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観葉植物の肥料

観音竹(カンノンチク) 肥料の与え方と栽培のポイント

観葉植物の肥料

観音(カンノンチク)の美しい葉を維持するには、肥料はいつ、どんな肥料を、どのように与えたらよいのでしょうか。ここでは観音竹(カンノンチク)への肥料時期や与え方を中心に、栽培のポイントについてもわかりやすく説明します。

観音竹(カンノンチク)の肥料時期と与え方

肥料の時期

肥料を与える時期は、観音竹の生育期(4月~10月)に肥料を切らさずに与えます。冬は生育が弱るため肥料は与えずに育てます。

肥料の与え方

4月になったら、緩効性化成肥料を置き肥するか、粒剤であればばらまいて軽く土をかけておきます。肥料にもよりますが、2ヵ月ぐらいで肥料が切れるので6月にも同様に追肥します。

夏は生育が弱るため、8月は液体肥料を通常の倍に薄めて、2週間に1度水やり代わりに与えます。

9月になったら、また緩効性化成肥料を与えましょう。それ以降は翌年の春まで肥料は与えません。

観音竹栽培に適したおすすめの肥料

観音竹に与える4月、6月、9月に与える緩効性肥料は、観葉植物用の肥料か固形油粕肥料がおすすめです。地植えや植え替えが少なくなってきた大鉢では有機肥料有機配合肥料がおすすめです。

液体肥料も、リン酸が多い花の肥料ではなく、観葉植物用の肥料がおすすめです。

それぞれの肥料の種類の説明や、おすすめの商品についてはこちらで詳しく説明しています。

観音竹の栽培のポイント

観音竹(カンノンチク)の基礎知識

観音竹(カンノンチク)は、ヤシ科の常緑低木で竹のような葉が特徴的で、園芸品種には斑入りもあります。中国原産ですが、沖縄などにも自生しています。暑さに強く、耐陰性もあり丈夫で育てやすい植物です。

生育適温は20℃~25℃で、暖地では地植えも可能ですが強い光が苦手です。耐寒性は普通ですが、霜にあたると弱るので冬は室内に取り込める、鉢植えが一般的です。よく似た種類に棕櫚竹(シュロチク)があり耐寒性が強いため、地植えでも育てることが可能です。

学名 Rhapis excelsa
属名 ヤシ科カンノンチク属
原産地中国南部
樹高20cm~3m
耐寒性等耐寒性 普通 耐暑性 強い
花言葉「日々の平安」「スマートな淑女」

栽培環境

強い光にあたると葉焼けをおこしやすいため、置き場所は、半日陰か室内の明るい日陰が適しています。

暑さには強いですが、夏の直射日光は大敵です。屋外で育てている場合は、かならず寒冷紗などで日よけをしましょう。冬は霜にあたると弱るため、10℃以下になったら室内で管理しましょう。水やりを控えて冬越しさせます。

水やり

水やりは、用土の表面が乾いたら、鉢底から水がでるまでたっぷり与えるが基本です。冬は水やりの回数を減らしましょう。用土の表面が乾いたら3日ほどたってから、水やりをします。

また水やりだけでなく、葉っぱが湿度を好むのでできれば毎日、葉水を与えて湿度を上げてあげましょう。

植え替え

植え替えは2年~3年に1度行いましょう。適期は5月~6月。古い根を整理してから、一回り大きな鉢に新しい用土に植え替えましょう。

根詰まりをおこすと、葉が枯れたり根が腐ったりしやすいので早めに植え替えましょう。鉢を大きくしたくない場合には、株分けをしてから植え替えるとよいでしょう。

増やし方

観音竹は成長すると子株ができるため、株分けをして増やすことができます。適期は植え替え時と一緒の5月~6月です。子株を切り分けて、古い根を整理してから新しい用土に植え替えます。

病害虫

観音竹は病害虫の心配はあまりありませんが、害虫ではアブラムシカイガラムシなどがつく場合があります。乾燥すると害虫が発生しやすくなるので、葉水を与えて予防しましょう。

発生した場合は、早めに駆除しましょう。歯ブラシでこそげ落としたり、薬剤も有効です。ベニカXファインスプレーは、害虫の駆除だけでなく病害虫の予防にも使えます。

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