ソーチェーン、ガイドバー、ヤスリ、防護服などのチェンソー用品に印字されたオレゴン(OREGON)のロゴを見かけたことはありますか。チェンソーはもちろん、草刈機や芝刈機用品としても世界的に有名な製品ブランドです。
この記事では、チェンソー用品で有名なオレゴン(OREGON)について紹介します。
オレゴン(OREGON)とは?
オレゴン(OREGON)は、アメリカ合衆国オレゴン州に本社を置くブラント・インターナショナル(Blount International, Inc.)が展開する製品ブランドです。世界100か国以上で製品が販売されており、日本ではブラント・ジャパン株式会社が販売を統括しています。
製品として、林業、造園業、農業、土木建設業などで使用される屋外作業機器が展開されています。具体的には、チェンソー、ハーベスター、ハーベスターバー、ハーベスターチェーン、グラインダー、チップソー、刈払機、草刈機、芝刈機、ブロワー、ヘッジトリマーおよびそれらの部品やアクセサリーなどがあります。丸ヤスリや砥石などのメンテナンス工具も充実しています。
とりわけチェンソー用品は有名で、ソーチェーン(替刃)、ガイドバー、スプロケットは、ほとんどの主要なチェンソーメーカーに適用できます。
オレゴン(OREGON)の代表的な製品
チェンソーに関係する、オレゴン(OREGON)の代表的な製品として以下のようなものがあります。
ソーチェーン(替刃)
最も有名なのはソーチェーンで、世界No.1ブランドとされています。実際に、日本の主要なチェンソーメーカーほぼ全てで採用されています(マキタ、リョービ、共立、新ダイワ、丸山、ハイコーキ、タナカ、ハイガー、ゼノア、シングウなど)。海外チェンソーメーカーであるスチールとハスクバーナでは、純正のソーチェーンが採用されていますが、オレゴンのソーチェーンとも互換性があります。
切れ味やカット性能が高いのは言うまでもありませんが、キックバック防止機能があったり、竹切り仕様のソーチェーンがあったりと幅広いラインナップとなっています。
標準装備されていることも多く、チェンソーを購入したタイミングでは気付かないかもしれませんが、替刃を探すタイミングでは認識することになるはずです。プロショップはもちろん、ホームセンターや通販でも気軽に購入できます。ソーチェーンタイプには、たとえば以下のようなものがあります。
- 20BPX
- 21BPX
- 22BPX
- 25AP
- 73LPX
- 72DPX
- 90PX
- 91PX
- 91VXL
- 95VPX
- 95TXL
チェンソー
ソーチェーンなどのパーツだけでなく、チェンソー本体もラインナップしています。オレゴンチェンソーは、DIYや園芸分野でも活躍します。
CS1500 電動チェンソー
電源コードを利用した電力供給により動作するチェンソーです。他社製品では、「AC電源式」や「電気チェンソー」ともよばれるチェンソーです。数秒間レバーを引くだけで目立てができてしまう「パワーシャープ目立てシステム」や16インチガイドバーが採用されている点が珍しく、特長といえます。
CS300 チェンソー
充電式のバッテリーにより動作するコードレスチェンソーです。エンジンではなくモーターを動力とするので、排気ガスがなく、振動も小さいメリットがあります。ソーチェーン技術に強みのあるオレゴンらしく、数秒間レバーを引くだけで目立てができてしまう「パワーシャープ目立てシステム」が採用されています。
PS250 ポールソー
ポールソーは、地上に足をつけた状態で高所の枝打ちや剪定ができるチェンソーです。「高枝チェンソー」などとよばれることもあります。オレゴンのポールソーは、バッテリーも含めて重量6kgなので、比較的軽量で作業性に優れます。
防護服と保護具
オレゴンでは、チェンソー作業時に着用する防護服と保護具を「セーフティギア」と称して幅広く取り扱っています。主なセーフティギアに次のようなものがあります。
ブーツ
複数のチェンソーブーツを取り揃えています。防刃仕様となっているため、山林に足を踏み入れる際はもちろん、草刈り作業で安全を保つため履くことも考えられます。
防護ズボン
オレゴンの防護ズボン「ユーコン」や「フィヨルドランド」は、耐熱および耐油仕様となっていますので、たとえばチェンオイルの飛散による汚れが原因で生地が破けるということも防げます。
チャップス
オレゴンのチャップスは、耐水および耐油仕様となっているため、洗濯機や乾燥機を利用することができます。ハイコーキ(Hikoki)などでも同一のチャップスを販売しています。
グローブ
オレゴンの「アクティブ グローブ」は、丈夫な牛革を素材としているため防刃機能と防振機能を有し、長時間の作業やアウトドアの場面でも活躍します。「プロテクティブ グローブ」は、伸縮性のある繊維素材と高品質レザーを組み合わせることで、クラス0の防刃機能と防寒性をもたせています。革製で手首はマジックテープ留めの「ワーキング グローブ」は、グリップ力や通気性が高く、刈払機、草苅機、芝刈機、ヘッジトリマーなどでの利用が想定されます。
ヘルメット
オレゴンの「高性能ヘルメット」には、衝撃や紫外線にも強いABS樹脂が採用されています。内側のスウェットバンドが汗を吸収するとともに、20か所の通気孔が熱気を逃がすため蒸れることなく快適を保ちます(スウェットバンドは取り外して丸洗いもできます)。さらに、開閉も簡単なステンレス製のメッシュバイザーが顔面を保護、クッション性の高いイヤーマフは27dBまで遮音します。
まとめ
オレゴン(OREGON)は、アメリカ合衆国オレゴン州に本社を置くブラント・インターナショナル(Blount International, Inc.)が展開する製品ブランドです。世界100か国以上で製品が販売されており、日本ではブラント・ジャパン株式会社が販売を統括しています。
製品として、林業、造園業、農業、土木建設業などで使用される屋外機器が展開されています。具体的には、チェンソー、ハーベスター、ハーベスターバー、ハーベスターチェーン、グラインダー、チップソー、刈払機、芝刈機、ブロワー、ヘッジトリマーおよびそれらの部品やアクセサリーなどがあります。丸ヤスリや砥石などのメンテナンス工具も充実しています。
そのうち最も有名なのはソーチェーンで、世界No.1ブランドとされています。実際に、リョービ(RYOBI)などの主要な国内チェンソーメーカーほぼ全てで採用されています。スチール(STIHL)などの海外チェンソーメーカーでは、純正のソーチェーンが採用されていますが、オレゴンのソーチェーンとも互換性があります。
ソーチェーンを知り尽くした世界No.1ブランドだからこそ開発ができる、優れたチェンソーやセーフティギアも展開しています。ぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。