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アバガンサス肥料

アガパンサス 肥料の与え方と育て方のポイント

アバガンサス肥料

アガパンサスは肥料はそれほど多く必要ありませんが、花つきを良くしたり大きな花を咲かせるには、適期に適した肥料を与えることが大切です。ここではアガパンサスの栽培別(地植え・プランター)の肥料の与え方を中心に、育て方のポイントについて説明します。

アガパンサスに肥料を与える時期とやり方

肥料分はそれほど多く必要ありませんが、花つきを良くしたり大きな花を咲かせるには、適期に適した肥料を与えることが大切です。

地植えや鉢植え別に、肥料の時期と与え方について説明します。

地植え

アガパンサスは地植えにすると、5年~10年ほど植えたままにできるため、できれば日当たりがよく水はけのよい場所を選びましょう。

元肥

植物の苗や苗木を植え付け(定植する)前に予め土壌へ施しておく肥料を「元肥(もとひ・もとごえ)」と言います。元肥は、初期生育を助ける働きがあり、肥料効果が長く続く緩効性や遅効性の肥料を施すのが一般的です。

植え付けは3月~4月、9月~10月が適期です。庭植えでは肥料は土づくりと一緒に行います。

  1. 苗を植え付ける場所を決め、掘り起こします。
  2. 掘り起こした庭土7腐葉土3の割合で、腐葉土をいれよく混ぜます。
  3. さらに緩効性肥料を施肥し、苗を植えつけます。
  4. 苗が根付くまでは、水やりをしっかり行いましょう。

追肥

追肥(ついひ)は元肥がきれたころに施す肥料で、植物が生育するタイミングに肥料を与えることで、新芽や根の成長を助ける肥料です。

アガパンサスは元肥がしっかりしていれば花が咲きますが、花つきをよくするためには9月と3月にゆっくりと効果のでる緩効性肥料を追肥しましょう。緩効性肥料を株の周りにばら撒いて、土と軽く混ぜます。

鉢植え

鉢植えの場合はポット苗の場合は、できれば早めに一回り大きな鉢に植え替えしましょう。植え替え時には元肥入りの草花用の培養土が便利です。肥料が入っていない場合には元肥として緩効性肥料を施しましょう。

鉢植えの場合は、庭植えに比べて水やりなどで肥料が流れやすいため、4月~6月、9月~10月に追肥を行います。月に1度鉢植え用の肥料を置き肥するか、液体肥料を使う場合は2週間に1度程度、水やり代わりに与えます。

アガバンサスにおすすめの肥料

アガバンサスには、地植え・鉢植えともにゆっくり効果のでる緩効性肥料がおすすめです。花の肥料などのリン酸(P)を高めた肥料がよいでしょう。

アガパンサスを庭植えにする場合などは、5年ほど栽培を続けることができるので、土壌改良もできる堆肥有機質肥料を使い、鉢植えなどでは、有機配合肥料や、鉢の上に置くだけの置き肥も手軽で便利です。

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アガバンサスの育て方のポイント

アガパンサスの基礎知識

アガパンサスは、南アフリカ原産の多年草の草花で、耐寒性の強い冬に落葉する品種と常緑の品種があり草丈も、グランドカバーになるような小型種から1m以上にもなる大型種まで種類が豊富です。

耐暑性もつよく落葉種であれば耐寒性にも優れており、丈夫で手間がかからないので初心者の人でも育てやすい草花です。やせ地でも育つので肥料はそれほど与えなくても花は咲きますが、肥料を適期に与えて育てると花つきがよくなります。

学名 Agapanthus
属名 ヒガンバナ科ムラサキクンシラン属(アガパンサス属)
原産地南アフリカ
樹高・草丈30cm~150cm
耐寒性等耐寒性:強い~普通(品種による) 耐暑性:強い
開花期5月下旬~8月上旬
花言葉「恋の訪れ」「ラブレター」「知的な装い」

栽培環境・水やり

アバガンサスはやせ地や日陰でも育ちますが、日当たりがよく水はけのよい場所を好みます。耐暑性は強いですが、耐寒性は落葉性の品種は強く、常緑性の品種はあまり強くないので、地植えする場合には、地域にあった品種を選びましょう。

乾燥に強いので、地植えでは水やりは乾燥が続く時以外は、特に必要ありません。鉢植えは土が乾いたら鉢底から水がでるまでたっぷり与えましょう。

植え替え

地植えの場合は、植えつけてから5年~10年ほど、同じ場所で栽培が可能です。鉢植えの場合は3年~4年に一度植え替えが必要です。株が混みあってくると花つきがわるくなるので、植え替え時に株分けをして植え替えます。

植え替え時期は、3月~4月、9月~10月が適期です。株を2~3個に分けて新しい用土に植え替えます。あまり小分けにすると花がつかないので5芽程度は残して株分けしましょう。

植え替え時の用土は、元肥入りの草花用の培養土が便利です。

増やし方

株分けの他、挿し木やタネからも増やすことができます。種から育てると開花までに3~4年かかるので、株分けか挿し木がおすすめです。

花茎切り

種を取らない場合には、花が枯れたら株の消耗を防ぐためにも、早めに花茎を切り取りましょう。切り花として飾るのもおすすめです。

花が咲かないのは肥料のせい?

アガバンサスは花が咲かない原因は肥料のせいでしょうか。アガバンサスの葉やつるばかり伸びて、花芽がつかない場合は、肥料過多(窒素分が多い)の可能性があります。その場合は追肥を控えてみましょう。

その他にも、日照不足や株が混みあっている、水やりによっても花芽がつかないことがあります。肥料の量や成分の他、栽培環境も見直してみましょう。

執筆者・監修者情報
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農家web編集部のメンバーが「農業者による農業者のための情報サイト」をコンセプトに、農業に関するあらゆる情報を丁寧にまとめてお届けしていきます。
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