農家webかんたん栽培記録サービスのバナーです。
果樹類の肥料

果樹の肥料のやり方

スモモ 果樹類の肥料

果樹の肥料のやり方

果樹が単独のときは、樹幹を中心に輪を描くように溝を掘り(枝先の真下のイメージ)、溝に堆肥肥料を混ぜて与え、土を上から被せる方法が一般的です。この施肥方法は、「輪状施肥」といいます。

輪状施肥のやり方を説明した図
「輪状施肥」

また輪が描けない場合や円を掘るのが大変な場合には、樹幹の中心の輪の3〜5箇所ほどに放射状に穴をあけて施肥する放射状部分施肥」という方法もあります。

「放射能部分施肥・壺状施肥」のやり方を説明した図
「放射能部分施肥・壺状施肥」

また、樹冠に沿うようにいくつかの穴をあけ、肥料を与える「壺状施肥」もよく使われます。

果樹が単独ではなく、複数樹木の場合は、肥料を樹冠のまわりや株の周りにばら撒いて軽く土をかぶせる、ばら撒き施肥(表面散布施肥)がよく使われます。ばら撒き施肥は、単独果樹の追肥でもよく使われる方法です。

肥料を与える際に注意するポイント

肥料は、多ければ多いほどよいというわけではありません。土中肥料の濃度が高くなりすぎると、根が吸水できなくなり、植物に障害が発生したり枯れてしまったりすることがあります。これが「肥料焼け」です。

成長が楽しみで、ついつい肥料を多くあげたくなってしまうかもしれませんが、一般に肥料をあげすぎると、かえって植物が弱ることがあり、樹や枝葉に障害が生じることもあります。肥料は過多にならないよう注意しなくてはいけません。

肥料を上げる回数・タイミングは下記を参考にしてみてください。

また、苗(苗木)は成木に比べ弱いので、特に苗(苗木)の段階では施肥量を減らす工夫が必要です。

肥料の効果を速く効かせたいとき

速く肥料の効果を効かせたいときは、速効性の肥料(化成肥料など)を使う、また、肥料を撒いた後、上から水をかけることで肥料の溶け出しを速くさせる方法があります。

執筆者・監修者情報
執筆者・監修者

農家web編集部のメンバーが「農業者による農業者のための情報サイト」をコンセプトに、農業に関するあらゆる情報を丁寧にまとめてお届けしていきます。
編集部のメンバーは皆、実際に農業に携わりながら情報をまとめています。農学を極め樹木医の資格を持つ者、法人の経営・財務管理に長けている者、大規模農場の営農経験者などバラエティに富んだメンバーで構成されています。他にも農機具やスマート農業機器、ITなどのスキルも兼ね備えています。

農薬販売届 受付番号:210-0099

皆さまに本当に有益な情報をお伝えできるよう、心を込めて運営しています。
執筆者・監修者の詳細についてはこちら

\SNSはじめました!フォローお願いします!/

掲載内容については、調査のうえ、情報の正当性、公平性に万全を期して執筆しておりますが、誤記や誤りなどが見受けられる場合には「お問い合わせ」よりご連絡お願い申し上げます。

スポンサーリンク
\良い!と思ったらシェアお願いします/
\SNSはじめました!フォローお願いします!/
タイトルとURLをコピーしました