1kg/10a | 植代後〜移植7日前または移植直後〜ノビエ1.5葉期 ただし、移植後30日まで | 湛水散布又は無人航空機による散布 | 1回 | 2回以内 | 3回以内 | |
移植水稲 | ホタルイ | 1kg/10a | 植代後〜移植7日前または移植直後〜ノビエ1.5葉期 ただし、移植後30日まで | 湛水散布又は無人航空機による散布 | 1回 | 2回以内 | 3回以内 | |
移植水稲 | ヘラオモダカ | 1kg/10a | 植代後〜移植7日前または移植直後〜ノビエ1.5葉期 ただし、移植後30日まで | 湛水散布又は無人航空機による散布 | 1回 | 2回以内 | 3回以内 | |
移植水稲 | ミズガヤツリ | 1kg/10a | 植代後〜移植7日前または移植直後〜ノビエ1.5葉期 ただし、移植後30日まで | 湛水散布又は無人航空機による散布 | 1回 | 2回以内 | 3回以内 | |
移植水稲 | アオミドロ・藻類による表層はく離 | 1kg/10a | 植代後〜移植7日前または移植直後〜ノビエ1.5葉期 ただし、移植後30日まで | 湛水散布又は無人航空機による散布 | 1回 | 2回以内 | 3回以内 |
特徴
有効成分のブタクロールは、雑草の幼根部から吸収されて成長を阻害して枯死させます。
ノビエやアゼナなどの一年生雑草やマツバイ、ホタルルイ、ミズガヤツリなどに高い効果があります。
また有効成分のCANは、葉の部分から吸収されて光合成阻害作用します。藻類やアオミドロによる表面剥離も防ぐ効果があります。
使用方法
田植同時の場合は散布機で、移植後は潜水散布で行います。
農家web編集部からのポイント
初期剤なので中・後期剤との体系処理もしくは、一発処理剤との組み合わせで使用すると効果が高まります。藻類による表層剥離に対する散布適期は発生始期までには行いましょう。
散布にあたっては、十分に湛水し水漏れがないことを確認してください。散布後7日間は落水やかけ流しはせず、この間給水が必要な場合はオーバーフローしないように穏やかに給水します。
専用散布機による田植え同時散布も可能ですが、散布後は速やかに給水をして、田面の露出のないよう湛水状態を維持します。その時は水があふれ出ないように注意ましょう。
使用上の注意
効果・薬害等の注意
- 本剤は雑草の発生前から発生初期に有効なので、ノビエの1.5葉期までに、時期を失しないように散布する。 なお、多年生雑草は生育段階によって効果にふれが出るので、必ず適期に散布する。ホタルイ、ヘラオモダカ、ミズガヤツリ及びアオミドロ・藻類による表層はく離は発生始期までが本剤の散布適期である。
- 苗の植付けが均一になるように、整地、代かきはていねいに行い、ワラくずなどの浮遊物はできるだけ 取り除く。また、未熟有機物を施用した場合は特にていねいに行う。
- 散布に当っては、水の出入りを止めて湛水のまま田面に均一に散布し、少なくとも4日間は通常の湛水 状態(3~5cm)を保ち、田面を露出させたり、水を切らしたりしないようにし、また、散布後7日間は落水、 かけ流しはしない。
- 田植え同時期に散布する場合は、通常の移植作業と同様の落水下で田植えと薬剤の散布を行い、散布後 入水して通常の湛水状態を保つ。梅雨期等、散布後に多量の降雨が予想される場合には、除草効果が低下することがあるので使用をさける。
- 下記のような条件下では薬害が発生するおそれがあるので使用をさける。特に下記①~③の条件と散布 時または散布数日以内の梅雨明けなどによる異常高温が重なると初期生育の抑制が顕著になるので注意する。
①極端な砂質土壌の水田及び漏水の大きな水田(減水深2cm/日以上)。
②軟弱な苗を移植した水田。
③極端な浅植えの水田及び浮き苗の多い水田。 - 活着遅延を生じるような異常低温が予測されるときは、初期生育の抑制などが生じるおそれがあるので、 このような条件下での使用に際しては、県の防除指針に基づき関係機関の指導を受けることが望ましい。
- 水稲が水没するような極端な深水で使用すると薬害を生じることがあるのでさける。
- 本剤散布後の田面水を他の作物へ灌水しない。
- 本剤使用後の空袋は環境に影響を与えないように適切に処理する。
- 本剤の使用に当っては、使用量、使用時期、使用方法などを誤らないように注意し、特に初めて使用する場合や異常気象時は、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましい。
安全使用上の注意
- 誤食などないように注意する。
- 本剤は眼に対して刺激性があるので、眼に入った場合には直ちに水洗し、眼科医の手当を受ける。
- 本剤は皮膚に対して刺激性があるので皮膚に付着しないよう注意する。付着した場合には直ちに石けんでよく洗い落とす。
- 散布の際は農薬用マスク、手袋、長ズボン・長袖の作業衣などを着用する。作業後は直ちに手足、顔などを石けんでよく洗い、洗眼・うがいをするとともに衣服を交換する。
- 作業時に着用していた衣服等は他のものとは分けて洗濯する。
- かぶれやすい体質の人は取扱いに十分注意する。
治療法….該当なし
魚毒性等…水産動植物(魚類)に影響を及ぼすので、養魚田では使用しない。
水産動植物(藻類)に影響を及ぼすので、河川、養殖池等に飛散、流入しないよう注意して使用する。
散布後は河川、養殖池等に流入しないよう水管理に注意する。散布器具及び容器の洗浄水は、河川等に流さない。また、空袋等は水産動植物に影響を与えないよう適切に処理する。
保管…密封し、直射日光をさけ、食品と区別して、冷涼・乾燥した所。
PRTR法
- 火災時は、適切な保護具を着用し水・消火剤等で消火に努める。
- 漏出時は、保護具を着用し掃き取り回収する。
- 移送取扱いは、ていねいに行う。