クリンチャー粒剤 − 適用表・使用方法など詳細情報

概要

クリンチャーは水稲のノビエ防除剤で、発芽後から5葉期までのノビエに高い効果がある後期除草剤です。 稲（イネ）に高い安全性があり、効果の発現が速く、ノビエを枯死させます。 そして、散布後の降雨や土質の違いによる効果への影響がほとんどないのも特長です。 性状は、類白色細粒です。

有効成分情報

特徴

粒剤で発芽後から5葉期までのノビエに高い効果

クリンチャーは水稲のノビエ防除剤で、発芽後から5葉期までのノビエに高い効果がある後期除草剤です。
稲（イネ）に高い安全性があり、効果の発現が速く、ノビエを枯死させます。
ノビエのほかキシュウスズメノヒエ、アゼガヤにも効果があります。

散布後の降雨や土質の違いによる効果への影響がない

散布後の降雨や土質の違いによる効果への影響はほとんどありません。

使用方法

細粒であり、湛水散布又は無人ヘリコプターによる散布になります。

農家web編集部からのポイント

• 高葉齢のノビエに高い効果を示す茎葉処理剤のため，広葉雑草には効果がありません。一発処理剤、体系処理剤使用後のノビエの補正散布，後次発生対策として使用してください。
• 散布時には3～5cmの水深を守ってください。そして、ノビエ5葉期での散布では、水深を5cmに保ってください。そして散布後3～4日は湛水状態を保ち、散布後7日間は落水、かけ流しはしないでください。
• 散布適期を越えてしまうと効果が劣ります。時期を失しないように散布しましょう。

使用上の注意

使用上の注意点

• 本剤はトウモロコシ，食用ヒエ，ソルガムなどのイネ科作物およびキャベツの生育を阻害するおそれがあるので，これらの作物の生育期に隣接田で使用する場合にはかからないよう十分注意する。また，散布田の水田水をこれらの作物に灌水しない。
• 水産動植物（甲殻類）に影響を及ぼすので，養魚田では使用しない。本剤を使用した苗は，養魚田には移植しない。
• 漏水田（減水深2cm/日以上）では，薬害が発生するおそれがあるので使用しない。