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ゼノア

ゼノア(Zenoah)草刈機 26ccクラスの刈払機 徹底比較

私達の愛用機ゼノアの刈払機TRZ265Wの写真です。 ゼノア

ゼノアの刈払機(草刈機)は人気が高く、プロの農家の方たちが使っているのはよく見かけます。この記事では、使い勝手のよいエンジン式の26ccクラスのゼノアの刈払機について、製品ごと特長などを解説します。

ゼノアの草刈機(刈払機)の種類

26ccクラスの草刈機(刈払機)は、パワー、コストともにバランスのとれた草刈機です。ここでは26㏄クラスの草刈機の種類と機能や違いについて説明していきます。機能の詳細は、下記で詳しく説明しています。

肩掛け式

ジャストシリーズ TRZ265シリーズ

ジャストシリーズは、シンプルな構造や機能で低価格モデル。畔刈りや家周り、日々の草刈り向けの商品です。低価格モデルですが、パワーや機能など十分な大変コストパフォーマンスの良い製品です。

排気量25.4ccのストラトチャージエンジンを搭載し、ダンパシャフトを改良することでより低振動を実現。ロープをゆっくり引いても簡単にエンジンがかかる、EZスタート機能や、ゼノア独自のスロットルレバーで安全性に配慮されたSTレバーも標準装備されています。

刈刃は、チップソーのみが付いたTRZ265とチップソーとナイロンコードが標準装備のTRZ265-NCがあり、ハンドルはループハンドル、両手ハンドルから選ぶことができます。

製品名TRZ265L(ループ)
TRZ265W(両手)
TRZ265L-NC(ループ)
TRZ265W-NC(両手)
タイプエンジン式・2ストロークエンジン式・2ストローク
パワー25.4mL25.4mL
ブレード(刃)チップソーチップソー
ナイロンコード
質量(kg)4.5(ループ)
4.9(両手)
4.5(ループ)
4.9(両手)
主な機能ストラトチャージエンジン
EZスタート
低振動ダンパシャフト
STレバー
ストラトチャージエンジン
EZスタート
低振動ダンパシャフト
STレバー
目安市場価格約36,000円約40,000円

ジャストシリーズ TR2611ST

ジャストシリーズにはもう1機種、26㏄クラスの肩掛け式刈払機があります。TR2611STは、排ガス規制前のエンジンを使ったモデル。排ガス規制後のストラトチャージエンジンより、燃費はよくないですが始動性が高く、エンジンの吹きあがりがよいので高回転までスムーズに移行します。またTRZ265より軽量です。

旧モデルのTR2611にゼノア独自のスロットルレバーで安全性に配慮されたSTレバーを搭載した機種で、ロープをゆっくり引いても簡単にエンジンがかかる、EZスタート機能も標準装備されています。

製品名TR2611ST-L(ループ)
TR2611ST-W(両手)
タイプエンジン式・2ストローク
パワー25.4mL
ブレード(刃)チップソー
質量(kg)4.3(ループ)
4.6(両手)
主な機能EZスタート
STレバー
目安市場価格約42,000円

農業向け BCZ265-DC

農業向けのBCZシリーズは、過酷な作業に耐えられるように耐久性、始動性、加速性などを高めたシリーズ。

デュアルチョーク(2つのチョーク)装備で、寒い時期などのエンジンの始動性と加速性が抜群。ジャストシリーズと同様に、エンジンは排気量25.4ccの環境によく燃費がよいストラトチャージエンジンを搭載。ダンパシャフトを改良することでより低振動を実現。ロープをゆっくり引いても簡単にエンジンがかかる、EZスタート機能や、ゼノア独自のスロットルレバーで安全性に配慮されたSTレバーも標準装備されています。

機能だけみるとデュアルチョーク以外、TRZ265と大差ないように見えますが、クラッチハウジングがアルミ製であったり、始動が楽になるシリンダーに減圧機構、振動や耐久性を高める部品が使われています。さまざまな場所で刈払機を活用するプロの農家の方には、振動やエンジンの始動、メンテナンスの軽減などは少しの差でも、積み重ねると負担軽減につながるといえるでしょう。

ハンドルは、ループハンドル、両手ハンドルの他、傾斜地や山地につよいツーグリップハンドルも選ぶことができます。

製品名BCZ265T-DC(ツーグリップ)
BCZ265L-DC(ループ)
BCZ265W-DC(両手)
タイプエンジン式・2ストローク
パワー25.4mL
ブレード(刃)チップソー
質量(kg)4.3(ツーグリップ)
4.5(ループ)
4.7(両手)
主な機能デュアルチョーク
ストラトチャージエンジン
EZスタート
低振動ダンパシャフト
STレバー
目安市場価格約56,000円

造園・山林プロ向け BCZ275G

造園・山林プロ向けのBCZ275Gは、よりハードな作業に耐えられるようにアルミタイプより1.5倍の強度を持ちながら軽量なジュラルミンパイプを装備。STレバーの他、レバーを握ったら握った分だけエンジン回転数が上がり、離せばアイドリングする山林の下刈りなどに便利なトレガーレバーも選べます。

ハンドルは、ループハンドル、ツーグリップハンドル、両手ハンドルから選べます。両手ハンドルは防振ハンドルブランケット付きで、手にかかる振動をより軽減します。+20㎝のロングパイプ仕様もあります。

製品名BCZ275GT-DC(ツーグリップ)
BCZ275GL-DC(ループ)
BCZ275GW-DC(両手)
BCZ275AGW-DC(両手・トリガー)
BCZ275GT-L-DC(ツーグリップ)
BCZ275GL-L-DC(ループ)
BCZ275GW-L-DC(両手)
タイプエンジン式・2ストロークエンジン式・2ストローク
パワー25.4mL25.4mL
ブレード(刃)チップソーチップソー
質量(kg)4.5(ツーグリップ)
4.5(ループ)
5.0(両手)
5.0(両手・トリガー)
4.6(ツーグリップ)
4.6(ループ)
5.1(両手)
主な機能デュアルチョーク
ストラトチャージエンジン
EZスタート
低振動ダンパシャフト
STレバーorトリガーレバー
ジュラルミンパイプ
デュアルチョーク
ストラトチャージエンジン
EZスタート
低振動ダンパシャフト
STレバー
ジュラルミンパイプ
+20㎝ロングパイプ仕様
目安市場価格約64,000円約66,000円

背負い式

背負い式草刈機(刈払機)は、肩掛け式草刈機に比べて腰や腕への負担が少なく、長時間でも疲れないことからプロの農家の方に人気です。燃料を入れるタンクも背負うため、タンク容量が格段にアップ、長時間連続して作業できることです。

腕に負担が軽くなると、斜面で使いやすいループハンドルも選択できます。広範囲を一気に草刈りしたい農業者の方には背負式がおすすめです。

ゼノアの背負い式草刈機は、最大の特徴の「くるくるカッター」です。ギアケースとエンジン部がくるくる自由自在に回転する独自のマウント方式で、作業竿も自在に動き持ち替えることも楽になります。

背負い式草刈機については、ゼノアの全製品について細かく説明している記事がありますのでそちらを参考にしてください

肩掛け式刈払機 26㏄クラスの比較一覧

製品名TRZ265L(ループ)
TRZ265W(両手)
TRZ265L-NC(ループ)
TRZ265W-NC(両手)
TR2611ST-L(ループ)
TR2611ST-W(両手)
BCZ265T-DC(ツーグリップ)
BCZ265L-DC(ループ)
BCZ265W-DC(両手)
BCZ275GT-DC(ツーグリップ)
BCZ275GL-DC(ループ)
BCZ275GW-DC(両手)
BCZ275AGW-DC(両手・トリガー)
BCZ275GT-L-DC(ツーグリップ)
BCZ275GL-L-DC(ループ)
BCZ275GW-L-DC(両手)
タイプエンジン式・
2ストローク
エンジン式・
2ストローク
エンジン式・
2ストローク
エンジン式・2ストロークエンジン式・
2ストローク
エンジン式・
2ストローク
排気量(㏄)25.425.425.425.425.425.4
ブレード(刃)チップソーチップソー
ナイロンコード
チップソーチップソーチップソーチップソー
質量(kg)4.5(ループ)
4.9(両手)
4.5(ループ)
4.9(両手)
4.3(ループ)
4.6(両手)
4.3(ツーグリップ)
4.5(ループ)
4.7(両手)
4.5(ツーグリップ)
4.5(ループ)
5.0(両手)
5.0(両手・トリガー)
4.6(ツーグリップ)
4.6(ループ)
5.1(両手)
主な機能ストラトチャージエンジン
EZスタート
低振動ダンパシャフト
STレバー
ストラトチャージエンジン
EZスタート
低振動ダンパシャフト
STレバー
EZスタート
STレバー
デュアルチョーク
ストラトチャージエンジン
EZスタート
低振動ダンパシャフト
STレバー
デュアルチョーク
ストラトチャージエンジン
EZスタート
低振動ダンパシャフト
STレバーorトリガーレバー
ジュラルミンパイプ
デュアルチョーク
ストラトチャージエンジン
EZスタート
低振動ダンパシャフト
STレバー
ジュラルミンパイプ
+20㎝ロングパイプ仕様
目安市場価格約36,000円約40,000円約42,000円約56,000円約64,000円約66,000円

ゼノアの草刈機(刈払機)の特徴と機能

特徴

ゼノアの草刈機には、充電バッテリーを動力にした電動式とガソリンを動力源としたエンジン式があります。エンジン式は種類が豊富で「肩掛け、背負い式、手押し、自走式、振動式、剪定用」などがあります。

ゼノアは草刈機(刈払機)を「農家向け」「造園・山林プロ向け」コストパフォーマンスに優れた「ジャストシリーズ」の3種類にカテゴライズしています。

機能

ストラトチャージドエンジン

ストラトチャージエンジンとは、ゼノアが開発した環境に配慮した排ガス対応エンジンで、カリフォルニア州の第二次排ガス規制に世界で初めて対応した画期的な2サイクルエンジンです。

従来より75%排気ガスを削減し、通常の2サイクルエンジンと比較して、約30%の燃料効率がUP。さらに、優れた冷却性能を持っています。

DC(デュアルチョーク)

DC(デュアルチョーク)の機能とは、草刈機(刈払機)には、エンジンの部分に草刈機(刈払機)にはチョーク(レバー)が付いています。エンジンを始動するときに使用します。寒い時期にはチョークを閉めて始動させるとエンジンがかかりやすくなります。

DCは、チョークを閉めるシャッターチョーク行うと、同時にアクセルの開度を少し開く機能を追加。二つの(デュアル)のチョークで、寒い時期のエンジンの始動や可動を向上させる効果があります。

EZスタート

EZスタート(イージースタート)は、従来のリコイルを大幅に改善しゆっくり引いても、楽にエンジンが始動する機能です。ほとんどの草刈機に標準装備されています

低振動ダンパシャフト

振動、振幅を軽減するダンパシャフトを搭載したモデル。以前のダンパシャフトを改善しより強力に振動・振幅を軽減しています。

STレバー

STレバーは、ゼノア独自のスロットルレバーで安全性に配慮されたレバーです。回転数を固定すると、キックバックや転んだ時などに、回転続けるのはとても危険です。しかしゼノアのSTレバーは、スロットレバーを外すとエンジン回転がアイドルに戻る仕組みになっています。

トリガーレバー

昔からある安全レバーで、レバーを握ったら握った分だけエンジン回転数が上がり、離せばアイドリングに戻ります。微妙なアクセルワークが可能なので、山林の下刈りなどに使われます。

草刈機(刈払機)の排気量について

草刈機(刈払機)は、排気量が20㏄~23㏄、26㏄前後、30㏄以上のもの大きく分けられます。自分の使いたい用途に合わせた排気量の草刈機を選ぶことが重要です。

  • 23ml以下のものは、家の周りの草刈りや、家庭菜園、畔刈りなどに使えます。このクラスの草刈機は軽いものが多いので、女性や体力に自信のない方でも手軽につかうことができます。
  • 26ml前後の草刈機は農業用地の草刈りや、公園などの整備など緑地管理にもよく使われます。パワーもあるのでナイロンコードも使うことができます。
  • 30ml以上の排気量の草刈機は、山林の下草などにも使えます。硬い草でも刈り取ることができ、広い場所に草が生い茂ってしまっている場所などでも、効率よく草を刈ることができます。

エンジン式刈払機のメーカー

エンジン式草刈機は、クボタ、ハークバナー・ゼノア、ISEKIアグリ、共立、

執筆者・監修者情報
執筆者・監修者

農家web編集部のメンバーが「農業者による農業者のための情報サイト」をコンセプトに、農業に関するあらゆる情報を丁寧にまとめてお届けしていきます。
編集部のメンバーは皆、実際に農業に携わりながら情報をまとめています。農学を極め樹木医の資格を持つ者、法人の経営・財務管理に長けている者、大規模農場の営農経験者などバラエティに富んだメンバーで構成されています。他にも農機具やスマート農業機器、ITなどのスキルも兼ね備えています。

農薬販売届 受付番号:210-0099

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