ハイガー(HAIGE)の自走式草刈機は他社と比べて安価ですが、他社製品との機能や性能は大きく違うのでしょうか。この記事では、ハイガーの自走式草刈機についてわかりやすく説明します。
ハイガーとは
ハイガー(HAIGE)は、2009年の創業した群馬に本社があるハイガー・HAIGE産業株式会社の製品ブランド名で、自社で開発・生産しています。生産は中国で行い、自社で開発・製造・販売(自社のオンラインサイトや大手ショッピングサイト)していることで、コストを抑え安価で販売をしています。
草刈機や刈払機、耕運機などの農業器具の他、除雪車やコンプレッサーなどの産業機器やトレーニング用品・DIY製品なども取り扱っています。
ハイガーの自走式草刈機の特徴について
ハイガーの自走式草刈機は、歩行型の「HG-CK165B」と乗用自走式の草刈機があります。ここでは歩行型の自走式草刈機について説明していきます。
ハイガーの乗用草刈機について知りたい方は、詳しい記事がありますのでそちらを参考にしてください。
HG-CK165B
HG-CK165Bは、人が歩きながら使う歩行型の自走式草刈機。歩行型の自走草刈機は、手押し式草刈機とも呼ばれ、ハンドルに力を入れることなく前に自走して草を刈る機械です。
HG-CK165Bは3輪タイプのロータリーモア(オートモア)と呼ばれる種類の自走式草刈機です。3輪タイプの草刈機は小回りが利くのが特徴です。後輪を軸にしてその場で360度回転することができます。刈幅も610㎜と広く、刈高調整も250㎜~750㎜の間で4段階に変えられるので、腰高の草の高刈りも可能です。
刈刃はバーナイフ。バーナイフの特徴は、鉄製の板状の刃で、安価でメンテナンスも簡単ですが、石などの障害物に当ると大きなダメージを受けます。こちらの製品は、オプションで下刈刃をつけることができ、倒れた草を刈り取ることが可能です。
製品名 | ハイガー HG-CK165B |
---|---|
機体寸法:全長×全幅×全高(mm) | 1250×960×900 |
質量(kg) | 60 |
排気量(cc) | 196 |
燃料タンク容量(L) | 1.0 |
刈刃形式 | バーナイフ |
刈幅(mm) | 610 |
刈高(mm) | 250~750(4段階調整) |
目安価格(税込) | 108,360円 |
他社製品との違い
ハイガー製品は他社の製品とどのように違うのでしょうか。オーレックのシャトルモアー「SH51X」と比べてみましょう。
スペックを比較してみると、刈刃は同じバーナイフで、排気量はハイガーの方が多いのでパワーがあり(エンジンはオーレックは三菱、ハイガーは中国メーカーのロンシン)、刈幅も広いです。燃料タンクがハイガーは小さめなので燃料は頻繁に入れる必要があることがわかります。オーレックはその他ハンドルが調整できる、前輪がフリーなので回転しやすいなどもあります。
ハイガー製品は、製品が届いてから自分で組み立てが必要です。メンテナンス等もできるだけ自分でできるように細かく部品も販売されています。販売店や修理店が近くにない場合は特に、自分でのメンテナンスが苦ではない人向けといえます。
自走式草刈機の中ではそれほどスペックの高いものではありませんが、刈払機から自走式草刈機に乗り換えたい人で、広い場所であまり斜面が厳しくない平坦な場所であれば、自走式草刈機は労力を軽減させてくれます。
オーレックやクボタなどの自走式草刈機のメーカーでは、その他使いやすい機能やスペックが高い製品もあります。バリバリ使いたいという人には、その場所にあったある程度スペックの高いものと比較して購入することをおすすめします。
製品名 | オーレック SH51X | ハイガー HG-CK165B |
---|---|---|
機体寸法:全長×全幅×全高(mm) | 1730×660×830 | 1250×960×900 |
質量(kg) | 53 | 60 |
排気量(㎤) | 126 | 196 |
燃料タンク容量(L) | 2.5 | 1.0 |
刈刃形式 | バーナイフ | バーナイフ |
刈幅(mm) | 500 | 610 |
刈高(mm) | 20~70 (無段階ボルト式) | 25/40/55/75 (4段階調整) |
目安市場価格(税込) | 約175,000円 | 108,360円(公式サイト) |