ノミニー液剤 − 適用表・使用方法など詳細情報
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概要
ノミニー液剤は、性状が淡黄色澄明水溶性液体のピリミジニルカルボキシ系の水稲の中・後期除草剤剤です。 イネの一年生雑草、クサネムやイボクサに効果があり、効果が土壌の種類や水分条件に影響を受けにくい除草剤です。
EC | 楽天市場 | Amazon |
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有効成分情報
成分名称 | 含有濃度 | IRAC | FRAC | HRAC | 同じ有効成分の製品 |
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ビスピリバックナトリウム塩 | 2.0000% | 2 | 検索 |
適用表
作物名 | 適用雑草名 | 希釈倍率 | 使用液量 | 使用時期 | 使用方法 | 本剤の使用回数 | ビスピリバックナトリウム塩を含む使用回数 |
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移植水稲 | クサネム | 50〜100mL/10a | 100㍑/10a | 移植後30日〜クサネムの草丈40cmまで 但し、収穫60日前まで | 落水散布又はごく浅く湛水して散布 | 1回 | 1回 |
移植水稲 | イボクサ | 50〜100mL/10a | 100㍑/10a | 移植後30日〜イボクサの茎長30cmまで 但し、収穫60日前まで | 落水散布又はごく浅く湛水して散布 | 1回 | 1回 |
直播水稲 | 一年生雑草 | 100〜200mL/10a | 100㍑/10a | 乾田直播のは種後10日〜ノビエ5葉期まで 但し、収穫60日前まで | 乾田・落水状態で雑草茎葉散布又は全面散布 | 1回 | 1回 |
直播水稲 | クサネム | 50〜100mL/10a | 100㍑/10a | 稲4葉期以降(入水後)〜クサネムの草丈40cmまで 但し、収穫60日前まで | 落水散布又はごく浅く湛水して散布 | 1回 | 1回 |
直播水稲 | イボクサ | 50〜100mL/10a | 100㍑/10a | 稲4葉期以降(入水後)〜イボクサの茎長30cmまで 但し、収穫60日前まで | 落水散布又はごく浅く湛水して散布 | 1回 | 1回 |
特徴
クサネムとイボクサに優れた効果
難防徐雑草のイボクサには優れた防除効果を発揮します。クサネムには、クサネム種子を枯殺もしくは結実抑止することにより、玄米や白米への混入を防ぎます。
直播水稲には一年生雑草にも効果
ノビエ3~5葉期、入水前に茎葉散布することによりノビエをはじめとする一年生雑草に優れた効果を発揮します。
使用方法
そのまま散布します。
農家web編集部からのポイント
散布時の注意点
土壌処理効果があまりないので、雑草の生育期に葉茎全体に薬剤が均一にかかるように散布しましょう。雑草が小さなうちがより効果的です。
また雑草が水中にある場合は、落水状態もしくは、浅水状態の時に散布をするようにしましょう。
使用上の注意
注意事項
- 使用量に合わせ薬液を調製し、使いきってください。
- 土壌処理効果がほとんどないので、雑草の生育期に薬液が雑草の茎葉全体に均一にかかるようにしてください。また、雑草が大きくなりすぎると効果が低減するので時期を失しないように散布してください。 乾田直播においてイボクサ、クサネムを防除するにあたっては、イボクサの茎長30cmまで、クサネムの草丈40cmまでが散布適期です。
- 散布後6時間以内の降雨は効果が減ずることがあるので、天候をよく見極めてから散布してください。 低温下では効果の発現が遅れることがあります。
- 雑草の種類によっては効果が変動する場合があります。
- 流入、飛散による周辺作物への影響に十分注意してください。
- 蚕に対して影響があるので、周辺の桑葉にはかからないようにしてください。
- 処理後、黄化症状が見られる場合があるので、特に高温条件では所定範囲内の低めの薬量を使用してください。
- 移植水稲に使用する場合は一般的注意事項のほかに下記について特に注意してください。
- 散布後の早い時期での入水は効果を低下させることがあるので、散布後2日間は入水をしないでください。
- 処理後、草丈抑制、黄化症状および葉先枯れが見られる場合があるので、なるべく水稲にかからないように散布してください。また、幼穂形成期から乳熟期の水稲には出穂、籾の品質に影響するおそれがあるので、特に注意してください。
- 重複散布は薬害のおそれがあるのでさけてください。
- 雑草が水中にある場合は効果がないので、落水状態またはごく浅水状態(雑草が完全に水面上に出る状態)にして、雑草の茎葉全体に薬液が付着するようにしてください。また、雑草が大きくなりすぎると効果が低減するので時期を失しないように散布してください。
- れんこん、くわい、いぐさ、せり等の生育を阻害するおそれがあるので、これら作物の生育期の隣接田で使用する場合は、十分注意してください。
- 散布や調製に使用した器具・ホース等は水洗、水通しをしてください。
- 散布器具、容器の洗浄水および残りの薬液は河川などに流さず、容器、空きビン等は環境に影響を与えないよう適切に処理してください。
- 使用にあたっては使用量、使用時期、使用方法などを誤らないように注意し、特に初めて使用する場合は、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることをお勧めします。
安全使用上の注意
- 原液は眼に対して刺激性があるので、散布液調製時には保護メガネを着用して薬剤が眼に入らないよう注意してください。眼に入った場合には直ちに水洗し、眼科医の手当てを受けてください。 皮ふに対して刺激性があるので、散布の際は手袋、長ズボン・長袖の作業衣等を着用して皮ふに付着しないよう注意してください。付着した場合には直ちに石けんでよく洗い落としてください。
- かぶれやすい体質の人は取扱いに十分注意してください。
- 保管…密栓し、直射日光をさけ、食品と区別して、冷涼な場所に保管してください。