かつての農作業は、まさに農耕というイメージそのままに手作業が中心でした。農作物を育てるためには、鍬や鋤を使って手作業で土を耕す必要がありました。現代では、耕運機を使って快適に土を耕すことができます。特に近年の技術の進歩はめざましく、プロ農家でなくとも、簡単かつ安価に耕運機を入手できるようになっています。
この記事を通じて、あなたにぴったりの「家庭用耕運機」を見つけてみましょう。
家庭用耕運機とは?
家庭でも気軽に手軽に使えるような耕運機のことを指します。一部の製品の名称に「家庭用耕運機」という言葉が使われていますが、農業機械メーカーや販売店においては多くの場合、「ミニ耕運機」や「小型耕運機」という呼称が使われています。「ミニ」や「小型」といった言葉のもつ印象とは裏腹に、重量150kgを超すような耕運機も含まれています。この記事ではもっと小さく、気軽に手軽に使えるようなものを「家庭用耕運機」と位置付けて紹介します。
女性でも使える?
近年の耕運機は操作がぐっと簡単になってきており、女性、男性、子供、お年寄り問わず問題なく使うことができます。また、プロ仕様の大きな耕運機から、庭先や花壇を耕すのにぴったりな小さな耕運機まで、幅広い製品が展開されています。それぞれの希望に叶う製品が、きっとあるはずです。
1万円で買える?
1万円以内で買える耕運機もあります。1万円以内で買える主な耕運機をまとめました(価格は日々変化しますので、購入先や閲覧時期によって1万円を超えている可能性があります)。いずれも家庭用掃除機のような、ハンディタイプとなっています。
1万円以内で買える耕運機は価格的な魅力はあるものの、パワー不足な部分は否めません。土を耕すというよりは、土をほぐすような目的で使用するとよいでしょう。かたい土を耕す場合には、以下で紹介する耕運機がおすすめです。
家庭菜園でのおすすめは?
小規模な家庭菜園でおすすめしたい耕運機に、「電動耕運機」と「ガス耕運機」があります。いずれも動力源(燃料)の入手が簡単で、さらにメンテナンスが楽という特長があります。
電動耕運機
電動耕運機とは、動力源に電気を使う耕運機のことを指します。メリットとして家電と同じ要領で手軽に使用できることがあります。一方、デメリットとして耕す力が劣っていることがあります。
電動耕運機は、さらに「充電式」と「電気式」に大別することができます。
充電式(コードレスタイプ)
充電池を使う耕運機です。コードレスなので、場所を選ばずどこでも使えるのが最大のメリットです。一方、「電気式」と比べると、連続作業時間が限られてしまうこと、耕す力が劣る傾向があること、高価であることなどがデメリットです。
マキタ「MUK360D」
DIY用品でもおなじみの電動工具トップメーカーであるマキタの技術が凝縮された電動耕運機です。分割式ロータリー刃により中耕除草にも利用できたり、跳ね上げ式移動用車輪や2段減速ギアが採用されていたりとユーザーのニーズをしっかり満たしてくれます(跳ね上げ式移動用車輪は、ワンタッチで抵抗棒との切り換えができます)。ハンドルを折りたたみ、幅をとらない収納が可能です。本体のみのものがMUK360DZ、リチウムイオンバッテリ1本付のものがMUK360DWB、リチウムイオンバッテリ2本付のものがMUK360DWBXです。
クボタ「ニューミディ 菜レント」
国内首位の農業機械メーカーであるクボタの電動耕運機です。菜レント(サイレント)の名前通り静かで騒音が小さいのが特長で、住宅街での農作業でも安心して使えます。車軸ローターの耕運機ですが、後部に取り外し不要の移動尾輪が標準装備されており、手押しでラクラク運搬できます。運転スイッチレバーを握ると動き、離すと停止する簡単操作なので、初心者であっても安全に使えます。最大連続運転時間60分の長持ちバッテリーを搭載。コンパクトサイズのボディながら固い畑でもしっかり耕せるのは、さすがクボタ製品といったところです。
オカネツ工業「Curvo」
オカネツ工業は、岡山県に本社を構える老舗の農業機械メーカーです。技術力に定評があり、特に耕運機については大手農業機械メーカーにOEM製品を提供しているほどです。「Curvo」(クルボ)は、2馬力相当という電動耕運機の中では最強クラスの力強い耕運が可能です。
YARD FORCE「コードレス耕運機プラス」
YARD FORCE(ヤードフォース)は、北米を中心に展開されているガーデンツールブランドです。電動工具をはじめ、本格的なエンジン機器から家庭用高圧洗浄機まで幅広く取り扱うグローバルメーカーとして世界14カ国で販売されています。「コードレス耕運機プラス」は、重さ3.5kgという軽量のハンディタイプなので非常に小回りがききます。本格的な耕作というよりは、家庭菜園や庭土を掘り起こすといった用途で使用するとよいでしょう。
電気式(電源コードタイプ)
電源コード先端の電源プラグをコンセントに接続することで使う耕運機です。「充電式」と比べると、連続作業時間に限りがないこと、耕す力が勝る傾向があること、安価であることなどがメリットです。一方、コンセントがない場所では使えないことがデメリットです。
リョービ「電気カルチベータ ACV-1500」
リョービブランドは、電動工具やガーデン機器などでもよく知られています。実は、電動工具やガーデン機器などを手掛けていたリョービ株式会社のパワーツール事業部門は、2018年に京セラグループの京セラインダストリアルツールズ株式会社へと事業譲渡されています。しかし、リョービブランドは継続使用となっており、アフターサポート含めユーザーを大事にしてくれる信頼できるメーカーである点も変わっていません。
高性能モーターが搭載されているため、排気量50mlエンジンに相当するトルクを発生、パワフルな耕運が可能です。しっかりと土壌に食い込むナタ爪が採用されていること、延長コードや巻込み防止ガイドが標準装備されていることも特長です。また、培土器および培土けん引車輪(土寄せおよび畝立て)、中耕車輪(中耕)、スパイラルロータ(雑草掘り起こし)といった別売りのアクセサリーアタッチメントを装着することで、各種管理作業も行うことができます。
アルミス「耕す造」
アルミス(ALUMIS)は佐賀県に本社を構える、アルミ製品および農業用資材メーカーです。「耕す造」の最大の魅力は、安価であることです。もちろん安価であるだけでなく、二重ロックの搭載により誤作動を防ぐといった安全への配慮も忘れていません。使い方も非常にシンプルですので、まずは耕運機を試してみたいという人にはぴったりです。コンパクトモデルのAKT-300WR、ミドルパワーモデルのAKT-500WR、パワーアップモデルのAKT-1050WRがあります(車軸回転数380rpm、耕運幅450mmとさらに強力な耕運を実現したATP-1000WRというモデルもあります)。
ナカトミ「ドリームパワー ERC-10D」
ナカトミ(NAKATOMI)は、長野県に本社を構える産業機械メーカーです。派手さはありませんが、安全性・使いやすさ・品質にこだわった製品を展開しています。「ドリームパワー ERC-10D」も同様に、過不足なく必要な機能が詰め込まれています。レッドとブラックで彩られたクラシックスタイルの機体がおしゃれです。
高儀「菜援くん」
高儀は、刃物の産地として有名な新潟県三条市を創業地とする老舗の刃物・工具メーカーです。「菜援くん」は、重量も軽く、さらに持ち運びグリップ付きなので、家庭菜園や花壇までの運搬にも便利です。スイッチを入れるだけの簡単始動になっています。なお、高儀の「EARTH MAN 36V 充電式耕運機 GCV-360LiA」という製品もあります。
ガス耕運機
ガス耕運機とは、動力源にガスを使う耕運機のことを指します。メリットとして電動耕運機と比べて、最大出力(馬力)が大きいためパワフルな耕運が可能で、さらに別売のアタッチメントを利用することで耕運だけでなく各種管理作業も可能といったことがあります。デメリットとして電動耕運機の電気代と比べて、ガスボンベ(カセットガス)の燃料代が高くつきがちといったことがあります。
ガス耕運機の種類は、あまり多くありません。広く知られているメジャーな製品は、次の通りです。
ホンダ
ホンダのガス耕運機は、業界初のガス耕運機であった三菱「エコ・ラテ」とほぼ時を同じくして発売され、今に至るまで根強い人気があります。ホンダ製品は、デザインや機能性が洗練されていて、分かりやすく使いやすいという特長があります。また、ガス耕運機を含むHondaパワープロダクツ(※1)には、「賠償責任保険(施設所有管理者特約)」が無償で付帯されるもの嬉しいポイントです(対人1億円、対物1,000万円と上限として、賠償金を補償するという内容です)。
(※1)Hondaパワープロダクツ:耕運機、除雪機、発電機、蓄電機、電動カート、刈払機、芝刈機、草刈機、ブロワ、水ポンプ、高圧洗浄機、動力噴霧機など
ピアンタ FV200(型式名FBCJ)
ピアンタ(Pianta)という名称は、イタリア語の「植物」から名付けられたそうです。車軸ロータータイプの耕運機で、重量も軽いので、手軽な使い勝手を求めている人にぴったりといえます(専用のキャリーボックスを利用すれば、耕運爪が自動車などを汚すことなく持ち運びできます)。畑の土質や状態によっても異なるとされていますが、ガスボンベ(カセットガス)1本で連続運転時間最長60分というのは、他製品と比べてもかなり長いです。握ると動き、放すと止まる安心安全なスロットルレバーを採用しています。
アタッチメントも充実しています。着脱もアジャスターピンにより、ピンを耕運機から外すことなくスムーズに行えます。畝立てや中耕培土に用いるパープル培土器、除草に用いるスパイラルローター(イエロースパイラルローター)、整地に用いるスーパー整地レーキ、保管に用いるボディーカバーなどがあります。
サ・ラ・ダCG FFV300(型式名FBDJ)
フロントロータリータイプの耕運機です。フロントロータリータイプは耕運爪が前方にあるので、足元を気にせず安心して作業を行うことができます。その他「ピアンタ FV200」と比べると、重量や耕運幅も増加しています。また、ARS(アクティブ・ロータリー・システム)という内爪で正転、外爪で逆転に土をかき回す独自の同軸・同時正逆転ロータリーが採用されています。したがって、かたい畑でもムラなくしっかり耕すことができます。
アタッチメントも充実しています。アタッチメントの取り付けにはヒッチセット(スマートヒッチ)が必要ですが、「ピアンタ FV200」に取り付け可能なものに加えて、マルチ作業器(マルチャー)にも対応しています。ミニもしくは小型耕運機で、マルチ作業(マルチシート張り)ができる機種は珍しいです。
三菱
業界初のガス耕運機を発売したのが、三菱農機株式会社です。三菱農機株式会社は、2015年にインド自動車大手であるマヒンドラ&マヒンドラとの資本業務提携を経て、現在は三菱マヒンドラ農機株式会社に社名変更されています(ホームページなどの会社ロゴは、「三菱農業機械」となっています)。
エコ・ラテ(型式名EL20A)
車軸ロータータイプの耕運機です。大きさもコンパクトで、重量も軽いので、手軽な使い勝手を求めている人にぴったりといえます。電動耕運機と比べると、最大出力が1.9馬力でほとんどの電動耕運機のそれを上回っていることが特長です(空冷4サイクルOHVガスエンジンを搭載)。
エコ・ラテF(型式名ELF20)
フロントロータリータイプの耕運機です。フロントロータリータイプは耕運爪が前方にあるので、足元を気にせず安心して作業を行うことができます。その他「エコ・ラテ」と比べると、重量や耕運幅も増加しています。また、一軸正逆転爪という外側と内側の爪が逆に回転する仕組みが採用されています。したがって、かたい畑でもムラなくしっかり耕すことができるとともに、耕運機が急発進するダッシングの防止機能も果たしています。もちろん各種管理作業も行えます(培土器などけん引タイプのアタッチメントの装着には、作業機ヒッチが必要となります)。
エコ・ラテR(型式名ELR20)
リアロータリータイプの耕運機です。リアロータリータイプは耕運爪が後方にあるので、タイヤのけん引力を利用してパワフルに耕せるのが魅力です。「エコ・ラテF」と比べて、重量や最大出力も増加しているので、より本格的な耕運機ということができます。決して小さくない機体ですが、ワンタッチ移動尾輪が後方に搭載されているので、離れた畑への移動であっても心配いりません。数量限定カラーのサクラ仕様も販売されていたことがあります。
クボタ
クボタは言わずと知れた国内首位の農業機械メーカーです。クボタのガス耕運機は、実は三菱のガス耕運機のOEM製品です。したがって、外装(ボディのデザイン)こそ異なりますが、基本的に性能は同じです。もしも同性能モデルのどちらを購入するか迷う場合には、外装や価格のほか、アタッチメントの種類、各社のサポート体制などで選ぶとよいでしょう。
ニューミディ カチット(型式名TMC200)
ガソリンを燃料とする耕運機にも劣らない最大出力1.9馬力のパワーがあります。コンパクトサイズなので、ハンドルを折りたためば収納や自動車への運搬もラクラクです。エンジン始動はリコイルスターター(リコイルロープ)を引くだけ、発進はハンドル手元のクラッチレバーを握るだけと操作も簡単です。アタッチメントには、培土器のほか、培土車輪、草削りカゴロータ、回転ヒッチなどがあります。
NEW 菜ビ カチット(型式名FTR3500-C)
フロントロータリータイプの耕運機です。フロントロータリータイプは耕運爪が前方にあるので、足元を気にせず安心して作業を行うことができます。その他「ニューミディ カチット」と比べると、重量や耕運幅も増加しています。また、一軸正逆転爪という外側と内側の爪が逆に回転する仕組みが採用されています。したがって、かたい畑でもムラなくしっかり耕すことができるとともに、耕運機が急発進するダッシングの防止機能も果たしています。変速レバーを「中立手押し」に切り替えると車輪が負荷なく回転するため、軽い力で楽に移動させることができます。「後進」の変速も標準装備されているので、畦際や狭い場所での取り回しもスムーズです。アタッチメントには、培土器のほか、ブルー溝浚機などがあります。
ガソリン耕運機はさらにパワフルな耕運力(性能や価格を一覧表で比較)
「電動耕運機」や「ガス耕運機」では歯が立たないようなかたい土壌を耕したい場合、もっと広い面積を耕したい場合などには、ガソリンを燃料として利用する耕運機を使うことになります。
大手農業機械メーカーが販売しているガソリンを燃料として利用する「ミニ耕運機」の性能や価格を一覧表にまとめました。上記した「電動耕運機」や「ガス耕運機」の一部も一覧表に含まれていますので、比較して希望機種の選定に役立ててください。なお比較がしやすいように、一部の数値については、メーカー公表値から農家web編集部にて当該単位に換算したものを記載しています。
製品 | クボタ 菜レント TME15 | クボタ TMC200 | クボタ TMS200 | クボタ ミディstyle TMS30-M5TUE3 | クボタ 菜ビstyle TRS30 | クボタ 陽菜Smile TRS500 | クボタ TRS900 | ヤンマー QT17 | ヤンマー YK750SP,Z | ヤンマー YK3000FP | イセキ KMR400SDUH | イセキ KCR507SDU | イセキ KCR605HXW | VAC3600 | 三菱 ELR20 | ホンダFV200 | マキタ MUK360DZ | マキタ MKR0250H | マキタ MKR0360H | マキタ MKR036 2H | マキタ MKR036H | マキタ MKR0760H | マキタ MKR0761H | ||||||||||||||||||
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動力源 | 電気 | ガス | ガソリン | ガソリン | ガソリン | ガソリン | ガソリン | ガソリン | ガソリン | ガソリン | ガソリン | ガソリン | ガソリン | ガソリン | ガソリン | ガソリン | ガソリン | ガソリン | ガソリン | ガソリン | ガス | ガソリン | ガソリン | ガソリン | ガス | ガス | ガソリン | ガソリン | ガソリン | ガソリン | ガソリン | ガソリン | 電気 | ガソリン | ガソリン | ガソリン | ガソリン | ガソリン | ガソリン | 電気 | 50(ガソリン):1(2サイクル専用オイル) |
タイプ | 車軸ローター | 車軸ローター | 車軸ローター | 車軸ローター | フロントロータリ | リアロータリ | リアロータリ | リアロータリ | フロントロータリ | 車軸ローター | 車軸ローター | リアロータリ | リアロータリ | フロントロータリ | フロントロータリ | リアロータリ | リアロータリ | リアロータリ | 車軸ローター | 車軸ローター | リアロータリ | フロントロータリ | 車軸ローター | リアロータリ | 車軸ローター | フロントロータリ | 車軸ローター | 車軸ローター | 車軸ローター | フロントロータリ | リアロータリ | リアロータリ | 車軸ローター | 車軸ローター | 車軸ローター | リアロータリ | フロントロータリ | リアロータリ | リアロータリ | 車軸ローター | 車軸ローター |
全長×全幅×全高(mm) | 1137×485×891 | 1125×480×1065 | 1100×575×980 | 1200×650×1080 | 1370×550×1090 | 1285×490×1050 | 1520×620×1035 | 1850×720×1170 | 1630×680×1070 | 1060×540×960 | 1265×620×1030 | 1470×610×1130 | 1565×710×1125 | 1225×555×1050 | 1235×540×1095 | 1320×580×1030 | 1440×580×1150 | 1525×600×1035 | 1060×540×960 | 1085×550×965 | 1375×575×1090 | 1370×550×1090 | 1100×575×980 | 1355×575×1090 | 1055×485×990 | 1465×465×1015 | 1060×475×990 | 1115×585×975 | 1340×655×1080 | 1465×465×1015 | 1385×560×1050 | 1480×570×1025 | 1119×488×925 | 1,075×480×977 | 1140×660×1060 | 1355×575×1090 | 1370×550×1090 | 1340×600×1130 | 1340×600×1130 | 1040×480×965 | 1040×480×965 |
重量(kg) | 21 | 27 | 22 | 42 | 53 | 52 | 87 | 158 | 125 | 20 | 37 | 80 | 139 | 55 | 62 | 77 | 91 | 101 | 20 | 35 | 60 | 54 | 22 | 61 | 20 | 54 | 18 | 27 | 52 | 51 | 71 | 93 | 23.2 | 18 | 37 | 61 | 53 | 86 | 87 | 18.5 | 19 |
最大出力(馬力) | 0.4 | 1.9 | 2.2 | 2.7 | 3.0 | 3.0 | 4.2 | 7.0 | 6.3 | 1.6 | 3.0 | 4.2 | 7.0 | 3.0 | 2.7 | 3.8 | 4.1 | 5.4 | 1.6 | 2.7 | 2.2 | 3.0 | 2.2 | 3.0 | 1.5 | 1.6 | 2.2 | 2.0 | 4.9 | 2.0 | 3.3 | 4.9 | 0.98 | 1.4 | 3.0 | 3.0 | 3.0 | 6.3 | 6.3 | – | 1.7 |
耕運幅(mm) | 400 | 420 | 575 | 650 | 500 | 450 | 550 | 600 | 600 | 480 | 550 | 500 | 600 | 500 | 500 | 500 | 500 | 550 | 480 | 550 | 500 | 500 | 575 | 500 | 350 | 450 | 450 | 545 | 630 | 410 | 460 | 510 | 350 | 430 | 600 | 500 | 500 | 550 | 550 | 360 | 360 |
対応面積目安(坪) | ~30 | ~20 | ~30 | ~30 | ~120 | ~120 | ~270 | ~600 | ~600 | ~30 | ~50 | 60~ | 60~ | ~120 | ~30 | ~120 | ~270 | ~270 | ~50 | ~80 | ~30 | – | – | – | ~30 | ~100 | ~30 | ~100 | ~300 | ~100 | ~100 | ~300 | ~20 | ~30 | ~150 | ~150 | ~150 | ~300 | ~300 | ~30 | – |
希望小売価格(税込) | 109,780円 | 109,780円 | 89,800円 | 106,480円 | 162,030円 | 157,080円 | 186,230円 | 385,000円 | 308,440円 | 82,500円 | 98,780円 | 183,700 | 363,000円 | 167,200円 | 190,300円 | 187,000円 | 242,000円 | 274,320円 | 72,600円 | 100,100円 | 163,900円 | 160,600円 | 91,300円 | 159,500円 | 109,780円 | 209,000円 | 75,900円 | 109,780円 | 149,380円 | 177,980円 | 175,780円 | 250,800円 | 102,960円 | 94,050円 | 161,700円 | 218,900円 | 220,000円 | 295,900円 | 326,700円 | 61,000円 | 91,000円 |
レンタルできる?
年に数回しか使わなかったり、保管収納スペースがなかったりという理由から、耕運機をレンタルしたい場合があるかもしれません。農業機械や農業資材といった農機具は、購入するものであってレンタルするものではないという潮流がこれまではありました。しかし、世間一般に「所有」から「共有」への概念の変容があり、農業分野でもレンタルサービスが少しずつ増えてきています。耕運機のレンタルを行っている会社や団体として、以下などがあります。
- レンタルサービスを手掛ける事業会社
- JA(農業協同組合)
- ホームセンター
家庭用耕運機は、1万円を切る安価なものから、10万円を超える高価なものまで幅広い価格帯を形成しています。自身の状況や用途に合わせて、購入するかレンタルするかを判断するとよいでしょう。
中古販売されている?
家庭用耕運機は、耕運機の中では比較的安価な部類といえます。しかしながら、中古でもいいからもっと安く入手したいという人もいるでしょう。その場合におすすめなのが、大手オークションサイトである「ヤフオク!」を利用する方法です。
オークションというと価格を随時確認しなくてはいけないなど煩わしいイメージがあるかもしれませんが、実は現在の「ヤフオク!」には「定額」で出品されている商品が多くあります。「定額」で出品されている商品は、オークション形式とは異なり、表示されている価格に対し購入ボタンを押すだけで即時取引完了となります。このように煩わしさもなくなっているばかりか、農機商品の取扱い数も急拡大しており、非常に使い勝手のよいサービスに進化しています。
以下にリンクを用意しましたので、ぜひ一度のぞいてみるとよいでしょう。
=>ヤフオク!で検索してみるまとめ
本記事では代表的な「電動耕運機」や「ガス耕運機」に加え、ガソリンを燃料として利用する「ミニ耕運機」を紹介しました。さらに探したいときには、以下のものなどが候補として考えられます。
- BLACK+DECKER(ブラックアンドデッカー)「18V 2.0Ahリチウムミニ 耕運機 LGC120N」
- 国華園「パワフルコードレス耕耘機」
- キンボシ「ミニティラー CV-252R」
- 新ダイワ(やまびこ)「CRR631-M」
- オーレック「PICO」
畑やご自身の状況に合ったものを探すことはもちろん大事ですが、気に入って使えるかも同じくらい重要です。もし直感的に良いと感じるようなものがあれば、縁があったということかもしれません。あなたもお気に入りの家庭用耕運機と長靴を手に取って、畑や花壇へと出かけてみてはいかがでしょうか。