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作物別

すももに使えるおすすめの農薬

実がなったすももの木 作物別

ここでは、すももに発生しやすい病害虫と、それを防除するためのおすすめ農薬を紹介します。

より詳しいすもも(スモモ)の防除情報は、農家web防除暦をご利用ください。

すももの防除暦

すももの代表的な防除暦は以下があります。

すももに発生しやすい病害虫とおすすめ農薬

ハダニ類

ハダニはダニの仲間で、クモの仲間、ハダニ上科に属します。体長は0.3~0.8mmと非常に小さく、吐糸管から糸を出すため、英名は「Spider mite」と呼ばれています。ハダニの種類は非常に多く、主なものでは、ミカンハダニ、カンザワハダニ、ナミハダニなどがいます。農業上でよく問題になるハダニは赤いアカダニ(ミカンハダニ、カンザワハダニ、リンゴハダニなど)を指すことが多いです。(チャノホコリダニは乳白色です)

高温と乾燥した環境を好み、雨が苦手なため、ハウスはハダニが繁殖する格好の場所と言えます。ハダニは卵期間2~3日、幼虫~若虫期間6~7日で成虫になる、蛹を経ない不完全変態で、成長サイクルが早く、大量発生しやすい害虫です。

すももでハダニ類を防除する、おすすめ農薬

カイガラムシ類

カイガラムシは直接植物の汁を吸う(吸汁)ことで、その傷が農作物、蕾が大きくなるにつれ、非常に見た目が悪くなることや、農産物の萎縮、変形、変色、斑点の原因になるといった食害があります。

またアブラムシコナジラミのように、甘露の排泄物を葉や枝、幹に付着させる事で表面に「すす病」が発生して黒く汚れてしまいます。

カイガラムシで真っ黒のすす病になった柿

すももで、カイガラムシ類を防除する、おすすめ農薬

シンクイムシ類

シンクイムシ(芯喰い虫)とは、植物の中に潜り込む昆虫の中で茎、実、芽などを食べる昆虫の総称です。主なシンクイムシは、農業でよく出てくるのは下記になります。

下記の中でもすももでよく発生するのは、ナシヒメシンクイです。

種類名アワノメイガモモシンクイガナシヒメシンクイハイマダラノメイガ
(ダイコンシンクイムシ)
アズキノメイガ
(フキノメイガ)
体長(幼虫)5mm~2cm〜約12mm〜約10mm〜約15㎜〜約25㎜
黄白色で頭は茶色
成虫はオレンジ〜クリーム色)
全体が橙赤色
(成虫は灰白色で銀灰色の鱗毛で覆われる)
全体が淡褐色胴部は乳白色の地色に褐色の縦線、頭部は黒雄の前翅は暗褐色、各横線、紋周辺に黄色斑
生態
特徴
5~9月の間に3回程度発生。
生育サイクルは、幼虫から蛹を経て成虫になるまでで、約1カ月程度。
蛹から羽化した成虫は、生きている間に2~3回産卵する。
冬は土中で繭をつくり幼虫態で越冬する。
越冬幼虫は4~5月になると冬まゆから脱出し、蛹になり、6月上旬頃から羽化が始まり,6~8月成虫になる。
寒冷地以北では年4回発生。
越冬は成熟幼虫で粗皮下、枝のすきまなどに粗い繭を作って越冬する。
年5~6回の発生し、幼虫で越冬。
被害が多いのは7~9月ごろ。葉裏に1粒ずつ産卵、株元に筒状の繭をつくり蛹になる。
年2〜3回の発生。
越冬は食入した茎の中で成熟幼虫で行う。

シンクイムシはどの種類も中に潜り込んで食害しますが、加害具合はそれぞれ特徴があり、異なっています。例えば、モモシンクイガは食入孔が非常に小さいため、外から穴を発見することが困難だったり、逆にナシヒメシンクイは芯折れを発生させ、食入孔は大きかったりします。

すももで、シンクイムシを防除する、おすすめの農薬

灰星病

灰星病は、灰星病菌によって起こります。灰星病菌は前年に発症した枝や果実に残ったまま越冬し、その後5月から8月にかけて、特に降雨が多い時期に胞子を飛散させて、枝や果実に付着して発病します。

発病した場合、果実には小さい淡褐色の斑点が生じ、それが大きくなって果実を腐敗させます。そして最後にはミイラ状になってしまいます。枝に発症した場合は、最悪枝枯れを起こします。

すももで、灰星病の防除に使えるおすすめ農薬

黒班病

黒斑病は桃のせん孔細菌病と同様の細菌で、発症すると小さい斑点から徐々に大きな赤褐色や紫褐色の病班となり、さらに悪化すると黒褐色から黒色に変色していきます。

すももで黒班病に効く農薬

その他すももには、コスカシバ、アブラムシといった病害虫も発生します。詳しい情報は、是非下記を参考にしてみてください。

その他 すももの情報

その他、スモモ(季)の情報として下記があります。ぜひ参考にしてみてください。

栽培に役立つ 農家webのサービス

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作物に適用がある農薬を一覧で探したいときには、「農家web農薬検索データベース」が便利です。

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