アルミスの耕運機をチェックしている人の中には、質量小さめの機種、ハンディサイズの機種、家電機器のように扱うことができる機種などを探している人もいるかもしれません。実際にアルミスには、そうした要望を満たす機種があります。
この記事では、アルミスの耕運機についてまとめて紹介します。
アルミス(ALUMIS)とは?
アルミス(ALUMIS)は佐賀県に本社を構える、アルミ製品および農業用資材メーカーです。「使って満足できる商品」と「選んでもらえる商品」を目指した商品開発を進めています。
アルミ製品の定番は、アルミブリッジです。アルミブリッジは、耕運機やトラクターなどの農耕機械を軽トラ(小型トラック)に積み下ろしする際などに使われます。もちろん、アルミに関わる他の製品、形材、板材、地金、仮設資材、パレット等の物流機材なども幅広く取り扱っています。また、農業用資材には、野菜の水耕栽培システム、育苗棚、台車、電動式手押し車などがあります。
さらに、自転車やバイクの開発販売も手掛けています。こうした技術やノウハウを反映してか、アルミスの耕運機には他社製品とは少し趣の異なる特長があります。
アルミス耕運機のラインナップ
アルミス耕運機は、動力(燃料)の違いによって「ガス耕運機」と「電動耕運機」に整理すると分かりやすいでしょう。
ガス耕運機
動力源にガスを使う耕運機を「ガス耕運機」などとよぶことがあります。ガスとして、鍋やバーベキューでも使われる家庭用ガスボンベ(カセットガス)を利用します。量販店やスーパーなどで手軽に入手できるのが魅力です。
アルミスのAK4-40Cは、2021年1月に販売が開始されました。電気カルチベータがラインナップの中心であったアルミスにおいては、待望のエンジンカルチベータということになります。
AK4-40C最大の特長は、低価格であることです。家庭菜園や園芸のレベル感からすると高額に思われることもあるガス耕運機で、かなりの低価格が実現されています。4サイクルエンジンを搭載していますが、エンジンオイルが必要な点には注意しましょう。
AK4-40C | |
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製品 | |
動力源 | ガス |
全長×全幅×全高(mm) | 460×940×1200 |
重量(kg) | 16.4 |
耕運幅(mm) | 240 |
対応面積目安(坪) | ― |
電動耕運機(耕す造)
アルミスの電動耕運機は、「耕す造」シリーズと名付けられています。動力としてエンジンではなくモーターを使用しているのでパワフルさでは劣りますが、燃料を入手する手間がなく、メンテナンスも楽であることが魅力です。家電と同様の操作感で、音も静かなため住宅街でも使えます。
「コードレス式」と「コード式」に区別して整理すると分かりやすいでしょう。いずれも軽量コンパクトながら、ガーデニングから小規模な畑まで耕せるパワフルなパワーがあります。
コードレス式
充電タイプのリチウムイオンバッテリーから電気を取り出します。電源コードがないため、場所を選ばず使うことができる小回りのよさが魅力です。耕運幅が狭いので、家庭菜園やガーデニング用のカルチベータとしての利用が王道ですが、軽量コンパクトであることを活かして畝間の中耕除草に利用するというアイデアも考えられます。
AKT-18V | |
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製品 | |
動力源 | 電気(バッテリー) |
全長×全幅×全高(mm) | 205×270×1340 |
重量(kg) | 4.4 |
耕運幅(mm) | 190 |
対応面積目安(坪) | 5 |
コード式
コード式の最大の魅力は、手軽さと安価であることです。もちろん安価であるだけでなく、二重ロックの搭載により誤作動を防ぐといった安全への配慮も忘れていません。ハンドルを握ってスイッチを押すだけと使い方も非常にシンプルですので、まずは耕運機を試してみたいという人にはぴったりです。
家庭菜園や小規模な畑であれば、十分に耕せる性能です。ロータリー刃の高速回転により、硬い土壌であっても作業はラクラクです。たとえば、ATP-1000WRでは380rpm(1分間に380回転)を実現していますので、ハイパワーで快適に掘り起こすことができます。
複数の仕様がありますので、注文に際しては品番をよく確認するようにしましょう(電源を利用するので、必要に応じて延長コードなどの付属品も注文します)。
AKT-300WR | AKT-500WR | AKT-1050WR | ATP-700WR | ATP-1000WR | |
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製品 | |||||
動力源 | 電気 | 電気 | 電気 | 電気 | 電気 |
全長×全幅×全高(mm) | 220×290×1380 | 225×345×1250 | 390×930×1100 | 370×370×1300 | 400×460×1400 |
重量(kg) | 4 | 7.4 | 12.5 | 9.5 | 13.4 |
耕運幅(mm) | 190 | 300 | 300 | 360 | 360 |
対応面積目安(坪) | ― | ― | 20 | 16 | 20 |
まとめ
アルミス(ALUMIS)は佐賀県に本社を構える、アルミ製品および農業用資材メーカーです。「使って満足できる商品」と「選んでもらえる商品」を目指した商品開発を進めています。
アルミ製品の定番は、アルミブリッジです。アルミブリッジは、耕運機やトラクターなどの農耕機械を軽トラ(小型トラック)に積み下ろしする際などに使われます。もちろん、アルミに関わる他の製品、形材、板材、地金、仮設資材、パレット等の物流機材なども幅広く取り扱っています。また、農業用資材には、野菜の水耕栽培システム、育苗棚、台車、電動式手押し車などがあります。
さらに、自転車やバイクの開発販売も手掛けています。こうした技術やノウハウを反映してか、アルミスの耕運機には他社製品とは少し趣の異なる特長があります。
なお、家庭用耕運機の人気メーカーやブランドとしては、ホンダ(HONDA)、マキタ(makita)、リョービ(RYOBI)、オーレック(OREC)などがあります。より本格的な耕運機を探している場合には、クボタ(kubota)、ヤンマー(YANMAR)、イセキ(ISEKI)などもチェックしてみるとよいでしょう。