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ローズマリー肥料

ローズマリー栽培 地植え・プランター栽培の肥料の与え方

ローズマリー ローズマリー肥料

初心者の人でも育てやすいローズマリーには、どんな肥料をいつ与えればよいのでしょうか。ここではローズマリーの植えつけ時の元肥と生育期の追肥の与え方を中心に育て方のポイントについて説明します。

ローズマリーに肥料は必要?

ローズマリーはやせ地でも育つハーブのため、それほど多くの肥料を多く与えなくても育つ植物です。

地植えでは肥料は年に1度程度で十分育てることができます。鉢植えの場合も、植えつけや植え替えの時に元肥をしっかり与えていれば、追肥は生育の様子をみて少量与える程度でよいでしょう。

早く大きく育てたい、花つきをよくしたり耐寒性を高めたい、香りのよいローズマリーを収穫したい場合には、それぞれにあった肥料を与えて育てるとよいでしょう。

ローズマリーの肥料の与え方

地植え

植え付け時の元肥の与え方

ローズマリーは苗の植え付け時に、土づくりをして肥料を与えてから植えつけます。

  1. 植え付け1週間前ほどに、植えつけ場所を50cm程度掘り起こします。
  2. 掘り起こした場所に腐葉土をいれよく混ぜます。
  3. さらに緩効性肥料をまいて、よく混ぜます
  4. 3から一週間ほどたってから、苗を植えつけます。

追肥の与え方

地植えの場合は、植えつけた年の肥料はほぼ不要ですが、花つきや耐寒性を高めるために秋に有機入りの化成肥料を株の周りにばらまいて、土と軽く混ぜておきます。

翌年の春には、有機肥料堆肥などを与えると土壌がふかふかになり、ローズマリーの好む水はけのよい土壌を作ることができます。

プランター

植え替え・植えつけ時の元肥の与え方

プランターや鉢植えの場合は、植えつけ、植え替え時には元肥入りのハーブの培養土が便利です。肥料分が入っていない土を使う場合は、緩効性肥料を土にませてから植えつけます。

追肥の与え方

プランターの場合も、元肥をしっかり与えていれば肥料はそれほど必要ありません。

しかしプランターは水やりなどで肥料分が流れやすく、土の量が限られているため追肥をして育てましょう。秋に有機配合肥料や化成肥料を、株の周りに蒔いて土と混ぜておきます。液体肥料を水やり代わりに与えててもよいでしょう。

ローズマリーにおすすめの肥料

ローズマリー

ローズマリーに関わらず、植物には3大要素(窒素リン酸カリウム)が必要です。ローズマリーには3要素がバランスよく入っている肥料がおすすめです。

元肥にはゆっくり効果のでる緩効性肥料を使い、追肥には速効性の肥料を使うのが基本です。花つきを良くしたい場合には、リン酸が多く入っている肥料を、耐寒性を高めたいのであればカリウムが多く入っている肥料がおすすめです。

おすすめの肥料の使い方としては、元肥には有機肥料や有機配合肥料などを使い、秋にはカリウムの多い化成肥料がおすすめです。

有機肥料はゆっくり効果が続くので、生長がゆっくりとなり香りの良い葉茎を収穫することができます。有機肥料は臭い等が気になるという人には、有機配合の肥料もおすすめです。

肥料の種類や特色、おすすめの商品についてはこちらで詳しく説明しています。

肥料を与えるタイミング 元肥と追肥

用土に肥料を与えるタイミングによって、肥料の呼び名が変わります。具体的には、「元肥」と「追肥」があります。

植物の苗や苗木を植え付け(定植する)前に予め土壌へ施しておく肥料を「元肥(もとひ・もとごえ)」と言います。元肥は、初期生育を助ける働きがあり、肥料効果が長く続く緩効性や遅効性の肥料を施すのが一般的です。

異なる呼び方として「基肥(きひ)」「原肥(げんぴ)」などと呼ばれる場合もあります。

苗の植え付け後(定植後)、作物が生長していくときに、土壌の肥料切れが起こらないように追加で施す肥料を「追肥(ついひ・おいごえ)」と言います。追肥を施す時期が遅れたりすると、植物の生育期に葉の色が薄くなったり、花が小さくなったりして最悪の場合、枯れてしまいます。特に窒素、カリウムは消費されるのが早いので適切な時期に追肥が必要です。

大きな植木鉢で用土を使う場合は、植え付け時や植え替え時に緩効性の化学肥料や臭いの少ない有機肥料を元肥として十分に施し、その後生育を見ながら液体もしくは固形の化成肥料を追肥として施していくと良いでしょう。

ローズマリーの育て方

ローズマリー

栽培環境

ローズマリーは冬以外は日当たりがよく風通しのよい場所で育てましょう。真夏の直射日光にも耐え、寒さにも比較的強く初心者でも育てやすい植物です。日当たりの悪い場所では花つきが悪くなります。

原産地は、地中海沿岸で乾燥した地域に自生するので過湿は苦手です。特に若い株は過湿に弱いので、梅雨など長雨のときには軒下にいれるようにし、冬は特に水をやりすぎると根腐れの可能性もあるので、注意が必要です。

水やり

春から秋は、表面の土が乾いてから2~3日たってから水やりをします。鉢底から水がでるまで与え、鉢皿には水が溜まらないようにしましょう。冬は水やりの回数を減らし、乾燥気味に育てます。庭植えの場合は、特に水やりの必要はありませんが根が張っていない若い苗には、鉢植えと同様に水やりをします。

植えつけ、植え替え

春と秋が植え付け、植え替えの時期です。用土は水はけのよい土を使いましょう。市販のハーブ用の培養土が便利です。植え替えは生長に合わせて2年に1度、一回り大きな鉢に植え替えます。

剪定・収穫

成長すると、枝が密集したり、だらしなく広がったりして姿が乱れます。春から秋までは収穫も兼ねて剪定をしましょう。株を大きくするのも防ぐことができますし、梅雨前に剪定すると株の蒸れ防止にも役立ちます。

冬にも収穫はできますが、あまりたくさん収穫しないようにしましょう。

ふやし方

剪定した枝を使って、挿し木で増やすことができます。時期は春か秋が良いでしょう。健康な枝を10㎝ほどの長さに切って、土に挿すため下葉は取り除きます。1時間ほど水上げしましょう。湿らせたタネまき用の用土に、枝を挿して半日陰で管理すると1か月ほどで根がでます。

ハイドロカルチャーで育てるときには、水につけたまま発芽させた枝を使いましょう。

害虫に気をつけましょう

ローズマリーは、アブラムシ、カミキリムシ、カイガラムシが発生して寄生しやすいです。野外であればある程、発生し易いといえます。これらの虫が発生した時は、粘着テープで除去する、また殺虫剤などの薬剤で駆除、防虫する方法があります。どちらにせよ、早く対応するに越したことはないので、発見した時はすぐに駆除するようにしましょう。

多く発生している場合は、殺虫殺菌スプレーの「ベニカ」シリーズで害虫退治するのがおすすめです。(ホームセンターのガーデニング・園芸、ガーデニンググッズコーナーによく置かれています)

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