キュウリの植え付け(定植)の方法を詳しく説明します。キュウリの植え付けはポイントを抑えておけば何も怖くありません。時期と準備、方法をしっかりと理解して苗を植え付けましょう。
キュウリ栽培の基本や各作業に関しては、下記の一覧を参考にしてください。
キュウリの植え付け(定植)の時期は?
植え付け(定植)の時期として適しているのは、気温が安定してくる頃です。カレンダーで考えると、5月中旬から6月中旬ころまでとなります(一般地、露地栽培の場合)。
植え付ける苗の状態は、本葉2.5枚から4枚になったころが植え付けのタイミングとしてはふさわしい状態です。品種によって適切な植え付けのタイミングが異なる場合があるので、種や苗のパンフレットやラベルをよく読むことをおすすめします。
キュウリの植え付け(定植)の前にすることは?
キュウリの定植前に必要な作業としては土作り、畝立て、マルチング(マルチ張り)支柱立てがあります。下の記事に詳細が記載されていますので参考にしてください。
キュウリの植え付ける場所、間隔は?
キュウリは支柱の組み方によって、植え付けのレイアウトが変わります。合掌式に支柱を組み立てた場合は、2列(2条)で植え付けると効率が良いです。直立式に組み立てた場合には、1列(1条)となります。植え付ける間隔は下の表を参考にしてください。
畝幅 | 畝間 | 畝高 | 条間(列間) | 株間 |
---|---|---|---|---|
90cm | 100cm | 15cm〜20cm | 60cm | 50cm |
畝幅 | 畝間 | 畝高 | 条間(列間) | 株間 |
---|---|---|---|---|
50cm | 100cm | 15cm〜20cm | – | 50cm |
キュウリの植え付け(定植)の方法は?
植え付け(定植)は、根の活着をよくする(根の張りをよくする)ために晴れている午前中に行いましょう。根の活着の良否はその後の生育に大きな影響を及ぼします。植え付けの作業の手順は下のとおりです。
- マルチを張っている場合には、マルチに穴を開けます。穴を空ける時にはカッターでばつ印(×)に切るか、マルチ穴あけ器を使いましょう。
- 植え穴を浅く掘ります。
- 植え付けをする前に、苗の鉢(ポット)と植え穴の両方に十分に水やりをします。
- 苗を穴に入れて、上から軽く押さえます。
- マルチの穴が完全にふさがっていない場合には、土でふさぎます。
植え付けが終わったら、予め立てておいた支柱に誘引しましょう。園芸用の麻ひもやワイヤーなどで茎を支柱にくくりつけます。麻ひもの場合は、8の字形に茎と支柱を結びます。誘引テープやテープナーで誘引してもOKです。
植え付けのあとにすることは?
植え付けが終わったら、いよいよキュウリの手入れ作業が始まります。適切に手入れをして、たくさんのキュウリを収穫しましょう。