ジャガイモ(種イモ)の植え付けの方法を詳しく説明します。種イモの植え付けはポイントを抑えておけば何も怖くありません。時期と準備、方法をしっかりと理解して種イモを植え付けましょう。
ジャガイモ栽培の流れや管理作業(手入れ作業)については下記の記事を参考にしてください。
ジャガイモ(種イモ)の植え付けの時期は?
植え付け(定植)の時期としては、関東の場合、春一番に植え付けを行い初夏に収穫する「春作(春植え)」、秋に植え付けを行い冬に収穫する「秋作(秋植え)」があります。秋作は種イモの入手や植え付け期間の調整の難しさや種イモの腐敗が進みやすいことから、初心者には春作をおすすめします。北海道では「夏作」、九州・四国では「冬作」などその土地の気候に合わせた栽培が可能です。
春作の場合は2月下旬〜4月中旬、秋作の場合は8月下旬〜9月中旬頃を目安に植え付けをしましょう。
ジャガイモ(種イモ)の植え付け(定植)の前にすることは?
種イモの植え付け前に必要な作業としては土作り、種イモの準備があります。下の記事に詳細が記載されていますので参考にしてください。
ジャガイモの植え付ける場所、間隔は?
ジャガイモは1畝に対して1列(1条)で植え付けると効率が良いです。植え付ける間隔は下の表を参考にしてください。
畝幅(ベッド幅) | 畝間 | 畝高 | 条間(列間) | 株間 |
---|---|---|---|---|
60cm〜70cm | 70cm | 20cm〜30cm | – | 25cm〜40cm |
ジャガイモ(種イモ)の植え付けの方法は?
植え付けは種イモが腐らないようにするため、晴れ、もしくは曇りの日に行いましょう。また、植え付け前の数日は雨が降っていないことが望ましいです。大雨が降った場合など、土壌に水分が多く含まれている場合や土が固くしまっているときにも避けたほうが良いでしょう。植え付け後はマルチを張って、余分な水分が入り込まないようにしましょう。
種イモを植え付けるときには土作りの際に予め掘っておいた溝に、切断面(切り口)を下にして置きます。下に植え付けの手順を説明します。
- 土作りの際に予め掘っておいた溝に、切断面を下にして種イモを置きます。株間は25cm〜40cmの間隔が良いでしょう。
- 置いた種イモに5〜8cmほど覆土し、鍬などで軽く押さえます。
- 畝を綺麗に整地し、その上からマルチを張ります。マルチは何色でも問題有りませんが、黒色ポリフィルムを張ると地温を高く保つことができ、収穫を早めたり雑草を抑止する効果があります。
植え付けのあとにすることは?
植え付けが終わったら、いよいよジャガイモの手入れ作業が始まります。適切に手入れをして、たくさんのジャガイモを収穫しましょう。