充電式チェーンソーは、バッテリーを動力源とするコードレスのチェンソーで、エンジン式より静かで取り扱いしやすいため家庭でも使いやすいチェンソーです。ここではおすすめの充電式チェーンソーの種類や特徴の他選び方のポイントについても説明します。
充電式チェンソーの選び方のポイント
充電式チェンソーを選ぶポイントは、パワーとガイドバーの長さ、重さが特に重要です。
充電式チェンソーは、バッテリーの分重くなります。バッテリー電圧の高い方がパワーがありますが、値段が高額になります。ガイドバーとはチェーンソー刃の部分で、この長さが長いほど大きな木を1回できることができますが、取り回しがしにくくなります。用途や経験、力にあったチェンソーを選ぶのがポイントです。
充電式チェンソーは多くありますが、チェンソーは安全性が重要です。価格は少し高いかもしれませんが、安心できるメーカーのものを使いましょう。またバッテリーは家庭でもできれば18V以上がおすすめです。
初心者におすすめの軽量タイプの充電式チェンソー
京セラ(旧リョービ) BCS-1800L1
電動工具としては認知度の高いブランドRYOBI(リョービ)は、2018年に京セラ変わっています。京セラのBCS-1800L1は、軽量でコンパクトな家庭用の充電式チェンソーです。
電源は18Vで、重さ2.3kg、有効切断長さ250mmなので太い枝木も切れる、スピードと機動力を兼ね備えたバランスの取れたチェンソーです。価格も手ごろで、18Vなのでパワーもあり誰でも使いやすいチェンソーです。
製品名 | KYOUSERA BCS-1800L1 |
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概要 | |
有効切断の長さ | 250mm |
電池パック | B-1815LA(18V) |
質量 | 2.3kg |
サイズ | 長さ517×幅207×高さ182mm |
メーカー希望小売価格(税別) | 29,500円 |
工進(KOSHIN)SCS-1820
工進(KOSHIN)SCS-1820は枝切に特化した充電式小型チェンソーです。2.3kgと軽量で、直径5cmの枝を2.5秒できることができるスピードを重視しています。跳ね返り防止ガード付きで安全にも考慮されており、市場価格もバッテリー付きで2万円ほどとお手ごろなのも魅力です。
製品名 | 工進(KOSHIN)SCS-1820 |
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概要 | |
ガイドバーの長さ | 200 mm (有効切断長さ125mm) |
電池パック | 18V |
質量 | 2.3kg |
サイズ | 長さ475×幅195×高さ195cm |
メーカー希望小売価格(税別) | オープン価格 |
マキタ MUC150DZ
電動工具の日本シェア1位のマキタの製品ももちろん外せません。マキタの製品はプロも使用する機能、安全性に優れた製品ですが、少しお値段が高いのではマキタからはハンディタイプのチェンソーをおすすめします。マキタのMUC150DZは、手軽に使えるハンディタイプに、ガイドバー150㎜の本格切断性能をもった充電式ハンディチェンソーです。
マキタ製品の特徴である、ハイパワーブラシレスモータ搭載、防滴・防じん「アプト」機能、安全性にも考慮された優れた製品です。マキタの18Vバッテリは汎用性が高く390種類以上の工具にも使えるため、様々な工具を使う人にはマキタ製品はおすすめです。
製品名 | マキタ MUC150DZ |
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概要 | |
ガイドバーの長さ | 150mm |
電池パック | BL1860B(18V) |
質量 | 2.0kg |
サイズ | 長さ459×幅90×高さ249 |
メーカー希望小売価格(税別) | 36,400円(バッテリー別売) |
ハンディタイプのミニチェンソーについては、詳しい記事がありますのでこちらも参考にしてください。
パワーのあるおすすめの充電式チェンソー 3選
充電式チェンソーはエンジン式に比べパワーが不足しがちですが、最近ではエンジン式と同等のパワーを持つ充電式チェンソーも製造されています。
マキタ MUC353D
マキタのMUC353Dは汎用性の高い18Vを2本使った、30mLエンジン式と同等の使用感があるチェンソーです。高出力でエンジン並みの高回転で、初心者の人からベテランまで幅広くお勧めしたいモデルです。扱いやすい91PX-52Eチェーン刃仕様で、キックバックが少ない安全使用です。
マキタにはこの他にもさらにハイパワーな40Vmaxバッテリー搭載の、42mLエンジン式クラスのMUC019Gもあります。
製品名 | マキタ MUC353D |
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概要 | |
ガイドバーの長さ | 350mm |
電池パック | 36V(18V+18V) |
質量 | 5.2kg |
サイズ | 長さ761×幅211×高さ235 |
メーカー希望小売価格(税別) | 53,600円(バッテリー別売) |
ハイコーキ CS3635DB
ハイコーキは旧日立グループの会社のブランドで、2017年にグループを離脱し社名は変わりましたが、70年以上も続く実績と信頼があるメーカーです。
ハイコーキのバッテリーには、マルチボルトとよばれる独自技術が採用されたリチウムイオン電池が使われています。マルチボルトバッテリーは電圧36Vにも関わらず、製品に応じて18Vに切り替わるという優れものです。CS3635DBは、高効率・長寿命なブラシレスモーター搭載、高トルクモーターでパワフルに切断します。
製品名 | ハイコーキ CS3635DB |
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概要 | |
ガイドバーの長さ | 350mm |
電池パック | 36V |
質量 | 4.6kg |
サイズ | 長さ760×高さ247×幅214mm |
メーカー希望小売価格(税別) | 46,600円(バッテリー別売) |
ハスクバーナ(Husqvarna) 535i XP
ハスクバーナは、農林業機械や建設機械といった野外作業機の開発販売を行うスウェーデンに本社を置く世界的なメーカーです。ハスクバーナーの540i XPはプロ向けに製造されている樹木保全用高性能バッテリーチェンソーです。
35mlクラス相当の能力があり、優れたエルゴノミクス、高いパフォーマンス、チェンスピードが特長で大工、建築業者、造園業者の方にもお勧めできるプロ仕様のチェンソーです。
製品名 | ハスクバーナ 535i XP |
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概要 | |
ガイドバーの長さ | 300mm |
電池パック | 36V |
質量 | 2.6kg(バッテリーおよびバー・チェン除く) |
サイズ | 長さ430×幅255×高さ230 |
メーカー希望小売価格(税別) | 67,100円(バッテリー別売) |
まとめ
チェンソーは大きくガソリンを燃料とするエンジン式チェンソーと電気で動く電動チェンソーがあります。充電式チェンソーは電動チェンソーのうち、充電池を使いコードレスでつかうチェンソーで、バッテリーチェンソーやコードレスチェンソーとも呼ばれます。
充電式チェーンソーは、エンジン式に比べパワーはありませんが音も静かで、ガソリンによる排気ガスの臭いもありません。充電さえしておけばスイッチ一つですぐに動かせるのが魅力です。
パワーのあるエンジン式チェンソーを使いたい場合には詳しい記事がありますのでそちらも参考にしてください。